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2020年12月23日

巧緻運動障害

また同じような話になるが。
新タバコロードを歩きながら歩行のチェック。やはり片手でも手を後ろに回して引き上げると歩くのが楽になる。昨日は上腕や肩の刺激が足になにかを及ぼしているのではと書いたが、もう一つ可能性としては広背筋が引っ張られること。そんな反るくらい引っ張られるわけではないが、少しは引きあがる。

手を後ろ手組んだ時にどの筋肉がどうなるとかは、柔整師さんとかPTさんなら解明できるのだろうか。
また、それで歩行が良くなるという理由も。
いや、これは自分だけの現象なのだろうか。そうでないとすれば、歩行を良くする治療に活用できないだろうか。

受傷後、左足にスリッパを履くとすぐに脱げるという現象がおこった。これは自分だけだと思ったが、同じような中枢神経を損傷した人もブログで書いていた。
巧緻運動障害というらしい。要は細かな運動ができないということ。今日初めて知ったコトバ。
この巧緻運動をするためには、どこの筋肉が動かないからこうなるという説明をしてくれる医師はいるのだろうか。それとも、様々な症状が出る中の一つだから、そんな説明すらする必要はないと考えているのだろうか。

細かな動作ができないことは受傷した本人だからわかっている。
それが「そうなります」という症状としてハッキリと告知はされてはいない。皆には当たり前のことでも、それが症状として・名前としてあるのであれば知っておきたかった。

こんな言葉も医者は教えない。立つ・歩くだけが最終目標のリハビリ。
「巧緻運動障害になるのは頚髄を損傷したから」なんて誰でも言える。そうなった時にどうやればマシになる可能性があるということを教えることができなければいけないのでは。それが治る可能性があるかどうかは別にして。適切な治療行為とはそう思うのだが違うのだろうか。
リハビリも立つ・歩かせるはいいが、その後のフォローはどうなのだろう。少なくとも頚髄損傷の人で、歩けるようになったならば巧緻運動障害があるから、どこを動かすことを意識して歩いてくださいという指導が必要なのでは。

医療従事者への文句ではない。ちょっとしたことなのだ。知識を学んでその職についていたら、教えられることは教えて欲しいと思うのは自分だけだろうか。
そうかもしれない。自分の職業で、あることに関してはプロだと思っている。その知識を教えてあげて喜ぶ人、関心を持たない人など色々だ。
でも、違うか。疾病は誰もが治したいと思うはずだ。教えてもらえれば嬉しいはずだ。
もちろん、出来ている医師やリハビリ関係者はいるだろうが。

自分に関していえば、色んな事を最初から知りたかった。良くなりたいのは自分、良くなるよう何かするのは自分なのだ。自分が出来ないことは人に依存するしかないが。
「中枢神経を損傷したら元に戻りません」というネットでの検索からのスタート。
ちょっとした身体の変化が大事だ。その変化を大事な事と受け止めて試行錯誤する。それがリハビリだと思っている。それをやるのは自分だ。

日曜日、みんなで飲んでいる時に食べようと思って箸を伸ばしたら、スッと指から箸が抜けてテーブルの下に落ちた。指で挟んでいるつもりで力が入っていない。これが巧緻運動障害だろう。
そうならないためにどうするのか。視認するのも一つ。指の筋肉を鍛える?それが神経の働きに影響する可能性はあるか。指だから、それに影響を及ぼす腕橈骨筋群に何か刺激を入れていく?これは有効そうだが。

このように、現象を知っていれば対策を自分で考えて実践できる。知らなかったから、ただ力が入らないなぁくらいにしか思っていなかった。対策すら考えていなかった。
治らないかもしれないが、何も知らず、ずっと箸を落とすよりマシだ。
他にも、この障害名に合致する現象は多くあった。が、現実にスリッパが脱げるということは、随分マシになった。
これは足首の柔軟性と足裏の使い方が普通に近づいたからだろうと思っている。

だんだん腹が立ってきた。誰かにではない。無知だった自分と、その対策を打てずに過ごした6年に。
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posted by shigenon at 08:43| Comment(0) | TrackBack(0) | リハビリ
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2014年クリスマスイブのプレゼントは最悪でした。 「頸髄損傷」というケガなのか病気なのか・・その症状との戦いの記録と現在の日々をアップします。 (2018年4月追加) 不全の頸髄損傷は「健常な人」に見えます。“ふつうに見える”様に努力をしています。が、反面、「もう良くなったんだ」と思われがち。 骨折とは違い、中枢神経の損傷は完全回復はしないという現実。 「健常に見える」「もっと良くなるよう努力する」「もう治っているんでしょ」の狭間で何とか毎日を過ごしています。
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