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2020年12月17日

振り出しに戻れるか

調子は悪くない。
歩きが良くなると中枢神経による他の症状もマシになったような。
疼痛も毎朝起きた時にイタッと声を発するくらいだったのだが、最近気にしていない。手の痺れも幾分よい。今日は今年一番の冷え込みだが、なんともない。

神経の疎通、というか流れが良くなっているのだろうか。以下、大阪大学・分子神経科学のHPから
~
脊髄損傷の7割を占める不完全損傷の場合には、ある程度の運動機能の回復が長い期間のうちに自然にもたらされることがある。これは損傷を免れた軸索が新たな神経回路を形成した結果ではないかと考えられる。実際に、脊髄損傷の後に大脳皮質、中脳、脊髄など様々なレベルで神経回路の再形成が起こり、成体でも中枢神経損傷後の回路の再形成が活発に起こっていることが動物実験でわかってきた。したがって、たとえ損傷した軸索が再生しなくとも、残存した軸索が新たな神経回路を構築することができれば、機能回復につながるのではないかと考えられる。これら中枢神経回路の可塑性ともいえる現象がなぜ起こるのかについては、ほとんど解明されていない。この可塑性ともいうべき現象を制御するメカニズムの解明が進めば、リハビリテーションの概念および再生治療法の開発的研究に新たな視点が与えられるであろう。すなわち神経回路の効果的な再構築をもたらす手法は、有効な再生治療法となりうる。

新たな神経回路が構築されて身体が動く。でも、この新たな神経回路はどうすれば形成されるかが重要だ。
この論文を読むずいぶん前、受傷してリハビリ病院の中で思っていたのは、末梢神経を刺激することで何か中枢神経に刺激を送って変化が起きないかということ。
それだけしか自分が動けるようになる希望はなかった。愚直にそれを実践した。6年近く。
動かすしかないというのが考えだ。神経に刺激を送るには筋肉を通じて、もしくは鍼や電気によるものだろう。

今回の「歩き」は、動けるようになる⇒動きがよくなるというプロセスで他の症状がマシに感じるということは起きるのだろうか。
正しい動きができることによって、神経の刺激が促進されるのだろうか。

「ある程度の運動機能の回復が長い期間のうちに自然にもたらされる」ことを待っている訳にはいかない。それを加速させる術をやらないと。ヨボヨボの爺さんになって、疼痛や痺れが無くなってもしょうがない。

さあ、木曜日。明日は有休でEさんとゴルフだ。今朝の寒さに耐えられているなら、明日のゴルフの気温を恐れることはないだろう。
左肩の可動はほぼ元通り。左腕の筋肉も付いている。昔のスウィングができるか。ヘッドスピードがこれまでよりも出せるかが明日のゴルフの見どころ。もちろんスコアも。受傷前日の88がスゴロクでいう振り出しだ。
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posted by shigenon at 08:15| Comment(0) | TrackBack(0) | リハビリ
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2014年クリスマスイブのプレゼントは最悪でした。 「頸髄損傷」というケガなのか病気なのか・・その症状との戦いの記録と現在の日々をアップします。 (2018年4月追加) 不全の頸髄損傷は「健常な人」に見えます。“ふつうに見える”様に努力をしています。が、反面、「もう良くなったんだ」と思われがち。 骨折とは違い、中枢神経の損傷は完全回復はしないという現実。 「健常に見える」「もっと良くなるよう努力する」「もう治っているんでしょ」の狭間で何とか毎日を過ごしています。
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