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2020年11月12日

震えによる障害を紐解く

寒くなった。
数日前からファンヒーターはフル稼働。寒くなると身体が動かなくなるという恐怖が頭の中になる。
それが実際に起こった。

昨日は昼前に家を出ればよかった。朝はいつもの通りに起きて家で仕事をしていた。11時過ぎ、昼飯をどこかで食って電車に乗ればちょうどいい時間。
昨日も寒かった。タイマーで付けたファンヒーター、ECOボタンを押しているためか、あまり部屋は暖かくならない。それでも20度になっている。これ以上、上げなくてもいいという判断。

部屋の中なのに寒い。着替えていると身体がブルブル震える。
震えるのは身体を温めようとする作用だ。この震え、受傷してから多くなったような気がする。それに加え、震えを止めることが難しい。いや、前は震えを止められたのかどうかは意識したことなかったが。
この震えも、何も考えていないとどんどん大きな震えになる。

よくドラマで“ヤク中”“アルコール依存症”を演じるときに大袈裟までに震える演技をよく見る。まさにそうなるのだ。コップに飲み物を持ってテーブルに置こうとする時に、これまで何度もこぼしたことがある。この大きな震えは意識すると抑えることはできるが、たまに止まらない時もある。

家を出る前にも少し震えがあった。そんなに外は寒くなかったのだが。この日からヒートテックの上。
家を出て歩き出すが、うまく足が運べない。これなのだ、身体が固まった状態というのは。
なんとか足を繰り出す。右足裏の地面を舐めるような歩き、それをやると左足が前に出にくい。左の足先が下がっている。そんな状態で3分ほど歩いて駅横のソバ屋へ。

ソバを食って一息。そしてすぐ横の階段から地下鉄ホームへ向かう。いつも歩きをチェックしている長い通路がある。
なんともないのだ。震えが消えている。さっきのは何だったのだというような快調な歩き。特にこの何日か歩き方を変えたから、右足首が柔らかくなり、コトバで言うと“しなやかに”歩ける。
ソバなのだ。つまり、温かいモノを食って身体の中が温まったのだ。だから震えない。

震えると何故歩けないか・身体が固まったと感じるか。
それを考えながら歩いた。身体が震えようとする反応は本能なのだろう。その震えるということを実行するために、神経は可動する。健常な人は“震え”に神経を可動させても余力がある。だから他の行動に影響を受けないのだろう。
神経障害者は神経が細くなったり、他の代替作用で身体が動いていると仮定すれば、本能である震えに本来の神経が使われて、後天的に動かしている部分への神経疎通が悪くなるのではないだろうか。

しっくりとくる考えだ。たぶん間違いないのでは。
その後は震えることはなかった。展示会場をけっこう歩いた。足裏が地面を舐めるように。
そのまま直帰。帰って英会話。ダイエットだ、味の素のギョーザを8個だけの夕食。そのままテレビを見ていたが、やはり室温20度では寒く感じる。
左手首の皮膚の冷感は相変わらず。ここしばらくサポーターをしていなかったのだが、そろそろ温めをキープしないといけない時期だ。
右下腿の筋肉が柔らかくなっている。右足の甲・裏も痺れは1段階弱いか。歩き方を変えた効果なのだろうか。ただ、右の大腿四頭筋が張っている。歩き方を変えると使う筋肉が変わったのか。

ソバを食っただけで温まるのだ。身体の中から温めることが重要なのだろう。
温まる食材は生姜か。ちょっとした生姜レシピを調べてみよう。
posted by shigenon at 08:13| Comment(0) | TrackBack(0) | リハビリ
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2014年クリスマスイブのプレゼントは最悪でした。 「頸髄損傷」というケガなのか病気なのか・・その症状との戦いの記録と現在の日々をアップします。 (2018年4月追加) 不全の頸髄損傷は「健常な人」に見えます。“ふつうに見える”様に努力をしています。が、反面、「もう良くなったんだ」と思われがち。 骨折とは違い、中枢神経の損傷は完全回復はしないという現実。 「健常に見える」「もっと良くなるよう努力する」「もう治っているんでしょ」の狭間で何とか毎日を過ごしています。
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