そういえば先週に録画していた「時をかける少女」を見た。大林宣彦監督の追悼で放映された。最後のシーンで原田知世が成長した姿が出る。その時のカレンダーが1994年となっていた。
映画の主内容の10年後という設定で1994年かと思って調べたが、公開されたのは1983年だった。この映画で思い出すのはウメムラ君。大学時代の友人だ。
別の友人が所属していた音楽サークルに入っていた。同じ学部。顔立ちもよく、背が高く、当時では珍しい茶髪。なぜか仲良くなって、よく一緒にミナミのディスコに行った。ナンパもした。
そんな彼が、“時をかける少女”が封切りになった時に「原田知世がかわいい」「妹に欲しい」とか言い出した。どちらかというとクールに見えるウメムラだった。それを言っているウメムラは気持ち悪かったのを覚えている。この頃、会うたびに原田知世のことを言っていた。
実はこの映画は当時見ていない。この映画と同じ原作で、1972年にNHKで「タイムトラベラー」というタイトルでドラマ放映された。このドラマが大好きだった。当時9歳。SF小説が好きで海外の古典的な小説を読んでいた頃だ。毎週、このドラマが楽しみだった。
尾道3部作と言われている作品だ。尾道は縁がある。広島在住時によく飲みに行った。同じ得意先に営業に来るメーカー同士が仲良くなって、尾道・久保のポプラ前集合でよく飲んだ。寺ちゃん、いばちゃん、オガワはどうしているのか。寺ちゃんは2年くらい前に会ったことをこのブログで書いたと思う。いばちゃんは定年退職したとハガキが来ていた。奇遇にも実家が近い人だ。
1983年の時点で、1994年に尾道で頻繁に飲んでいることなど想像できただろうか。
1994年の時点で、10年後に東京で生活していることが想像できただろうか。
2004年の時点で、10年後に不自由な身体になることが想像できただろうか。
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