金曜日は駅そばを食べて帰った。帰ってとりあえず缶ビール、3日ぶりのアルコールで何か身体に変化があるかと言えばなく、起きていてもすることもないので早く就寝。何もやることがないと眠るのが子供の時からクセづいている。かといってイザという時に睡眠時間を削れるかと言えばそうではない。
土曜日は先週の東京以来のジム。1週間空くと左腕の筋肉が落ちているのを感じられる。他の箇所はそうでもないが、麻痺側で筋肉が付きにくかった左腕はそうなるのだろうか。
日曜日もジム。筋トレもそうだがストレッチ重視で。
フットローラーをあれほど絶賛していたのだが、少し興味を失った。
こういった器具は身体の感じるままに使っている。身体や脳がやりたいという感覚、この感覚が受傷後に芽生え育っていった。
使い始めたころの脚の状態から変わっているような感覚がある。下腿の各筋肉が少し柔らかくなっている。前は使用時間制限の10分ずっと使っていて気持ち良かった。それが5分程度でもう十分にほぐれたように感じるようになった。
膝の裏のすぐ上、内側にトリガーポイントがあった。ローラーを当てると気持ちいい、かなり強く当てていたら擦過傷になってしまっていた。皮膚が擦り切れるよりも気持ちが良かったのだろう。
トリガーポイントは度々移動するが、この箇所は3か月くらい痛みを感じていた。
今回の鍼で特にこの箇所についてセンセイに言わなかった。ただ最後に立って打ってもらう時にここに打ってくださいとお願いをした。単にそこに3センチくらい鍼を入れてもらっただけなのだが、不思議なことに痛みが無くなった。痛い箇所にそのまま打って効果が出るということはあまりない。センセイも特に狙って打ったわけでもないと思うが、これが鍼のたまにある効果なのだろう。
痛い箇所に打って治るなんてことは1000本打って何回あることか。
今回の鍼ではセンセイらしい鍼を打ってもらった。
右手首の捻挫が少しは軽くなっていたものの、ずっと痛みは続いていた。手を地面について力を入れられなかった。前回センセイには腱引きとかをやってもらったが、それもすぐに筋トレマシンを動かすと痛みが再発した。右手首を生活でも使わないわけにはいかない。
今回、まだ治らないと言うと3か所のポイントに打ってみようと。そのうちの1か所は手首の甲の下だが、骨が密集して入らなかった。
するとその近くに打ってその狙っている骨と骨の間を開かせるという。
センセイは骨の隙間、骨に当てて滑らすということを良く言う。あと打った鍼に鍼を当てるとか。
本当に狭い箇所をピンポイントで狙っていて、すんなり入ると入ったと喜ばれる。確かに狭い隙間に入って鍼が奥深く入るにつれてジーンと神経が刺激されることは何度も経験している。
ただ入らないときは、あっダメかとすぐに諦められるときもあるが。
センセイのイメージは筋骨の中なのだろう。見えない筋肉の中のどこに打てば良いかが、センセイの経験の中で蓄積された治療なのだろう。
今回の手首の甲の下、しばらくすると鍼は入っていった。
1週間ジムも行かなかったので右手首を使わなかったこともあるのだろうか。手首の痛みの全てが無くなったわけではないが、動かす方向によっては痛みが無くなっている。鍼を打ってもらったあとは実は違う痛みを感じた。それが収まると痛みが和らいでいた。
完治したわけではないが、今回の鍼で狙っていた箇所に何らかの刺激が入っている。これは痛い箇所とは全く違う3か所に打っての効果。
確かに腱鞘炎をひじの周りを指圧してもらって治ったことがあったなと思い起こす。
知らないとどうしても痛い箇所を触って余計に悪くしてしまうことが多い。最近はYouTubeでも色んな症状に対しての治し方がアップされている。それも理屈から説明してくれるのでとても役に立つ。
情報が多い時代、そして色んな器具が身近に手に入る時代。あとは正しい知識を見つければ日常の些細な障害は治癒しやすくなっている。
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