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2022年05月20日

常識だったのか

気圧配置によると思われる痛みや痺れの強さは弱まってきた。
同じ真っすぐな等圧線なのだが、少しずつ南に遠ざかっているのだ。これは過去においても経験している。しかも週初めは満月だったのだ。
それでも腕の張り感は消えない。そういう時は動かすに限る。胸の前で腕を外に開く動き、これが気持ちいい。この時に手首を外側に反るとなおいい。
おそらく普段の生活で動かさない筋が刺激されるのだろうか。

昨日書いたように動かさない筋肉や関節は動きづらくなる。
リハビリでも可動領域を拡げることを念頭に置いてくれる。でも一番は生活の動作で筋骨があらゆる方向に動くことなのだろう。
可動領域が狭くなるのは…年齢とともに動きがコンパクトになるから・入院生活でこれまでの動きをしないから・ケガにより動きが制限されるからなどか。
だから思いがけない、自分の生活ではやらない運動が必要なのだろう。やはりフットサルか。

自分で言うとゴルフで十分それが解った。いや、受傷後ゴルフをやり始めた時は上に書いたことはじゅうぶん解っていなかったか。
うまく動かないことは全て受傷による神経の麻痺と思っていたのだ。
今から思えば神経の麻痺の部分とそれによって動かせていない筋肉の硬直などが混在していたのだ。
神経の麻痺はどうすれば治るかは判らないが、筋肉の硬直は治しようがある。筋肉の硬直を治せば神経の疎通も改善できる可能性がある。
自分の今の回復の状態を思えば、そういったことなのだろう。

経験してきた自分だからこそ、そうだったのだと実感できる。
でもそんなことは判りきった常識だったのかもしれない、リハビリの学問に於いて。
それこそ患者に丁寧に教えるべき内容なのだ。そうすれば自身のリハビリへの向き方が変わる。言われて単に動かすだけのリハビリと理屈を思いながらのリハビリは違う。脳から出るエネルギーが違う。
ちゃんと伝えながらリハビリを実施している医者やセラピストもいるのだろう。自分はそうではなかったが。
でも全く動きが悪い状態の患者が言ってもらっても理解するのは難しいか。目の前のことでいっぱいだ。
自分だったら理屈から知りたいことだが。

自分で実践して考えてきたからこそ理解できることは多くある。
動かなくなって不自由になって困っているのは自分なのだ。それを他人に治してもらおうなんて虫がよすぎることなのだ。
鍼のAセンセイが言う治療家と患者はコーチと選手の関係が良いというコトバに大きく同意する。
posted by shigenon at 08:28| Comment(0) | TrackBack(0) | リハビリ
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2014年クリスマスイブのプレゼントは最悪でした。 「頸髄損傷」というケガなのか病気なのか・・その症状との戦いの記録と現在の日々をアップします。 (2018年4月追加) 不全の頸髄損傷は「健常な人」に見えます。“ふつうに見える”様に努力をしています。が、反面、「もう良くなったんだ」と思われがち。 骨折とは違い、中枢神経の損傷は完全回復はしないという現実。 「健常に見える」「もっと良くなるよう努力する」「もう治っているんでしょ」の狭間で何とか毎日を過ごしています。
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