2018年11月07日
真剣に事業承継を考えましょう
事業承継では、3つの承継が必要となります。
後継者教育などを進めながら経営権を引き継ぐ「人(経営)」の承継、自社株式・事業用資産、 債権や債務な
ど「資産」の承継、経営理念や取引先との人脈、技術・技能といった「知的資産」の承継を、計 画的に着実・
確実に進める必要があります。
事業承継を円滑に進めるためには、自社株式の取得に伴う相続税や贈与税の負担、経営権の分散リスク、事業
承継後の資金繰りなど、様々な課題に対応していくことが要求されます。このような煩雑な仕事は苦手だと先
送りされると自らの年齢だけが進み、いざという時に取り返しのつかないことになります。
後継者がいないために取りあえず会社役員や従業員を経営者にして経営を継続することもあります。会社内部
に精通し業務知識や実務経験も豊富、従業員も気心が知れているから一体感を保ちながら経営できるメリット
もあります。しかし、経営者が存在しているうちはいいですが、もしものことがあって相続が発生したら、株
式を含む事業資産が相続人に承継されます。理解のある相続人であれば問題はありませんが、我欲の強い相続
人であれば経営に口出しをしてきたり、第三者に持ち分を譲渡したりと極端に経営が不安定になります。そう
いう不測の事態も想定した事業承継も考えておきましょう。
kiyonaka4167@gmail.com
事業承継をお考えの社長様は声をかけてください。
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