静岡県静岡市清水区の宅建士、浪漫館(ろまんかん)です。
マンションに住む以上、避けては通れないのが大規模修繕工事(だいきぼしゅうぜん)になります。
だいたい10〜15年に一度、外壁の塗装を塗りなおしたり、壊れたところを修理して建物の維持管理、資産価値をさげないようにする必要な工事です。
マンション全体をリフォームするわけですから、数千万円から数億かかるところもあります。
大金が動くところには不正や癒着、トラブルが発生しやすく。
今回はわたしのところで実際におきたトラブルを紹介します。
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大規模修繕工事でおこりやすいトラブルとは
数千万〜億という金が動くため、もっともおこりやすいことが3つあります。
それは・・・・
・業者の水増し請求
・コンサルタントと業者の癒着や談合
・業者の倒産でアフターフォロー(保証)が受けられない
です。
なお今回はコロナや円安が原因による建築費用の上昇はとりあげません。
とにかく、住民のわたしたちは素人(トーシロ)。
プロにとっては与しやすい、悪くいえば騙しやすい相手と言えます。
だから中立の立場というか、マンション側の味方になってもらうコンサルタントを有料で雇うわけです。
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トラブル回避のために理事会がとった方法について
すでに一度目の大規模修繕を経験したわたしのところ。
その時も業者の口車に乗らないよう、予防策を講じました。
それが
・コンサルタントを雇う
・潰れない実績と歴史のある業者を選ぶ
・見積りを複数社からとる(プレゼンあり)
です。
コンサルタントを雇う
宅建士の資格をもっているとはいえ、建築に関しては素人なわたし。
そこで有料でわたしたちの味方になって助言、行動してくれるコンサルタントを雇うことにしました。
第三者のプロに費用などをみていただくことで、無駄な工事や費用を圧縮できることを期待したのです。
潰れない実績と歴史あるリフォーム業者を選ぶ
複数社から見積もりをとり、プレゼンを聞きました。
もっとも安いところはあまり実績がなく、大規模修繕の終了したあとの保証も受けられるか心配という声から却下。
前回、当館の大規模修繕をやった経験のある東証一部上場企業のN社を選ぶことが決まりました。
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大規模修繕工事のセカンドオピニオンは重要
このとき、住民から物言いがつきました。
その住民は建築関係で仕事をしている方で「面積の計算がオカシイ」というのです。
調べたところ、なんと塗装する面積が倍で計算されており、塗料が必要な量の「倍」も必要で、代金も請求されていたのです。
しかも前回の大規模修繕でも同様でした・・・・。
でも前回は塗料が余ったという報告は一切ありません。
やられた・・・・・。
わたしは「コンサルと業者の癒着」「他の業者も気づいたかもしれないのに教えてくれなかった」ことを疑いました。
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決着
コンサルと業者を問い詰めたところ「計算まちがい」と謝罪、さらなる値引きを提示されました。
「それなら前回、なんで塗料が余ったことを報告しなかったの。故意(わざと)じゃないの」
と問う理事長。
しかし、残念ながら前回の大規模修繕から15年が経過していました。
そう、時効です。
コロナ禍で建築資材や人件費も上昇しはじめていました。
いま工事に移らなければ来年、再来年はもっと金が必要になる。
仕方なく、今回のさらなる工事の追加値引きで手を打ちました。
ひかリノベ
まとめ
いかがでしたか。
大きな金銭が動くときは、何かしら不正やトラブルがおきやすくなります。
もしアナタのマンションが大規模修繕工事をするときは、いくらかお金をだしてでもコンサルや業者以外の第三者に費用が適正か、みてもらうことを強くおススメします。
わたしのところみたいな被害を受けないために。
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