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2015年02月12日
製薬会社からもらうタクシーチケットをどう使うか
勉強会や研究会があるとMRさんがタクシーチケットを持ってきますね。
自分たちのたいした効果もない薬の宣伝をする目的で懇意に癒着べったりの大学のお偉いさんを講師に招いてその地域の医者を招待するかたちです。
さてこのタクシーチケットの扱い方です。最近いろいろうるさいですね。
昔ならどんなときでも使えてMRも束で好きに使ってくれなんていっていた時代が懐かしいです。
最近では特定の日付のみ有効なんかスタンプ押されているのがほとんどです。更に担当者の名前まで入っているのまであります。
さて、研究会の行き帰りだけで使うんだから当たり前だろという先生、あなた偉いです、尊敬します。
一方でこれ飲み会とかで使いたいなあという先生、使えばいいんですよ(笑)
チケット番号控えられて誰か特定されるのが嫌な先生方、その心配を取り払いましょう。
これは仲のいいタクシーの運転手たちの話です。5人くらい知り合いの運転手いるので参考にしてください。
上限5000円というのは5000円超えると拒否する運転手と先生の署名があれば受け取る運転手が混在。これは5000円以内にしとくほうが無難だと思います。或いは5000円以上分は自腹。
日付に関しては消してしまえばほとんどの運転手はOK。ただし名前書いてくれといわれることが半数。
そして行き先なんですが運転手に乗り場と降り場の指定をすればいいんです。流しのタクシーなんか特にOKです。少し気を使うなら降り場を適当な駅にしておけばいいんです。
そして問題の署名の名前。堂々と偽名にする先生続出です(笑)。これはMRに聞きました。
つまり簡単に整理すると当日ならば場所が違っても全然問題ない。
当日以外に使う場合は皆さんどうぞと束で渡されたタクシーチケットを使えば問題なしです。実名でも源氏名でも好きにサインするなりしてください。
法的にとかそんなものは知りません。ばれなきゃいいという先生のためだけに真面目に書いていますから(笑)
まあMRさんも誰が意地汚い先生かというのは横の連携でわかっていますから大体類推できるそうです。しかしそのくらいの支出は製薬会社にはどうでもいいのです。その意地汚い先生たちがタクシーチケット目当てや食事目的で意味もない研究会に来て会場が満たされるだけでMRにとっては成功なのです。
つまり誰も損をしない。MRは人数ノルマを果たせて医者はチケットと飯にありつけてタクシーの運転手も儲かる。講演に来た癒着まみれの先生も大勢の前で話せてご満悦。
これが研究会の実情です。
ということで皆さん節度を守って有意義に夜の街を楽しみましょう(笑)
自分たちのたいした効果もない薬の宣伝をする目的で懇意に癒着べったりの大学のお偉いさんを講師に招いてその地域の医者を招待するかたちです。
さてこのタクシーチケットの扱い方です。最近いろいろうるさいですね。
昔ならどんなときでも使えてMRも束で好きに使ってくれなんていっていた時代が懐かしいです。
最近では特定の日付のみ有効なんかスタンプ押されているのがほとんどです。更に担当者の名前まで入っているのまであります。
さて、研究会の行き帰りだけで使うんだから当たり前だろという先生、あなた偉いです、尊敬します。
一方でこれ飲み会とかで使いたいなあという先生、使えばいいんですよ(笑)
チケット番号控えられて誰か特定されるのが嫌な先生方、その心配を取り払いましょう。
これは仲のいいタクシーの運転手たちの話です。5人くらい知り合いの運転手いるので参考にしてください。
上限5000円というのは5000円超えると拒否する運転手と先生の署名があれば受け取る運転手が混在。これは5000円以内にしとくほうが無難だと思います。或いは5000円以上分は自腹。
日付に関しては消してしまえばほとんどの運転手はOK。ただし名前書いてくれといわれることが半数。
そして行き先なんですが運転手に乗り場と降り場の指定をすればいいんです。流しのタクシーなんか特にOKです。少し気を使うなら降り場を適当な駅にしておけばいいんです。
そして問題の署名の名前。堂々と偽名にする先生続出です(笑)。これはMRに聞きました。
つまり簡単に整理すると当日ならば場所が違っても全然問題ない。
当日以外に使う場合は皆さんどうぞと束で渡されたタクシーチケットを使えば問題なしです。実名でも源氏名でも好きにサインするなりしてください。
法的にとかそんなものは知りません。ばれなきゃいいという先生のためだけに真面目に書いていますから(笑)
まあMRさんも誰が意地汚い先生かというのは横の連携でわかっていますから大体類推できるそうです。しかしそのくらいの支出は製薬会社にはどうでもいいのです。その意地汚い先生たちがタクシーチケット目当てや食事目的で意味もない研究会に来て会場が満たされるだけでMRにとっては成功なのです。
つまり誰も損をしない。MRは人数ノルマを果たせて医者はチケットと飯にありつけてタクシーの運転手も儲かる。講演に来た癒着まみれの先生も大勢の前で話せてご満悦。
これが研究会の実情です。
ということで皆さん節度を守って有意義に夜の街を楽しみましょう(笑)
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2014年09月26日
医者の息子が看護婦と結婚する憂鬱を解析してみよう
事実を書くので読むとものすごく気分悪いです。多分。
息子を育て医学部を出て医者になってくれて大満足。
そしてその息子が連れてきた結婚相手がなんと看護婦。
大卒ならともかく地方の専門学校出の看護婦を妻にするんだな、地方どさまわり研修のお土産。医者家系の家なら大激怒の割合が大きいし普通の家庭でも親がそれなりの学歴の家庭だとハーと思う割合が高い。これは事実。
さて、本当に看護師と結婚する医者は駄目かと言うとそうでもないと思います。
医者に釣り合うのは大企業の社長とか役員のご令嬢とか名家の娘なんて考えるのはもう過去の話ですよ。だってもう地方で名家なんか相続税で搾り取られてあるのは田舎の土地くらいでしょうし。しかもそういう家の娘が礼儀も学識もあるとは限りません。代々の土地を守って地域の役をやるしか能のない人間集団ですから。
話は戻って、ではなぜ看護師の受けが悪いのかということです。
まずは明らかに身分が違う、それは正しいです。頭の良さ、社会的責任、ステータス、全て医者が段違いに上です。それは仕方がない。
息子が色仕掛けで騙された、それもある意味正解かもしれません。でもそれが息子さんの選択眼です。
医者と看護師の組み合わせは世間体が悪い、そのとおりです。明らかに身分違いますからね。
そして親御さんが一番心配するのが、医者を看護師が妻として支えていけるかと言うことだと思います。
はっきり言いましょう。実は看護師はゼンゼン大丈夫です。確かに女医や国立出のキャリアウーマンより明らかに様々な処理能力は劣ります。しかし世の中能力、学歴、社会的ステータスだけじゃないのです。
医者というステータスを旦那が持てば女性もそれに見合うステータス、、そんなモノ要りません。
家族という単位で見れば医者と言うステータスもちが一人いればそれでいんです。
逆に旦那を支え子育てをまじめにする人間が必要です。
確かに子育ては看護師になるまでの教育課程では子供をステータスある地位につけるのは無理です。そこは旦那のサポートが要ります。
しかしキャリアある女性の無意味な虚栄心やステータスに見合う出費を考えたらどうでしょう。
まじめに家事育児をこなしてくれる女性ならどんな職でもいいと思います。
つまりですね、結婚するのに外資系ウーマンでも看護師でも誰でもいいんですよ。
さらにこれからの高齢化社会。看護師は引く手あまたになりますよ。そのときパワーポイントきれいに作れてプレゼンうまい女性は出世していないとリストラ対象になるだけです。
看護師というステータスは世間体では低くなく逆に高収入、高ステータスの方向に舵が切られていると思います。
こんな話を書くのはこの前同級生の親御さんに相談されたんでちょっと書いてみました。
ちなみにおもしろい小ネタを。
看護師と結婚する医者は離婚して再婚する相手はやはり看護師という割合ものすごく多いと感じます。そして明らかに前の奥さんより若い。
つまり看護師と結婚する医者は、いろいろな他の職種の女性に魅力を感じないのか相手にされないのか、はたまたステータスで簡単に釣り上げれると思って逆に釣り上げられているのか。
どうなんでしょうね(笑)
息子を育て医学部を出て医者になってくれて大満足。
そしてその息子が連れてきた結婚相手がなんと看護婦。
大卒ならともかく地方の専門学校出の看護婦を妻にするんだな、地方どさまわり研修のお土産。医者家系の家なら大激怒の割合が大きいし普通の家庭でも親がそれなりの学歴の家庭だとハーと思う割合が高い。これは事実。
さて、本当に看護師と結婚する医者は駄目かと言うとそうでもないと思います。
医者に釣り合うのは大企業の社長とか役員のご令嬢とか名家の娘なんて考えるのはもう過去の話ですよ。だってもう地方で名家なんか相続税で搾り取られてあるのは田舎の土地くらいでしょうし。しかもそういう家の娘が礼儀も学識もあるとは限りません。代々の土地を守って地域の役をやるしか能のない人間集団ですから。
話は戻って、ではなぜ看護師の受けが悪いのかということです。
まずは明らかに身分が違う、それは正しいです。頭の良さ、社会的責任、ステータス、全て医者が段違いに上です。それは仕方がない。
息子が色仕掛けで騙された、それもある意味正解かもしれません。でもそれが息子さんの選択眼です。
医者と看護師の組み合わせは世間体が悪い、そのとおりです。明らかに身分違いますからね。
そして親御さんが一番心配するのが、医者を看護師が妻として支えていけるかと言うことだと思います。
はっきり言いましょう。実は看護師はゼンゼン大丈夫です。確かに女医や国立出のキャリアウーマンより明らかに様々な処理能力は劣ります。しかし世の中能力、学歴、社会的ステータスだけじゃないのです。
医者というステータスを旦那が持てば女性もそれに見合うステータス、、そんなモノ要りません。
家族という単位で見れば医者と言うステータスもちが一人いればそれでいんです。
逆に旦那を支え子育てをまじめにする人間が必要です。
確かに子育ては看護師になるまでの教育課程では子供をステータスある地位につけるのは無理です。そこは旦那のサポートが要ります。
しかしキャリアある女性の無意味な虚栄心やステータスに見合う出費を考えたらどうでしょう。
まじめに家事育児をこなしてくれる女性ならどんな職でもいいと思います。
つまりですね、結婚するのに外資系ウーマンでも看護師でも誰でもいいんですよ。
さらにこれからの高齢化社会。看護師は引く手あまたになりますよ。そのときパワーポイントきれいに作れてプレゼンうまい女性は出世していないとリストラ対象になるだけです。
看護師というステータスは世間体では低くなく逆に高収入、高ステータスの方向に舵が切られていると思います。
こんな話を書くのはこの前同級生の親御さんに相談されたんでちょっと書いてみました。
ちなみにおもしろい小ネタを。
看護師と結婚する医者は離婚して再婚する相手はやはり看護師という割合ものすごく多いと感じます。そして明らかに前の奥さんより若い。
つまり看護師と結婚する医者は、いろいろな他の職種の女性に魅力を感じないのか相手にされないのか、はたまたステータスで簡単に釣り上げれると思って逆に釣り上げられているのか。
どうなんでしょうね(笑)
2014年05月31日
科のブランド力を下げる医者について
日々医療に精進して自分の科に誇りを持つ先生方。お互いの科を尊重して医療を進めていくのは患者にも病院運営にもとてもいいことです。
しかしそれを台無しにする存在があります。
ごく少数ですけど子育てだ、家庭だと言って契約書どおり働かずに遅刻早退が当たり前の給料だけ持っていく医者とそれを容認する管理者。
マイナー科は特にひどいですね。常勤や他のパート医に仕事を押し付けて堂々と帰るおかしな連中。早退ならその分給料を迷惑かけている医者に渡しましょうよ。
契約書どおりに働く先生が大勢なのは百も承知です。でも白ゴマ100個の中に黒のゴマが1つあると目立つようにとんでもない人間は目立つものです。そしてそれがその科の評価につながるんです。
契約書どおり働かなくてもお金がもらえる、それをなあなあで許してもらえる科なんだと。そして途中で患者を他人に押し付けても医療が継続できるなら結局その科は誰でもできる簡単な作業なんだと。
問題点は図に乗る医者、それを許すバカな部長、沈黙してしまう常勤医とパート医。
悪の根源がわかっていて誰も言わない不思議な世界。医師不足、いやそんなことないですから。派遣会社使えば時間通り働く医師来ますから。
今までお世話になったとか研修がここの病院だったからとかのくだらない理由で雇用し続けてこのざま。
自分たちの少しの楽のために大きな負の財産を作るバカな部長たち。
特に麻酔科なんてそんなものだなあと思うんです。かつては人不足でそのときパート代上がりました。それだけ存在価値が確かに過去はありました、過去はです。それが今やアルチバ垂れ流しでお茶飲んで手術終わるとブリディオンうっておしまい。手術延長でも時間がきたら常勤に任せて帰ってウン万円稼ぐ専門医もないくだらない麻酔科医多数です。各科麻酔してくれる外科の先生のほうがそんな奴らよりも本当に麻酔うまいですから。
麻酔科は簡単で楽でパート料がいい、ママさんに最適というイメージがついてしまいましたね。
そもそもフリー麻酔科医は自分のウデだけで給料とって役立たずなら解雇。しかし日本麻酔科学会推奨のママさん麻酔科医なんてまあごく一部ですけど手技は遅いくせに外科ウデの文句言って子供が熱出すとすぐ早退。来なくていいんですけどこういう人。
最近麻酔科はパート代が下がり傾向になってきました。つまり金をたんまり払う価値ある仕事ではないという認識に病院がなってきたのです。まあ研修終わって麻酔科1年くらいで産休とって復帰プログラムとか言ってパート麻酔医やってるのがいるんですから。簡単な症例ならまじめな医者なら誰でも簡単にできますよ。
早めに役立たずを解雇していかないと本当にまじめに働いている麻酔科医がバカを見るだけです。
しかしそれを台無しにする存在があります。
ごく少数ですけど子育てだ、家庭だと言って契約書どおり働かずに遅刻早退が当たり前の給料だけ持っていく医者とそれを容認する管理者。
マイナー科は特にひどいですね。常勤や他のパート医に仕事を押し付けて堂々と帰るおかしな連中。早退ならその分給料を迷惑かけている医者に渡しましょうよ。
契約書どおりに働く先生が大勢なのは百も承知です。でも白ゴマ100個の中に黒のゴマが1つあると目立つようにとんでもない人間は目立つものです。そしてそれがその科の評価につながるんです。
契約書どおり働かなくてもお金がもらえる、それをなあなあで許してもらえる科なんだと。そして途中で患者を他人に押し付けても医療が継続できるなら結局その科は誰でもできる簡単な作業なんだと。
問題点は図に乗る医者、それを許すバカな部長、沈黙してしまう常勤医とパート医。
悪の根源がわかっていて誰も言わない不思議な世界。医師不足、いやそんなことないですから。派遣会社使えば時間通り働く医師来ますから。
今までお世話になったとか研修がここの病院だったからとかのくだらない理由で雇用し続けてこのざま。
自分たちの少しの楽のために大きな負の財産を作るバカな部長たち。
特に麻酔科なんてそんなものだなあと思うんです。かつては人不足でそのときパート代上がりました。それだけ存在価値が確かに過去はありました、過去はです。それが今やアルチバ垂れ流しでお茶飲んで手術終わるとブリディオンうっておしまい。手術延長でも時間がきたら常勤に任せて帰ってウン万円稼ぐ専門医もないくだらない麻酔科医多数です。各科麻酔してくれる外科の先生のほうがそんな奴らよりも本当に麻酔うまいですから。
麻酔科は簡単で楽でパート料がいい、ママさんに最適というイメージがついてしまいましたね。
そもそもフリー麻酔科医は自分のウデだけで給料とって役立たずなら解雇。しかし日本麻酔科学会推奨のママさん麻酔科医なんてまあごく一部ですけど手技は遅いくせに外科ウデの文句言って子供が熱出すとすぐ早退。来なくていいんですけどこういう人。
最近麻酔科はパート代が下がり傾向になってきました。つまり金をたんまり払う価値ある仕事ではないという認識に病院がなってきたのです。まあ研修終わって麻酔科1年くらいで産休とって復帰プログラムとか言ってパート麻酔医やってるのがいるんですから。簡単な症例ならまじめな医者なら誰でも簡単にできますよ。
早めに役立たずを解雇していかないと本当にまじめに働いている麻酔科医がバカを見るだけです。
2014年05月22日
研修医が大学医局を選ばない合理的な考え方
大学医局の研修医入局者激減が取り沙汰されています。現実を受け止められない時代遅れのみじめな医局員たちが右往左往(笑)
研修医がどうして大学医局に入局しないか??
大学医局のメリット==豊富な症例、手技を経験できる。学位が取れる。年功序列の安心感。精神的におかしい奴でも辞めさせられない。後ろ盾を得られる。ブランド力。
大学医局のデメリット==希望する勤務先にいけない。くだらない雑務。労働に対する報酬評価が不透明。成果は個人ではなくて医局の実績。
さて、具体的に。医学博士がどれほど臨床に役立つか⇒ロジカルな考え方を学べるいい機会だという考え方がある一方、他の分野(たとえば経営や政治等)の勉強に時間を割いたほうが人生の幅を広げられるという考え方があります。
たいした症例も指導者もいない病院に医局命令で出張する意味があるかないか⇒医局に貢献した証と捉えるか時間の浪費と考えるか。
結局、キーワードは個人の自由でしょう。
話題になる地方病院の医師不足。医局頼みの何の特徴も魅力もない病院に誰も行かないのは当たり前。そんな病院にした現場の医師の責任をどうして問わないのか。別に行きたくない医師が悪いのではないんですよ。
大学医局離れの現象は医学博士のバリューの低下。大学医局ブランドの低下。プロトコール医療による大学病院と市中病院の医療の質の均等化。大学医局の価値が市中病院の価値と変わらなくなってきたら自由度の高いほうに人は流れる。
そしてさらに大学医局が馬鹿げていることを周知させさらに自ら認める事例。
それは臨床教授、病院教授などの教授職の乱発です。大学医局は教授になるというルールと価値観。努力、能力で優れた人がなれる唯一の椅子、教授。それをいかさまネーム教授で乱発。市中病院にない教授ブランドを自ら壊しましたね。
教授の上に何か名称のつく教授て惨めな人だとみんな知っているんですよ。それでもそれに固執する人たちとなりたがる人々。そういう人間と働きたくないからみんな大学医局に入らないんです。
大学医局を離れる医者も入局しない研修医もみんな合理的に行動しているだけです。
将来的には研修医も研修教授とか言う職をもらえるかもしれませんね(笑)
研修医がどうして大学医局に入局しないか??
大学医局のメリット==豊富な症例、手技を経験できる。学位が取れる。年功序列の安心感。精神的におかしい奴でも辞めさせられない。後ろ盾を得られる。ブランド力。
大学医局のデメリット==希望する勤務先にいけない。くだらない雑務。労働に対する報酬評価が不透明。成果は個人ではなくて医局の実績。
さて、具体的に。医学博士がどれほど臨床に役立つか⇒ロジカルな考え方を学べるいい機会だという考え方がある一方、他の分野(たとえば経営や政治等)の勉強に時間を割いたほうが人生の幅を広げられるという考え方があります。
たいした症例も指導者もいない病院に医局命令で出張する意味があるかないか⇒医局に貢献した証と捉えるか時間の浪費と考えるか。
結局、キーワードは個人の自由でしょう。
話題になる地方病院の医師不足。医局頼みの何の特徴も魅力もない病院に誰も行かないのは当たり前。そんな病院にした現場の医師の責任をどうして問わないのか。別に行きたくない医師が悪いのではないんですよ。
大学医局離れの現象は医学博士のバリューの低下。大学医局ブランドの低下。プロトコール医療による大学病院と市中病院の医療の質の均等化。大学医局の価値が市中病院の価値と変わらなくなってきたら自由度の高いほうに人は流れる。
そしてさらに大学医局が馬鹿げていることを周知させさらに自ら認める事例。
それは臨床教授、病院教授などの教授職の乱発です。大学医局は教授になるというルールと価値観。努力、能力で優れた人がなれる唯一の椅子、教授。それをいかさまネーム教授で乱発。市中病院にない教授ブランドを自ら壊しましたね。
教授の上に何か名称のつく教授て惨めな人だとみんな知っているんですよ。それでもそれに固執する人たちとなりたがる人々。そういう人間と働きたくないからみんな大学医局に入らないんです。
大学医局を離れる医者も入局しない研修医もみんな合理的に行動しているだけです。
将来的には研修医も研修教授とか言う職をもらえるかもしれませんね(笑)
2014年02月22日
歯科医師、今は人気ないけど将来は?
最近の歯学部の偏差値と人気の低下。尊敬される職業ではなくなったですね。医系家族だと医学部に入れない子供が体面を保つために選択する歯学部。
今の歯学部の偏差値見るとそこら辺のFランク大学並みの偏差値のところもあります。
さてここから本題。では本当に歯科医師はみじめな職業でしょうか?
コネがないと自由診療で患者をうまく騙さないと儲からない。
でも一応歯科医師という身分は世界共通です。しかも学歴ロンダリングが比較的楽です。医学部大学院に入って博士号を取れば医学博士、phDです。海外だとかなり評価されますからね。
さて、ここからは博打的発想です。偏差値レベルは医学部に入れるか入れないかのレベル以上の人です。
私立だと学費かかりますがまあいいとして今の偏差値だと誰でも簡単に入学できる大学多数。
歯学部の勉強は大変かというと医学部に比べれば格段に楽ですね。教科書の厚みも勉強量が違う。つまり6年間ある程度のオツムで勉強すれば歯科医師になれます。歯科医師の国家試験の合格率が低いのは難しいのではなくて母集団があまりにもアホだからです。つまり在学中も違う分野の勉強する時間あります。
そして歯科医師免許取得、安月給でもいいなら開業医のところでバイトしとけばいいです。そしてMBAでもなんでも好きなブランド取りに行けばいいのです。大学院で医学博士取るのも手です。これからは何が成功する職種かわかりません。医師もこれから大増員になればブランド力低下になるでしょう。技術発展で名医ではなくてプロトコールで誰が治療してもみんな結果同じの医療が来ると思います。
それでもブランドの力はすごいです。いまだに将軍家だの貴族院議員、地主の末裔はそのブランドだけで生きていますからね。そういうブランドに見合うフリしてればいいだけですからバカでもいい。
つまりブランド力をお得に金と時間で買って自分の興味ある分野に集中する。
商社マン、給料いいですけど尊敬されますか?子会社出向で自尊心保てますか?トレーダー、儲かっても自分の身分を自慢できますか?
さて、もっと面白いお話を。底辺私立歯学部の成績上位者は韓国人、中国人て知っていますか?日本語勉強して大学受験資格とって実力で歯学部合格して6年勉強して日本の歯科医師免許とって祖国に帰って歯科医師をする。私立歯学部は国家試験合格率が上がるし外国人学生は祖国に帰る時のブランド力取得、つまりウインウイン。国の税金使われています。
こういうことが今の現状です。
今の歯学部の偏差値見るとそこら辺のFランク大学並みの偏差値のところもあります。
さてここから本題。では本当に歯科医師はみじめな職業でしょうか?
コネがないと自由診療で患者をうまく騙さないと儲からない。
でも一応歯科医師という身分は世界共通です。しかも学歴ロンダリングが比較的楽です。医学部大学院に入って博士号を取れば医学博士、phDです。海外だとかなり評価されますからね。
さて、ここからは博打的発想です。偏差値レベルは医学部に入れるか入れないかのレベル以上の人です。
私立だと学費かかりますがまあいいとして今の偏差値だと誰でも簡単に入学できる大学多数。
歯学部の勉強は大変かというと医学部に比べれば格段に楽ですね。教科書の厚みも勉強量が違う。つまり6年間ある程度のオツムで勉強すれば歯科医師になれます。歯科医師の国家試験の合格率が低いのは難しいのではなくて母集団があまりにもアホだからです。つまり在学中も違う分野の勉強する時間あります。
そして歯科医師免許取得、安月給でもいいなら開業医のところでバイトしとけばいいです。そしてMBAでもなんでも好きなブランド取りに行けばいいのです。大学院で医学博士取るのも手です。これからは何が成功する職種かわかりません。医師もこれから大増員になればブランド力低下になるでしょう。技術発展で名医ではなくてプロトコールで誰が治療してもみんな結果同じの医療が来ると思います。
それでもブランドの力はすごいです。いまだに将軍家だの貴族院議員、地主の末裔はそのブランドだけで生きていますからね。そういうブランドに見合うフリしてればいいだけですからバカでもいい。
つまりブランド力をお得に金と時間で買って自分の興味ある分野に集中する。
商社マン、給料いいですけど尊敬されますか?子会社出向で自尊心保てますか?トレーダー、儲かっても自分の身分を自慢できますか?
さて、もっと面白いお話を。底辺私立歯学部の成績上位者は韓国人、中国人て知っていますか?日本語勉強して大学受験資格とって実力で歯学部合格して6年勉強して日本の歯科医師免許とって祖国に帰って歯科医師をする。私立歯学部は国家試験合格率が上がるし外国人学生は祖国に帰る時のブランド力取得、つまりウインウイン。国の税金使われています。
こういうことが今の現状です。
2013年02月03日
海外医学部受験に逃げても無駄
最初に日本の医学部はレベルが低いからアメリカのメディカルスクールに行くという方の話ではありません。今回は成績のイマイチの方の誤った考え方です。
日本の医学部に失敗しまくったり日本の医学部の偏差値に到底到達しないような人々が選択する海外医学部留学。
中欧、東欧あたりの医学部に留学できると宣伝されていますね。現地語でなくても英語ができれば医学部過程に進学できますという謳い文句、厚労省の許可さえあれば日本の医師国家試験を受けることができますという謳い文句、やる気があれば世界で医師になれる、これからのグローバルの時代日本にこだわらずに世界には医学部がたくさんあるという謳い文句。いろいろな謳い文句ありますけど冷静に考えてみましょう。
日本の医学部の偏差値にも達しない人が一生懸命勉強したら英語の医学講義理解できると思いますか?
日本の受験英語でたいした偏差値取れないようなオツムで医学を英語で理解するのは不可能です。
中欧、東欧の医学部は金さえ払えば入るのは簡単です。
こういう国はお金払ってくれれば誰でも歓迎です。実際ドイツ、フランスあたりの金持ち馬鹿が入学していますから。知り合いのドイツ人医師も落ちこぼれが後進国医学部に行くといっていました。後進国医学部でも医師になるには見合う実力がないと医学部は卒業できません。日本の医学カリキュラム同様に全範囲の医学知識の理解と暗記が求められます。
医学用語を日本語でなくて英語で覚えるのは大変です。帰国子女でもない限りスラスラとはいかないでしょう。しかも日本の国家試験を運よく受験できるとしても日本語の医学用語を再度覚えないといけません。しかも日本人とほかの国の人では疫学もかなり違うことが多いです。日本人の病態の分布など特徴を覚えなおしです。
おわかりですね、つまり日本の医学部に合格する実力の無い人間が海外の医学部に進学しても、しっかりした医学教育を十分消化できる可能性は低いじゃなくて無いということです。言語を変えたり後進国に行ったりしても結局医者になるというハードルは下がりません。つまり日本で医学部に行く能力の無い頭では世界どこの医学部に行っても無駄です。
日本にいる以上にお金と時間を浪費するだけです。
どうしても医療に携わりたいなら看護師やいろいろ医療従事者になればいいだけです。
厳しいようですが現実です。
今度は本気出してがんばろうと思うなら海外なんか考えずにもう一度日本の医学部受験がんばればいいのです。
日本の医学部に失敗しまくったり日本の医学部の偏差値に到底到達しないような人々が選択する海外医学部留学。
中欧、東欧あたりの医学部に留学できると宣伝されていますね。現地語でなくても英語ができれば医学部過程に進学できますという謳い文句、厚労省の許可さえあれば日本の医師国家試験を受けることができますという謳い文句、やる気があれば世界で医師になれる、これからのグローバルの時代日本にこだわらずに世界には医学部がたくさんあるという謳い文句。いろいろな謳い文句ありますけど冷静に考えてみましょう。
日本の医学部の偏差値にも達しない人が一生懸命勉強したら英語の医学講義理解できると思いますか?
日本の受験英語でたいした偏差値取れないようなオツムで医学を英語で理解するのは不可能です。
中欧、東欧の医学部は金さえ払えば入るのは簡単です。
こういう国はお金払ってくれれば誰でも歓迎です。実際ドイツ、フランスあたりの金持ち馬鹿が入学していますから。知り合いのドイツ人医師も落ちこぼれが後進国医学部に行くといっていました。後進国医学部でも医師になるには見合う実力がないと医学部は卒業できません。日本の医学カリキュラム同様に全範囲の医学知識の理解と暗記が求められます。
医学用語を日本語でなくて英語で覚えるのは大変です。帰国子女でもない限りスラスラとはいかないでしょう。しかも日本の国家試験を運よく受験できるとしても日本語の医学用語を再度覚えないといけません。しかも日本人とほかの国の人では疫学もかなり違うことが多いです。日本人の病態の分布など特徴を覚えなおしです。
おわかりですね、つまり日本の医学部に合格する実力の無い人間が海外の医学部に進学しても、しっかりした医学教育を十分消化できる可能性は低いじゃなくて無いということです。言語を変えたり後進国に行ったりしても結局医者になるというハードルは下がりません。つまり日本で医学部に行く能力の無い頭では世界どこの医学部に行っても無駄です。
日本にいる以上にお金と時間を浪費するだけです。
どうしても医療に携わりたいなら看護師やいろいろ医療従事者になればいいだけです。
厳しいようですが現実です。
今度は本気出してがんばろうと思うなら海外なんか考えずにもう一度日本の医学部受験がんばればいいのです。
2013年01月14日
相続税対策でも意味のある私立医学部進学
さて今回は完全にお金のお話。嫌なら読まないでください。
自民党が孫への贈与を1500万円まで非課税とするらしい。これは非常に有効な資金の移動になる。これで相続が1代飛ばしで1500万円が非課税で孫にいく。
なんて効率的な富の移動なんでしょう。これに親の資金をプラスするといいスキームなんです。
医学部進学がいかに資産移動に有効かというお話。
国立医学部は6年で学費が350万円ほどですからこれに生活費を入れて6年で1500万円もあれば十分です。これでも富の移動で払えばいいので有効です。
今日のメインは私立医学部です。
私立医学部の場合はお金がかかりすぎて大変だといわれますが、これが実はものすごく効果的な相続税対策になるのです。1人の人間を私立医学部に入学させて卒業までの6年間の学費を3000万円としましょう。そして6年間の一人暮しのマンション、教科書代などの生活費で年間200万円で1200万円とすれば合計4200万円。当然医学部に入れるためには中学高校はそれなりで塾にも行くからそれにもお金がかかる。大雑把に中学から医学部卒業まで6000万円としましょう。相続税の基礎控除を引いても医学部を目指せるご家庭だと収入+資産はそれ以上ありますよね。
ここで有効なのは子供に投資するという考えです。中学から医学部卒業の12年間積み立て投資すると思えばいいのです。自分の分身の子供が医師になって社会に医療行為を還元してそれに伴い給料が発生する。悪い話ではないですよね。
これも大雑把ですけど初期研修医2年で1200万円、後期研修医3年で2400万円、それ以降は1200万円とすれば投資した6000万円を払い終わるのに7年です。その後はプラスだけのゲームスタートです。さらに医師というプレミアムまでつきます。
私立医学部には一部で推薦入試をやっているところがありまして、、、それ相応の寄付金を出すという暗黙の了解があるところもあるのですがこれもいい手になります。浪人した挙句に医学部に入れない可能性を考えれば寄付金払っても医学部に入るというのもひとつの手です。これも必要経費だと思えばいいだけです。要は国試に受かればいい。
最近は国公立の地域枠入学組の学力の低さが完全に露呈してきています。とある地方医大の先生とお話した時も馬鹿な田舎侍が増えて今までの大都市からの偏差値エリートが少ないから授業もテストも昔よりも易しくしないといけないとおっしゃっていました。医師が地方に残ってくれるようにするための国策ですから田舎侍のためにも国家試験も易化ということになっていくのは確実です。
ということで少しでも成績がいいのなら医学部を目指したいと子供が言えば国立でも私立でも行かせてあげればいいと思います。
一生懸命稼いだお金を無条件に税金として取られ、それが田舎の誰も使わない道路とか博物館とかに使われたり、生活保護の不正受給のクズ人間のパチンコ代にされるよりもよっぽどましだと思いませんか。
ちなみに相続税対策を考えても地元の国立医学部に行かせて自宅通いが一番です。
でも子供を大都市の国立でも私立でも医学部に入れて6年間親元離れて生活させて、一流病院の先端医療を見る機会を与えるというのも非常に重要だと思います。
以上、ぶっちゃけトークでした。
自民党が孫への贈与を1500万円まで非課税とするらしい。これは非常に有効な資金の移動になる。これで相続が1代飛ばしで1500万円が非課税で孫にいく。
なんて効率的な富の移動なんでしょう。これに親の資金をプラスするといいスキームなんです。
医学部進学がいかに資産移動に有効かというお話。
国立医学部は6年で学費が350万円ほどですからこれに生活費を入れて6年で1500万円もあれば十分です。これでも富の移動で払えばいいので有効です。
今日のメインは私立医学部です。
私立医学部の場合はお金がかかりすぎて大変だといわれますが、これが実はものすごく効果的な相続税対策になるのです。1人の人間を私立医学部に入学させて卒業までの6年間の学費を3000万円としましょう。そして6年間の一人暮しのマンション、教科書代などの生活費で年間200万円で1200万円とすれば合計4200万円。当然医学部に入れるためには中学高校はそれなりで塾にも行くからそれにもお金がかかる。大雑把に中学から医学部卒業まで6000万円としましょう。相続税の基礎控除を引いても医学部を目指せるご家庭だと収入+資産はそれ以上ありますよね。
ここで有効なのは子供に投資するという考えです。中学から医学部卒業の12年間積み立て投資すると思えばいいのです。自分の分身の子供が医師になって社会に医療行為を還元してそれに伴い給料が発生する。悪い話ではないですよね。
これも大雑把ですけど初期研修医2年で1200万円、後期研修医3年で2400万円、それ以降は1200万円とすれば投資した6000万円を払い終わるのに7年です。その後はプラスだけのゲームスタートです。さらに医師というプレミアムまでつきます。
私立医学部には一部で推薦入試をやっているところがありまして、、、それ相応の寄付金を出すという暗黙の了解があるところもあるのですがこれもいい手になります。浪人した挙句に医学部に入れない可能性を考えれば寄付金払っても医学部に入るというのもひとつの手です。これも必要経費だと思えばいいだけです。要は国試に受かればいい。
最近は国公立の地域枠入学組の学力の低さが完全に露呈してきています。とある地方医大の先生とお話した時も馬鹿な田舎侍が増えて今までの大都市からの偏差値エリートが少ないから授業もテストも昔よりも易しくしないといけないとおっしゃっていました。医師が地方に残ってくれるようにするための国策ですから田舎侍のためにも国家試験も易化ということになっていくのは確実です。
ということで少しでも成績がいいのなら医学部を目指したいと子供が言えば国立でも私立でも行かせてあげればいいと思います。
一生懸命稼いだお金を無条件に税金として取られ、それが田舎の誰も使わない道路とか博物館とかに使われたり、生活保護の不正受給のクズ人間のパチンコ代にされるよりもよっぽどましだと思いませんか。
ちなみに相続税対策を考えても地元の国立医学部に行かせて自宅通いが一番です。
でも子供を大都市の国立でも私立でも医学部に入れて6年間親元離れて生活させて、一流病院の先端医療を見る機会を与えるというのも非常に重要だと思います。
以上、ぶっちゃけトークでした。
2012年09月09日
医者にとっての博士号の意味
はっきり結論から言います。
博士号は絶対にとっておいたほうが良いです。
医学博士をとっても臨床上で役に立つことは今のところ少ないと思います。
しかし博士号を取る過程が非常に重要なのです。
まずは医局内のIF(インパクトファクター)がファーストで10点もいかないような指導者についてはいけません。また2点3点程度の論文ばかり書いているような人も指導者として失格です。
しっかりした研究室で勉強してください。お勧めは基礎系の研究室に国内留学、学内留学することです。
しっかりとリサーチカンファレンス、抄読会、輪読会をしているところがよいです。
そしてnonMD(医者じゃない)研究者達の研究に対する姿勢、論文の読み方を学ぶのです。
医者になってから上に言われるがまま論文の読み方をなんとなく習得していても深いところまでは読みきれていないことが多いです。基礎の世界で生きている研究者が厳密に何を考え何を批判しながら論文を読んでいるのかを学ぶことは臨床に戻ってからの自分の財産になると思います。
昔は医学博士はどの大学も乱発していました。そういう時代の博士号持ちが今医局内では上にいます。たいした研究もしていない人間が研究の指導なんかできるはずもないのに年功序列のサガで、こういうのが指導者になってしまうのです。
仲間うちでの評価は無意味です。Pubmedで調べて大した論文も書いていない人間に指導を仰ぐ必要はありませんし時間の無駄です。どの大学にも優秀な研究室はありますしそれを探して自分でアプライするくらいの姿勢があればどの研究室も喜んで迎えてくれると思います。
結局は自分の10年20年後のキャリアを考えた時の今の自分の立ち位置を考えることです。
研究も将来やって生きたいなら、これからはしっかり研究した博士号持ちが優遇される時代が来ると思います。その時に臨床系のクズ雑誌(IF3点以下)ぐらいしか実績にないような医者は笑われておしまいです。
ちなみに臨床で一生懸命患者のために尽くすから研究なんて時間の無駄だと考えている方はそれでいいと思います。
医学博士をとって研究をしたいならばしっかりした研究室で勉強してください。
博士号は絶対にとっておいたほうが良いです。
医学博士をとっても臨床上で役に立つことは今のところ少ないと思います。
しかし博士号を取る過程が非常に重要なのです。
まずは医局内のIF(インパクトファクター)がファーストで10点もいかないような指導者についてはいけません。また2点3点程度の論文ばかり書いているような人も指導者として失格です。
しっかりした研究室で勉強してください。お勧めは基礎系の研究室に国内留学、学内留学することです。
しっかりとリサーチカンファレンス、抄読会、輪読会をしているところがよいです。
そしてnonMD(医者じゃない)研究者達の研究に対する姿勢、論文の読み方を学ぶのです。
医者になってから上に言われるがまま論文の読み方をなんとなく習得していても深いところまでは読みきれていないことが多いです。基礎の世界で生きている研究者が厳密に何を考え何を批判しながら論文を読んでいるのかを学ぶことは臨床に戻ってからの自分の財産になると思います。
昔は医学博士はどの大学も乱発していました。そういう時代の博士号持ちが今医局内では上にいます。たいした研究もしていない人間が研究の指導なんかできるはずもないのに年功序列のサガで、こういうのが指導者になってしまうのです。
仲間うちでの評価は無意味です。Pubmedで調べて大した論文も書いていない人間に指導を仰ぐ必要はありませんし時間の無駄です。どの大学にも優秀な研究室はありますしそれを探して自分でアプライするくらいの姿勢があればどの研究室も喜んで迎えてくれると思います。
結局は自分の10年20年後のキャリアを考えた時の今の自分の立ち位置を考えることです。
研究も将来やって生きたいなら、これからはしっかり研究した博士号持ちが優遇される時代が来ると思います。その時に臨床系のクズ雑誌(IF3点以下)ぐらいしか実績にないような医者は笑われておしまいです。
ちなみに臨床で一生懸命患者のために尽くすから研究なんて時間の無駄だと考えている方はそれでいいと思います。
医学博士をとって研究をしたいならばしっかりした研究室で勉強してください。
2012年06月24日
医者の留学 得?損?どちら
最近の医者の医学留学の意味についてはよく考える必要があります。
まず第一に研究に興味があってしっかり日本でも研究して成果を出している医者が海外の研究所に行くというのは素晴らしいことです。しかも素晴らしい成果が出るかもしれないので十分価値があります。
一方でイマイチの留学というのもあります。今回は負の部分をクローズアップしてみます。不愉快なら読まないでくださいね。
イマイチの留学、それは旧態依然とした医局制度の名残で、代々2年など期間限定で海外の提携の研究室に留学する制度。この意味は、医局に留学先があるという宣伝、そして自分たちの独占実験で継続的に論文になるということです。
ある程度の成果は出るかもしれませんが個人の能力ではなく研究の流れで出た成果論文なのでいくら本人が自慢しても一人の成果ではありません。要するに個人能力ではないのです。またそういう研究は大体が少数の研究者にしか受けないもので臨床的にも基礎研究的にも価値は低いです。出している論文の雑誌もいつも同じでインパクトファクターも5点にも満たないクズ雑誌ということがままあります。
そして留学自体が本人にとっていいものかどうかです。グラントを取ろうが家族で2年間留学に出るとだいた1000万円の持ち出しになるそうです。いくら倹約しようとしてもせっかく留学したのだからといろいろなところに遊びに行ったりすると思ったよりも多くの出費になります。
留学先の人間関係も問題です。ボストンなどでは特に日本人同士が固まって生活していることもあり、結局日本人同士でつるんでしまうことが多いです。パーティーだのアメリカナイズドされたこともはじめは外国人も交えてですが徐々に日本人だけの飲み会になる傾向が強いです。慣れない交流は日本人は苦手ですからね。
結局アメリカのボストン日本人村で生活してラボで外国人と仕事してまた日本人村に帰るという毎日です。
そして徐々に自分の惨めさに気付くのだそうです。でも日本に帰って海外留学したという自慢をするために満期まで頑張る(笑)
アメリカで生活したという自慢、アメリカの研究機関で研究したという自慢、そして外国人と(表面上だけかもしれないけど)友達ができたという自慢を得るのに留学するようなものです。
海外留学で活躍されている立派な先生も多いですが、上記のような悲しい留学の先生はもっと多いのが現状です。
インパクトファクター10点くらいなら日本で十分研究できますし日本には東大、理研など世界のトップ研究室も多くあります。しっかりした研究をしたいならまず語学、生活、金銭面で有利な国内で研究室を探すのが当たり前の行為です。そしてそこで成果だして海外に行けばいい。そこで成果出ないなら海外に行ってもどうせ無駄です。ただの恰好いいだけで留学するのはもう時代遅れです。
留学した複数の先生に聞いてみてください。
この論文の質なら日本でも同じ研究できてバイトも行けてお金も助かったのに、と
するとお返事は留学しないとわからないものがある、外人の友達ができる、海外生活は普通だとできない等と言うと思います。
そこで踏み込んでそのわからないものは何ですか?ご自分で分かっていますか?と聞いてみてください。さらに外人の友達とは今も連絡しているのかと?日本の今までの関連病院で知り合った先生よりも深い付き合いにこれからなりそうですか?と。
この辺であやふやにごちゃごちゃいう先生は悲しい留学組です。自分でも気づいているはずですからさらに傷を深くしてあげてください。
1000万円の出費なら2年間いろいろな国を旅行して気に入ればコンドミディアムを借りて現地の語学学校に通ってを繰り返しても十分可能です。料理学校にもデザイン学校にも行けます。そして何か国も旅できます。さらに1か月だけでも日本に帰って健診バイト三昧にすればお金も稼げますしね。
箔づけだけの留学の時代は終わりました。
最近は少ないですけど昔は外科などで臨床留学でDRなんちゃらに師事などと経歴に書いていた先生もいますけど。第2,3助手でも見学でもこういうこと書けますからね。
フランス料理のコックがフランスで皿洗いしかしていなくてもフランスで料理の腕を磨いたと宣伝するのと同じです。
経歴を格好いいものにしても本人次第です。経歴のために時間、労力、お金を投資するならどれだけリターンがあるか考えないと本当に馬鹿を見ます。
ちなみに私は国内の基礎医学の研究室に国内留学しました。いい論文もできましたしその研究室からは高インパクトファクター、高品質の論文が毎年出ていましたから。
本人の価値観次第ですが、周りやくだらない留学幻想などに惑わされないようにしてください。
まず第一に研究に興味があってしっかり日本でも研究して成果を出している医者が海外の研究所に行くというのは素晴らしいことです。しかも素晴らしい成果が出るかもしれないので十分価値があります。
一方でイマイチの留学というのもあります。今回は負の部分をクローズアップしてみます。不愉快なら読まないでくださいね。
イマイチの留学、それは旧態依然とした医局制度の名残で、代々2年など期間限定で海外の提携の研究室に留学する制度。この意味は、医局に留学先があるという宣伝、そして自分たちの独占実験で継続的に論文になるということです。
ある程度の成果は出るかもしれませんが個人の能力ではなく研究の流れで出た成果論文なのでいくら本人が自慢しても一人の成果ではありません。要するに個人能力ではないのです。またそういう研究は大体が少数の研究者にしか受けないもので臨床的にも基礎研究的にも価値は低いです。出している論文の雑誌もいつも同じでインパクトファクターも5点にも満たないクズ雑誌ということがままあります。
そして留学自体が本人にとっていいものかどうかです。グラントを取ろうが家族で2年間留学に出るとだいた1000万円の持ち出しになるそうです。いくら倹約しようとしてもせっかく留学したのだからといろいろなところに遊びに行ったりすると思ったよりも多くの出費になります。
留学先の人間関係も問題です。ボストンなどでは特に日本人同士が固まって生活していることもあり、結局日本人同士でつるんでしまうことが多いです。パーティーだのアメリカナイズドされたこともはじめは外国人も交えてですが徐々に日本人だけの飲み会になる傾向が強いです。慣れない交流は日本人は苦手ですからね。
結局アメリカのボストン日本人村で生活してラボで外国人と仕事してまた日本人村に帰るという毎日です。
そして徐々に自分の惨めさに気付くのだそうです。でも日本に帰って海外留学したという自慢をするために満期まで頑張る(笑)
アメリカで生活したという自慢、アメリカの研究機関で研究したという自慢、そして外国人と(表面上だけかもしれないけど)友達ができたという自慢を得るのに留学するようなものです。
海外留学で活躍されている立派な先生も多いですが、上記のような悲しい留学の先生はもっと多いのが現状です。
インパクトファクター10点くらいなら日本で十分研究できますし日本には東大、理研など世界のトップ研究室も多くあります。しっかりした研究をしたいならまず語学、生活、金銭面で有利な国内で研究室を探すのが当たり前の行為です。そしてそこで成果だして海外に行けばいい。そこで成果出ないなら海外に行ってもどうせ無駄です。ただの恰好いいだけで留学するのはもう時代遅れです。
留学した複数の先生に聞いてみてください。
この論文の質なら日本でも同じ研究できてバイトも行けてお金も助かったのに、と
するとお返事は留学しないとわからないものがある、外人の友達ができる、海外生活は普通だとできない等と言うと思います。
そこで踏み込んでそのわからないものは何ですか?ご自分で分かっていますか?と聞いてみてください。さらに外人の友達とは今も連絡しているのかと?日本の今までの関連病院で知り合った先生よりも深い付き合いにこれからなりそうですか?と。
この辺であやふやにごちゃごちゃいう先生は悲しい留学組です。自分でも気づいているはずですからさらに傷を深くしてあげてください。
1000万円の出費なら2年間いろいろな国を旅行して気に入ればコンドミディアムを借りて現地の語学学校に通ってを繰り返しても十分可能です。料理学校にもデザイン学校にも行けます。そして何か国も旅できます。さらに1か月だけでも日本に帰って健診バイト三昧にすればお金も稼げますしね。
箔づけだけの留学の時代は終わりました。
最近は少ないですけど昔は外科などで臨床留学でDRなんちゃらに師事などと経歴に書いていた先生もいますけど。第2,3助手でも見学でもこういうこと書けますからね。
フランス料理のコックがフランスで皿洗いしかしていなくてもフランスで料理の腕を磨いたと宣伝するのと同じです。
経歴を格好いいものにしても本人次第です。経歴のために時間、労力、お金を投資するならどれだけリターンがあるか考えないと本当に馬鹿を見ます。
ちなみに私は国内の基礎医学の研究室に国内留学しました。いい論文もできましたしその研究室からは高インパクトファクター、高品質の論文が毎年出ていましたから。
本人の価値観次第ですが、周りやくだらない留学幻想などに惑わされないようにしてください。
2012年06月16日
プロトコール医療のいいところ
最近の医療は地域、病院の格差が非常に小さくなりました。この先生でないと治せないというようなことも脳外科や心臓外科ではありますが大概の疾患の場合は都心だろうが田舎だろうがある程度の規模の病院にいけば治療成績はほとんど同じです。
医師のさじ加減という経験で培われてきた治療の技術が、現在では非常に比率として小さくなったことです。治療の大部分の意思決定は学会などが定めた治療のプロトコールです。
どういった診断であるとか病理所見がどのステージかで治療は自動的に決まります。
この最大の利点は日本全国どこで治療を受けても均一の治療であること、まあマクドナルドでハンバーガー食べるようなものです。そして大規模な治療プロトコールなのでデータを集めやすくそれによるフィードバックも大きいことです。
逆にマイナスの点は患者さんにはほとんどありませんが医師自身にはあります。
それはあまりにも自分という人間の能力を発揮するところがないのです。
診断がついてしまえば後はプロトコールにのっとって治療の開始。抗生剤チェックや薬のダブルチェックでサインさえできれば誰でもいいわけです。
外科にしても今ではがんを切除してからの吻合を優秀な器械がやってくれます。昔は切った部分の吻合は手縫いでしたからうまい先生ほどリーク、縫合不全は少なかったわけです。でも今では器械で1,2,3と叫んでガッチャンすれば研修医でも名医でも縫合不全の確率は同じです。
治療もフラット化してきたということです。全体としての質の向上。
昔は自動車が職人さんが一つ一つ組み立てていたのが今のトヨタの組立工場でオートメーションでやるようなものです。
個人の能力に頼らないシステム。社会全体にはものすごくいいことです。
そしてこの現実に医者、研修医はどう感じるか。あえて考えない先生、いまだ自分の能力で患者を助けていると考えている先生、サラリーマン化してたんたんと仕事する先生、わずかの有意差を出して業績だすのにがんばる先生などいろいろいます。
でも本当に優秀な一部の先生だけが先端を走り、残りの大多数はミスの少ない完成された作業をする。もう仕事として最終系に来ているような気がします。
医師の仕事はこういった作業であるということを認識するフェーズに来ていると思います。
そして若い先生によく聞くんですよ。どう今の医療は?て
すると自分が一生懸命やって患者さんが助かればそれだけでいいと思いますという答え多いです。
なんかうれしい気分になります。
医師のさじ加減という経験で培われてきた治療の技術が、現在では非常に比率として小さくなったことです。治療の大部分の意思決定は学会などが定めた治療のプロトコールです。
どういった診断であるとか病理所見がどのステージかで治療は自動的に決まります。
この最大の利点は日本全国どこで治療を受けても均一の治療であること、まあマクドナルドでハンバーガー食べるようなものです。そして大規模な治療プロトコールなのでデータを集めやすくそれによるフィードバックも大きいことです。
逆にマイナスの点は患者さんにはほとんどありませんが医師自身にはあります。
それはあまりにも自分という人間の能力を発揮するところがないのです。
診断がついてしまえば後はプロトコールにのっとって治療の開始。抗生剤チェックや薬のダブルチェックでサインさえできれば誰でもいいわけです。
外科にしても今ではがんを切除してからの吻合を優秀な器械がやってくれます。昔は切った部分の吻合は手縫いでしたからうまい先生ほどリーク、縫合不全は少なかったわけです。でも今では器械で1,2,3と叫んでガッチャンすれば研修医でも名医でも縫合不全の確率は同じです。
治療もフラット化してきたということです。全体としての質の向上。
昔は自動車が職人さんが一つ一つ組み立てていたのが今のトヨタの組立工場でオートメーションでやるようなものです。
個人の能力に頼らないシステム。社会全体にはものすごくいいことです。
そしてこの現実に医者、研修医はどう感じるか。あえて考えない先生、いまだ自分の能力で患者を助けていると考えている先生、サラリーマン化してたんたんと仕事する先生、わずかの有意差を出して業績だすのにがんばる先生などいろいろいます。
でも本当に優秀な一部の先生だけが先端を走り、残りの大多数はミスの少ない完成された作業をする。もう仕事として最終系に来ているような気がします。
医師の仕事はこういった作業であるということを認識するフェーズに来ていると思います。
そして若い先生によく聞くんですよ。どう今の医療は?て
すると自分が一生懸命やって患者さんが助かればそれだけでいいと思いますという答え多いです。
なんかうれしい気分になります。