2016年09月07日
二重じゃダメですか? | 民進党 蓮舫代表代行 の二重国籍問題
1.はじめに
また、時事ネタで申し訳ありません。今回はネットや報道でお騒がせしている「民進党 蓮舫代表代行」の二重国籍問題について、記事にまとめたいと思います。
写真の出典:産経新聞社
2.二重国籍問題の発端について
この問題の発端をネットで調べてみました。履歴を辿ると、9月2日の読売テレビ「ウェークアップ!ぷらす」での発言が事の発端のようです。次の日の産経新聞社9月3日の蓮舫代表代行インタビューでも二重国籍についての質問を受けて、蓮舫代表代行は「質問の意味が分からないけど、私は日本人です」と答えています。
3.日本国における多重国籍の扱い
日本国では二重国籍(多重国籍)の状態を認めていません。細かい内容は、法務省 国籍選択についてをご覧下さい。
外国の国籍と日本の国籍を有する人(重国籍者)は、22歳に達するまでに(20歳に達した後に重国籍になった場合は、重国籍になった時から2年以内に)、どちらかの国籍を選択する必要があります。選択しない場合は、日本の国籍を失うことがあるそうです。これは「国籍法」という法律に基づいたものです。
4.多重国籍状態でも議員になれるのか?
答えは、日本国籍を持つ多重国籍者が選挙に立候補するすることは公職選挙法上の規定はありません。このため、罰則はありません。
ここからがかなり微妙なところで、外務公務員については多重国籍者を欠格事由としており、人事院は人事院規則において国家公務員の外務省専門職員採用試験の受験資格で多重国籍者を欠格事由としています。
で、今議論になっていることは、二重国籍の状態を放置していた状態で国会議員を続けられるかです。被選挙権は日本国民であれば得ることができます。ただし、前項で示したとおり、国籍法では国籍の選択しない場合は、日本の国籍を失うことになります。日本の国籍を失う=日本国民ではなくなるということです。日本国民でない者は被選挙権を得ることができませんので、日本の国籍を失った場合は違法ということになります。
5.今後の方向性(私の勝手な想定)
私は民進党は嫌いですが、蓮舫氏のこれまでの功績を否定できるような立場ではありません。最終的な判断(国籍を喪失するか否か)は、法務省の判断によると考えています。以下の引用文は、「二重国籍」問題に関する蓮舫代表代行事務所による回答文の全文です。
私は、国籍が台湾と日本の両方であることを問題視していません。日本国のために尽くしてくれれば、二重国籍でも三重国籍でも良いと思っています。はっきり言ってどーでも良いことです。気になることは、自身の過ちを素直に認めず、報道ではしっかりと調べもせず、(例えウソでなくとも)ウソと受け取れるような発言を行っていたことです。私はウソつきは嫌いです。そのような方は政治の世界で活躍し続けることは如何なものかと思います。
今後の推移を見守りたいと思います。
国連の女子差別撤廃条約の締結を控えて改正国籍法が施行(昭和60年1月1日)された直後の昭和60年1月21日、17歳の時に日本国籍を取得しました。日本法の下で適正な手続きを行い、日本国籍を取得しています。あわせて台湾籍の放棄の宣言をしています。
台湾法において、台湾に籍があるのかというご指摘がありました。
このため、確認を行いましたが、いかんせん30年前のことでもあり、今のところ、確認できていません。
今後も確認作業は行いたいと思いますが、念のため、改めて本日、台湾の駐日代表処に対し、台湾籍を放棄する書類を提出しました。
平成28年9月6日
蓮舫事務所
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