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2017年04月29日

三越前 ラ・ボンヌターブル

今日は三越前のコレド室町2の1Fにある『ラ・ボンヌターブル』に伺いました。
こちらは西麻布にあるミシュラン2つ星の『レフェルヴェソンス』のシェフがプロデュースしたカジュアルフレンチです。

店内はシックで落ち着いた雰囲気です。

壁に3枚掛けられた絵画が印象的です。ちなみに(ネタバレですが)デジタルで制御しているようで、絵は一定時間毎に変化します。
雰囲気が変わって面白いですね。

テーブルにつくと、本日のメニューが置かれています。
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ドリンクメニューをいただくと、ペアリングがありました。
しかも、ワインと日本酒のペアリングとのこと、気になってこちらをお願いしました。

まずは「畑のサラダ」です。
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生産者の方が丹精込めて作られたお野菜がふんだんに盛られています。
どれも非常に新鮮で、滋味深いというのか、苦味がしっかりあるのですが、決して嫌ではないのです。
現代において、美味しいお野菜をいただくことがどれだけ難しいことであるかと想いながらいただきました。

続いて「原木椎茸、ブーダンノワール、奈良漬」です。
この時点でフレンチという概念を覆されました。りっぱな原木椎茸の茎を細かく裂いてカリカリに焼かれており、椎茸の芳醇な味わいと触感が楽しめます。
奈良漬も良いアクセントになっています。
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これに合わせるのは「懐古酒」です。
しっかりと熟成した日本酒で、これだけでもしいたけのようなダシを感じます。
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もちろん、しいたけと合わない訳がありません。
懐古酒が椎茸の芳醇の香りを引き立てます。しいたけと日本酒を交互にいただくとたまりませんね。

続いては「車海老、うるいと九条ネギ、アメリケーヌソースと竹の子と米のフリット、新玉ねぎのピュレ」です。
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これに合わせるのはスロベニアの白ワイン「マルヴァージア(オレンジ)[2015]クメティエ・シュテッカー Malvazija Kmetija Stekar」です。
オレンジの香りがするワインで、車海老の味わいをさらに引き立ててくれます。
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さらに、フリットの香ばしさにも非常に合います。まさにこの一皿とのペアリングですね。

続いて「菊芋のスープ、もの凄い鯖、小松菜」です。
残念ながら写真を撮り忘れてしまったのですが、菊芋のスープを浅く盛り付けて、脂の乗った鯖と小松菜が添えられています。

菊芋のスープがあらごしのポタージュのようなのですが、これににごり酒を合わせるというペアリングです。
ニュアンスが非常に合うのと、鯖の脂ともぶつからないのが良いですね。
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「金目鯛の鱗付け焼き、スナックエンドウのソース、春キャベツ、タコ」です。
まず金目鯛の皮が鱗付きのためパリパリとして香ばしいです。身はふわっとして上品なお味です。
スナックエンドウと春キャベツが春らしさを感じさせてくれます。
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これに合わせるのはフランス ロワールの白ワイン「アレクサンドル・バン」です。
ミネラル感があるのですが、とろっとしたような芳醇な味わいも楽しめます。
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金目鯛の繊細な美味しさを引き立ててくれるように感じました。

お肉料理は「松坂ポークのロースト モリーユ茸、ホワイトアスパラガス」です。
まず、ホワイトアスパラガスが甘い!!歯ごたえがあって甘味があって最高です!
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松坂ポークも舌触りが滑らかで旨みが強いヒレ肉です。脂身が添えられており、合わせて食べると旨みがさらに増します。

これにはボジョレーの「モルゴン コート・ド・ピイ [2014] ジャン・フォワヤールJean Foillard Morgon Cote du Py」を合わせます。
旨みがあり果実味と繊細な酸を感じます。滑らかな豚肉と非常に合います。
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デザートは「空豆、酒粕、甘夏、木の芽」とありますが・・・、答えは、酒粕のアイスクリームと空豆を挟んだダクワーズに、甘夏に木の芽を添えたものでした。
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まずダクワーズはそのまま手づかみでかぶりつくのが正解ですね。非常に美味しいです。

甘夏は甘口の「ドメーヌ・デ・キャヴァロド」を合わせていただきます。
ぶどうジュースの段階でブランデーを加え発酵を止めて作るのだそうです。甘夏の甘さ・酸味と良く合います。
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「ミニャルディーズ」はお店の名前が入った生チョコレートですね。
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ほどよく焙煎香があるフルーティな浅入りのコーヒーと一緒にいただくと絶品です。
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約3時間弱のゆったりとしたディナーでした。
お料理とペアリングで約15,000円ですが、かなりの満足感があります。

少し贅沢をしたい日に良い素晴らしいお店だと思います。ごちそうさまでした。
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