東京日本橋 旨いもの食べ歩き

日本橋三井タワーの2Fにある櫻川はミシュラン1つ星の懐石料理店です。

2Fに上品に目立ち過ぎないのれんをくぐってみたいと思っていました。
今日はランチで伺いました。


店内は手前側がおそらく個室で奥に開けた空間がありテーブル席があります。
大きな窓からは柔らかい日の光が差していてゆったりとした明るい空間です。

隣のテーブルとはついたてで仕切られているので周りを気にせずに食事をいただけます。

ちょうどテーブルの近くに兜と刀が飾られていました。5月の節句ですね。季節感があります。

まず食前酒として菖蒲酒をいただきます。
乾燥した菖蒲と思われるものが浮いていたので一緒に食べてしまったのですが・・・美味しくはありません。
おそらく風味を味わうのでしょうね・・。


突き出しです。
山桃・タケノコの木の芽和え・タコの柔らか煮とイカの酒盗です。兜の器が可愛いですね。


特にタケノコの木の芽和えはタケノコに一切の渋みがなく木の芽の香りと相まってすがすがしい香りを味わえました。

お椀です。
平貝とわかめもちです。平貝は歯ごたえがあるのですがジューシーで貝の旨みを噛みしめることができます。
わかめもちは本当にもちのようなのですが味は確かにわかめなのです。凝縮した美味しいわかめをいただいているようです。


お造りです。
まぐろの赤身・中トロにフグ・フグ皮です。船に見立てた器に櫻川と焼き印の入った屋根がおしゃれです。
特に中トロはまったく臭みがなく口の中でとろけます。



焼き物です。
ぐじの焼き物と万願寺とうがらしの天ぷらです。
ぐじはそのまま食べても大根おろしで食べてもレモンを絞っても旨みがまったく負けません。美味しかった。


炊き合わせです。
タケノコとわかめと麩の炊き合わせです。お出汁が本当に美味しくて飲み干してしまいました。


〆の白子ご飯です。これが旨かった！
フグの白子・のり・わさびを合わせて食べると本当に合うのです。大盛りもできますので男性の方もお腹が満たされると思います。



デザートは季節の果物とアイスクリームです。


もう1品のデザート、わらびもちです。お抹茶も一緒にいただけます。
このわらびもちに添えられている桜の花びらの塩漬けが良い塩梅の塩加減で黒蜜の甘さを引き立てます。



店内・器・お料理を目で見て楽しみ、素晴らしいお料理の味を堪能できる素晴らしいお店だと思います。
ごちそうさまでした。

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