先日、都知事選で3位の大敗北を喫した蓮舫氏が涙を流している記事を見た。
まるで真面目に読む気になれなかった。
「女性だから叩かれる」
という発言にはふざけるな、と思った。
自分の失敗を女性という属性を盾に逃げるのは最低過ぎる。不快感が酷い。
蓮舫氏は選挙期間前から盛大に間違えていた。
蓮舫氏から最初に出てきた主張は「自民党裏金問題」。都政関係ないやん。
次に神宮外苑問題。私有地では?
そして小池百合子と石丸伸二、田母神俊雄との討論会で、
「小池百合子現職の公約破り。その結果である情報公開請求での黒塗り白塗り増やし。東京地裁判決とはいえ国家賠償請求訴訟での敗訴という歴史的不祥事」
に一切触れなかった。
追求型野党である立憲民主党の花形政治家だったにも関わらず。
小池都政はプロジェクション・マッピングで電通の子会社に48億円を垂れ流し、その申請、認可、入札責任者が同一人物という前代未聞のやらかしをしている。
蓮舫氏はそれにも触れていない。
このやる気の無さは一体なんなのか?
石丸陣営の動きはハッキリしていた。
昨年8月からの爆発的なYouTube人気((相当金かけたと思う)から始まり、イメージ戦略に徹底していた。
公約も具体性のない内容を敢えて発表し、論戦を避けた。
名前、顔、イメージ、を売る。財界人20人に支持を表明させ、インフルエンサー達に応援させた。
結果二位とはいえ165.8万票の大勝利だった。
石丸のバックに居たであろう勢力はこの結果に満足しただろう。
これに勝つには「小池都政の弱点を徹底的に糾弾し、都政に於ける正当な民主主義の履行者である事をアピール」する以外に無かった筈。
それが唯一公務で選挙宣伝が出来る小池百合子を叩け、議論の場に引き摺り出す事が出来、石丸伸二との明確な差異を見せる最良の方法だったのでは?
蓮舫氏及び蓮舫陣営のやる気と戦略性の無さには心底がっかりさせられた。
推せる要素が皆無だった。
一体自分が何を武器にこれまで戦ってきたのか全く理解していない。
その結果どれだけ多くのものを失ったのか、全く理解していない。
最後に、リベラル・左派にずっと感じていた違和感について、馬の眼氏(X:@ishtarist )が「被害者意識の蔓延」と分析していて合点がいった。
蓮舫陣営を始めとするリベラル・左派の凋落ぶりの酷さに日々首を捻っていたが、彼等は「被害者意識」で動いているのだ、と考えるととても納得出来た。
●蓮舫陣営に見えるリベラル・左派に於ける「被害者意識」の蔓延
・決めつけで敵を作る&味方を作らない→先鋭化する
・謝罪が出来ない→改善ができない
・同じ負け方を繰り返す→事後検証と改善がない→他責思考に陥る→敵が増える
「自分の中心に絶対的な正しさを据え、他者はそれに従うべき」
という価値観を何処かの国の国民達は持っている。彼等の中では被害者の地位が圧倒的に高く、容易に被害者を名乗る。
それは連続性のない点思考にならざるを得ず、感情的に先鋭化せざるを得ない。
立憲民主党界隈、リベラル・左派、フェミニスト、皆これに罹っているのでは?
自分は国政のバランスの為にリベラル・左派は絶対必要、と思っていたが、自公政権をアシストしかできない今のリベラル・左派なら滅んでいいと思っている。
リベラル・左派は一度滅んで再生すべき。
蓮舫氏も無駄に被害者意識に囚われてる暇があったら、正当な民主主義の手続きの履行に重きを置く本物のリベラルになって欲しい所。
まぁ、無理かもしらんけど。
――追記
所で蓮舫さん、
一度鏡を見てみませんか?
過去のご自身が今の自分を見てどう追求するか、お考え頂けませんか。