製作記事を掲載すると宣言してから大分時間が経ってしまいました。
申し訳ございません。
記事は書いていませんが、製作は進めておりました。
製作記というか途中経過を掲載しようと思います。
まずはナウシカが乗る「カイ」を作ります。
![カイのパーツ胴体.jpg](/neko1100/file/E382ABE382A4E381AEE38391E383BCE38384E883B4E4BD93-thumbnail2.jpg)
上の写真はカイの胴体のパーツです。2分割構造となっておりますので、これを左右貼り合わせます。
この部分を裏返すと、片方のパーツにピンが設けられており、このピンをもう一方のパーツに差し込む構造になっております。
貼り合わせ構造のパーツを組み立てる際は、接着前に仮組合わせを行いますが
このように大抵のキットのパーツはピン差し込み構造となっています。
この際に何もせずに仮組合わせをすると、溝とピンの隙間が狭く、仮組み合わせなのに
結果的に外れなくなる・・ということになり兼ねません。無理に外すと最悪はピンが折れてしまいます。
![ピンバイスで穴広げ.jpg](/neko1100/file/E38394E383B3E38390E382A4E382B9E381A7E7A9B4E5BA83E38192-thumbnail2.jpg)
このような事故を避けるためにあらかじめパーツの溝側の部分にピンバイスで穴を広げておきます。
このパーツは左右どちらにも溝があります。忘れずにこの作業を行います。
この作業を終えた後、それぞれのパーツを仮組合せ→接着の順で実施していきます。
説明書の順番通りにいくと、左右の胴体のパーツの足の部分を完成させます。
![胴体の連結3.jpg](/neko1100/file/E883B4E4BD93E381AEE980A3E7B590EFBC93-thumbnail2.jpg)
組み立てていてふと思ったのですが
最近のキット、特にガンプラに多いのですが、このような張り合わせ構造のパーツは少なくなってきました。
合わせ目の部分はどうしてもこの部分を消し込む作業が出てくるため、とっても手間です・・。
この「カイに乗るナウシカ」のパーツについても後述しますが、パテ盛りやサンドペーパーがけ、その確認のためサーフェーサー吹き、場合によってはやり直し。この手間が非常にやっかいです(とはいうもののこの部分の良し悪しでキットの完成度やモデラーの腕が問われるのですが)。
最近のキットにこのような張り合わせ構造が少ないということは、極力合わせ目部分を目立たなくしようとし、キット完成までの難易度を下げることでモデラー層を増やそうとする、メーカー側の努力の結果だと思います。
![胴体の連結4.jpg](/neko1100/file/E883B4E4BD93E381AEE980A3E7B590EFBC94-thumbnail2.jpg)
さて製作記事を続けます。
写真は胴体の部分を左右張り合わせた状態です。
接着剤を使用して張り合わせその後GSIクレオスのMr.溶きパテ ホワイト P119
![](https://www17.a8.net/0.gif?a8mat=262IYE+G1IHKI+249K+BWGDT)
ここで注意点ですが、カイの羽の部分(胸肉のあたり)も合わせ目を消す作業がありますが、ここでパテを塗りすぎるとその後ペーパーがけをしなければならなくなり、結果して羽の部分の造型が削れてしまい、その部分は自分で彫り直し再生しなければならなくなります。
このような手間を避けるため、塗りこむパテは極力少なめにして、合わせ目の溝の部分をピンポイントで埋めていく必要があります。
次に頭のパーツです。こちらも3分割の貼り合わせ構造です。
![頭の取り付け.jpg](/neko1100/file/E9A0ADE381AEE58F96E3828AE4BB98E38191-thumbnail2.jpg)
こちらも胴体と同様に溶きパテで合わせ目を埋めておきます。
胴体に取り付けると上の写真のようになります。
ここで合わせ目けしの方法です。
今回は通常のパテではなく「溶きパテ」を使用しましたが、溶きパテは乾燥硬化した後でもシンナーで容易に消すことが出来ます。
合わせ目の部分にパテを塗りこみ→乾燥した後にシンナーで拭き取るという順序です。
溝に入り込んでいるパテまでは拭き取らないため、表面上のパテだけが溶けて拭き取れていきます。
これでペーパーがけをしなくても済むという算段です。
幸いこのキットのパーツ同士の相がよいのと、前段でピンが差し込まれる部分の穴広げをしておいた結果、左右のパーツで段差が生じていません。この結果からこのような方法がとれるのですが
段差が生じてしまうキット(特に飛行機モデル・・・)等はこの方法は使用できません。地道にサンドペーパーがけをして段差を消すしかありません。
![尻尾羽.jpg](/neko1100/file/E5B0BBE5B0BEE7BEBD-thumbnail2.jpg)
次に尾羽の部分です。
こちらは3段階の組合せ構図です。パーツを前後に組み合わせていく構造ですので、パーツを切り出したら
そのまま組み立てていきます。
これをカイの胴体に取り付けます。
![尾羽装着.jpg](/neko1100/file/E5B0BEE7BEBDE8A385E79D80-thumbnail2.jpg)
次にカイの特徴の一つであるクチバシを取り付けます。
クチバシのパーツは4つの部品で構成されております。
上あご?と下あご?そして舌です。
![カイのクチバシパーツ.jpg](/neko1100/file/E382ABE382A4E381AEE382AFE38381E38390E382B7E38391E383BCE38384-thumbnail2.jpg)
上あごは左右対称のパーツですのでこれを張り合わせます。
この部分については、接着剤を多めに盛って、プラスチックが溶け出した部分を削り落とすことで合わせ目けしとしました。
これらのパーツを組立て、カイの胴体に取り付けます。
![カイの完成.jpg](/neko1100/file/E382ABE382A4E381AEE5AE8CE68890-thumbnail2.jpg)
これでカイの部分については完成です。
この後、カイが装着するマスクやカバン等を取り付けますがそれは最後の工程にします。
次の記事はこのキットの主役であるナウシカの製作になります。
こちらで紹介しているSTUDIO GHIBL プラモデルコレクション カイに乗るナウシカは BANDAIから発売されております。現在はAMAZONでも入手できます。
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