3級はかつて電信級と呼ばれていました。たしか電信専用で、電話は電話級か上級を取得する必要があった気がします。これに対して3級は電信を含んだ4級の上級資格の位置付けです。
受験時はまだモールス信号の受信試験がありました。ラジカセから流れる英文を聞き取って、回答用紙に記入するものです。対策としてアルファベットの符号を語調法で覚え、市販の受信練習用テープで何度も練習しました。ちなみに語調法とは語呂で覚える方法で、例えばB(ー・・・)なら「ビークラス」と覚えます。実際は頭の中でいちいち変換していたら間に合わないのですが、とっかかりとしては有効です。
しかし晴海で受験した1回目の試験ではこの受信がぜんぜんダメで、不合格。無線工学と法規はおそらく満点だったと思うので、非常に悔しい思いをしました。徹底的にテープを聞き直し2ヶ月後にリベンジ。
2回目は楽勝でした。今はなぜあんなスローなモールスが聞き取れなかったのかと思うのですが、単に慣れるまでの期間が足りなかっただけかも。気持ちに余裕がない場合、例えば短点ひとつの「E」が連続すると他の文字と迷ってしまい、そのあとが全滅したりします。なお現在は受信の実技は廃止されていて、ペーパー試験になったようです。
さすがに20年経つと行政サービスは向上し、合否結果は翌日に届いて、免許証申請の際に医師の診断書は不要になりました。
第3級ハム国試 要点マスター 2018 (アマチュア無線技士問題集) 新品価格 |
【このカテゴリーの最新記事】
-
no image