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2023年06月23日

投資信託で分散投資の果実を簡単に

安定的な投資手法として、分散投資があります。

その名の通り、いろいろな資産を混ぜ、投資を分散させることをいいます





特定の株式等だけに投資した場合、価格が下落した場合に痛手が大きくなりますが、数多くの資産を分散して持つと、すべての価格が下落することが少ないため、大きく財産が毀損するリスクを下げることができます。

しかし、分散投資はお金を持っている人だからこそできるものでは

という意見もあるでしょう

確かにその面はあります

多くの投資手法では、単価が高かったりしてまとまったお金がある程度なくては難しいもの

しかも購入額が多いと、ほかの投資ができなくなります。

株式は比較的分散しやすい資産とは言えますが、単位株など最低購入価格があり、一般の方が何十もの銘柄に投資するのは難しいのが現実です

あなたは積極運用派?消極運用派?

そこで検討対象となるのが投資信託です。

投資信託は、購入者から資金を集め、運営会社のファンドマネージャーが日本株、外国株、各国の国債・社債や外貨、不動産などに分散投資を行い、運用益で投資家へのリターンを行うもの。

千円単位から買える商品が多いため、資金が少なくても分散投資の恩恵を受けることができます。

投資信託には大きく分けて「アクティブ型」と「パッシブ型」があります。

アクティブ型は、比較的リスクの高い投資商品で運用するものです。どのような種類の商品で運用するのか、という方針が公表されており、運用を行うファンドマネージャーの実力次第で成績が変わります。

パッシブ型は、日経平均株価やTOPIXなどの指数を「ベンチマーク」として決め、その動きと連動するように投資を行うもの。

ファンドマネージャーは、資産の値上がりではなく、ベンチマークに近づけることを目標に運用を行います。

例えば日経平均株価は日本の代表的な企業の株価を平均したもの。

普通の個人がまんべんなく、日経平均で用いられる全ての株式を買うことは不可能といってよいでしょう。

しかし、日経平均をベンチマークとする投資信託であれば、少ない資金で、指数の動きに応じてリターンを得られる投資を行うことができるのです。



毎月5千円程度から始められる
投資信託は、どちらかというと長期投資に向いています。とくにパッシブ型の場合、ベンチマークとなる指数が急激に上昇することはあまりありません。数年、数十年のスパンで経済状況がどうなるか、といった長期的視点で投資を行う手法と言って良いでしょう。

数千円から購入できるため、貯金のように、一定の金額で同じ投資信託を毎月買い続けることもよく行われています。

そのような投資方法だと、投資先のほか購入時期も分散することができるので、短期の価格変動による損失リスクも小さくすることができます。

そのような買い方に向く公的制度として「つみたてNISA」もあります

このように使い勝手の良い投資信託ですが、もちろん元本割れなどのリスクはあります。

また、商品によっても異なりますが、運営会社に対して、購入時、売却時、また毎年の手数料が発生しますので、投資信託自体の価格だけではなく、実際の支出がいくらになるのかを見極める必要があります。




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