私はもともと腰痛もち。腰に良いマットレスが欲しい、とずっと思っていたのですが、使ってみたら体に合わない、など「外れを引いた」時のことをかんがえ、若干しり込みしていました。
そこで思いついたのが、ふるさと納税です
ふるさと納税の返礼品は、食べ物が最も多いようですが、日用品も質の高いものが増えてきましたよね。
ふるさと納税なら、なかなか試しにくいマットレスでもハードルが低いのではと考えたのです。
キタヒロマットレスの魅力
楽天のふるさと納税コーナーで調べてみると複数の自治体からマットレスが提供されていました。
ここで私がほしいマットレスの条件は以下の三つ
・高反発・硬め
・寄付額3万円から5万円程度
・ちょっとした高級感(私基準)
まず絶対条件がある程度の硬さと弾力。
腰痛持ちの私はこれまでマットレスは使わず、すのこベッドに敷布団を敷いて寝ていました。腰が沈み込むマットレスは気持ちよいのですが、次の日、腰が重くなってしまうからです。いわゆる低反発マットレスも同じ理由で避けていました。
しかし、最近、敷布団だけでは寝心地が悪く、夜中に起きてしまうことも多くなり、「正解」がわからない状態に陥っていたのです
これを解決するのは適度に体が沈み、硬さと弾力のある「高反発」だと考えました
そして寄付額。わたしの所得などの都合で、税金のメリットがしっかり受けられ、負担が2000円程度で済むのが3万から5万くらいだったので、これもマストです。
他の自治体の返礼品をみると、浅田真央ちゃんがCMをしている某メーカーなど20万を超える品もありましたが、それだとオーバーです。
また、そこまで高級じゃないものでも、安っぽくもないもの。素材や構造などに特別感が感じられるものにしたいという微妙な思いもあったりします
そして楽天をサーチしているうち、みつけましたよ!
それが
広島県北広島市が提供する三つ折り高反発マットレス
キタヒロマットレス(シロ厚め)です
寄付額は3万5千円
高反発素材で、しかも単なるウレタンの板ではなく、波型ウェーブなどこだわり。そこはかとない高級感。
これしかない。
ということで即ポチッ(楽天のふるさと納税は買い物と同じ感覚で寄付できるので、楽天を使い慣れている方には一番簡単なのでお勧め)。
さて、キタヒロマットレスを提供している会社は、カラーフォーム健康ショップ北広島店。広島県に本社を持つ株式会社西日本イノアックの直販店です。
イノアックはウレタンやゴムなどの素材を製造開発する歴史ある化学会社で、同社の素材は自動車や建材、家具などに幅広く利用されています。
「キタヒロマットレス」は、商品名からもわかるように、北広島市のために開発したオリジナル商品。同社のウレタン製造加工技術を用いた新素材「ミクセル」が使われています。
異なる特徴を有する複数の材料を粉砕、ブレンドして形成した、リサイクル高反発素材だそうです。(下の写真は同社ホームページより)。
自社開発素材というのがなんとなくそそります
さっそく開封
楽天で寄付申請し、一週間ほどで巨大な段ボールで届きました。
箱の中には三つ折りのマットが入っています
最初は大きさに一瞬怯んでしまったのですが、取っ手の付いた巨大トートバッグのようなケースに入っていて、片手で運べる重さです(約8.3kg)。
ケースに入った状態で見てわかるのがその厚み。折り畳みのマットながら8cmとかなり肉厚で、アンコがたっぷり、ボリュームがあります。
取り出して、シングルのすのこベッドに敷いてみました
ピッタリ収まったー。
程よいクッションで腰をサポート
試しに寝てみると、これはイイッ
体の重みで全体が沈むのではなく、コシのあるほどよい固さ。
ウレタンが波状になっていて、山の部分がうまくたわんで、腰骨などでっぱりの部分の体圧を支えくれます。写真ではわかりにくいですが、頭部分と背中部分では波の形状が変わっていて、肩や腰、臀部のラインにフィットするよう工夫されています
カバーは外して洗濯が可能で、内部のウレタンフォームは不織布に包まれ清潔感があります。側面はメッシュになっていて通気性もよさそう。カバーの素材は伸縮性で薄くデリケート。そのまま使うのではなくボックスシーツの使用が推奨されています。
使ってみた感想と心配な点
まだ使いだして数日間(使用感を知るためボックスシーツを使わず寝ました)ですが寝心地はかなりよいです。
最近、腰の痛みで夜中に起きたり、寝付けなかったりといったことが頻繁にあったのですが、横たわった感じが自然でよく寝れ、朝起きたときも楽。
もちろん、数日使っての感想にすぎませんし、長期的に使うとなると若干心配もあります。
それはウレタンの劣化です。
金属スプリングのマットレスとは異なり、ウレタンのマットは弾力性が落ちてくるのは避けられません。
本製品の快適さの肝である、高く弾力のあるウェーブの「山」部分がつぶれてこないかは若干心配ではあります。消耗品の側面がありますから仕方ない部分もありますが、どのくらいこのクオリティが保てるのか・・
少しでも長持ちさせるためには、ベッドの上で膝立ちしたりなどあまり一点に重心をかけないことが大切でしょう。また湿気や汚れもウレタンを悪くしてしまいますので注意したいところです。
寝るとき以外であまりベッドの上でわちゃわちゃしないことですね
使用感の面でもう一つ。人によってウェーブの凹凸、また三つ折りの継ぎ目部分の感触が気になる方もいるかもしれません。胴体ではさほど感じませんが、手や足先に凹凸を強く感じます。
私はこの感触好きですけどね。
湿気・汚れによるウレタン劣化と、凹凸問題、両方を軽減する方法として、やはりカバーシーツは必須でしょう。シーツの材質などで、好みのものを選びたいところです
また、より効果の高い対策としてマットレスの上に敷布団を敷くことも考えられます。
布団を敷くことで重みを分散、湿気も吸収し、ウレタンの負担が少なくなりますし、また表面の凹凸感をなくすこともできます。
私も、今まで使っていた敷布団を上に敷いてみたところ、マットレスのみと甲乙つけがたい寝心地でした。
なおふるさと納税では厚さ4センチの薄型タイプも用意されています(寄付額25000円)。布団を上に敷く使い方ならこれもよいかもしれません。こちらのほうがよりコンパクトなので、来客用、持ち運びにも最適です。
以上、北広島市ふるさと納税「キタヒロマットレス」のレポートでした。
腰痛対策に効果的な高反発マットレスをお手軽に試してみたい方、利用してみてはいかがでしょうか。