以前、Laboratoryにて簡易BGM演奏ルーチンを公開しました。(2023年7月13日記事参照「Laboratoryテーマ14「簡単にBGMを鳴らしたい」」)
「簡易」と付いているからには、「本格的なのはなかったの?」と言う質問もあると思います。
実はあったのです。
前回、「この機能はありません」と言った機能をすべて搭載した優れものでした。
【機能一覧】
コマンド | 意味 | ||
T | テンポを設定する。(1〜255)【例】T150 | ||
V | ボリュームを設定する。【例】V13 | ||
) | ボリュームを1上げる。 | ||
( | ボリュームを1下げる。 | ||
S | エンベロープ形状指定。(0〜15)【例】S5 | ||
M | エンベロープ周期指定。【例】M1000. | ||
{、} | 連符。【例】{4CDD}(3音を4分音符の長さで奏でる。) | ||
[、] | ループ。(1〜9)【例】[3CCDCCDCCD]([、]間を3回ループし3回目で抜ける。3重まで可。) | ||
! | スタッカート。【例】C4!(Cを32分音符で鳴らし、8分音符+16分音符+32分音符の間、無音。 |
※ タイ・スラーは付けずとも勝手に繋がるので機能なし。
なぜ使っていないか?
理由はいくつもあります。
例えば、ゲーム制作仲間の作曲担当が「MuSICA」使いだった事。
「MuSICA」以外にも優秀なツールが沢山出回っていた事など。
中でも決定的なのは、「私が作曲した曲は、これだけの機能が要らなかった。」事です。
機能を使わないのに、プログラムが非常に長いこのルーチンを使うメリットは何もなかったのです。
因みにBGMデータはMMLをコンパイルせず、MMLのまま演奏可能でしたので、BGMデータは多少短くて済みました。
結局日の目を見る事がなかったルーチン、また機会があれば公開するかも?(要らんか…。)