対策は宝塚市に限らず必要だ。
しかし、監視カメラまでつけて住民もこれ以上の何を求めるのか?
汚染されたにしても濃度の問題がある。
その辺りは明確に市から数字を出すべきだろえ。
不安と言うなら住民側が高度な浄水器を買えばよいだけだろう。
Yahooより。
宝塚市に「テロ対策1千万円」使わせた 中学生の「遊び心」大きな代償
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140601-00000541-san-soci
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兵庫県宝塚市平井山荘の水道施設「月見ガ丘配水池」で昨年5月末、貯水槽にゴムボートが浮かんでいるのが見つかった事件で、兵庫県警は今年5月、水道汚染と建造物侵入の疑いで同県伊丹市や宝塚市などの16〜17歳の少年4人を逮捕したと発表した。4人とも容疑を認め、貯水槽を「秘密の遊び場」として、野外でキャンプするかのごとく“アウトドアライフ”を満喫していたようだ。だが、地域の住民らからは「水道水を汚す迷惑行為を顧みず、箱のような真っ暗な貯水槽で泳いで、一体何が楽しいのだろうか」と、事件発覚から1年が経った今も怒りの声が上がっている。この騒動をめぐっては、一つ間違えばテロ行為にもつながるとして、市が1千万超の税金を投入し、防犯体制を強化する事態にも発展した。少年らの「遊び心」の代償は極めて大きい。(桑村朋、竹内一紘)
■ゴーグル、サンオイルも
「だれかが泳いでいた水を飲んでいたとしたら気持ち悪い」
「毒でも入れられていたら」
水道水をため込んだ貯水槽への侵入事件が発覚した当初、周辺住民は不安に陥っていた。
平成25年5月30日午後1時半ごろ、貯水槽を点検のため市職員と業者が点検口を開けたところ、全長約2メートルのオレンジ色のゴムボートが浮かんでいるのが見つかった。オール2本もついていた。
さらに、周囲のバルブには、短パンやゴーグル、テント、サンオイルなどが詰め込まれていたのが見つかった。
配水池は、高さ約2メートルのフェンスで囲われている。浄水場からの水道水を一時的にため、周辺約400世帯に供給していた。貯水槽の点検口は60センチ四方で、ゴムボートはそのままでは入らない。内部でふくらませたとみられる。
フェンスは工具のようなもので切断され、点検口は南京錠で施錠されていたが、破壊されていた。
配水池の内部には貯水槽(縦4メートル、横7メートル、深さ約4メートル)が2つある。このうちの1つに侵入の痕跡があったのだ。
市によると、内部は照明はなく、真っ暗。遊ぼうにも何も見えず、何ら楽しくはないはずだ。市の担当者は立地について「大阪平野が一望できるほど見晴らしがいい」と話す。眺望は最高だが、当然、貯水槽の中に入っては何も見えない。
市は昨年6月、兵庫県警宝塚署に被害届を提出した。
■侵入者は同じ中学出身の少年4人
市はゴムボートの発見後、すぐに貯水槽の水質検査を実施。残留塩素の濃度に問題はなく、殺菌されたとみられるが、内部を洗浄し、もう1つの貯水槽から給水を続けた。市は「幸いにして影響がなかった」とみている。
そして、事件発覚から1年近くたった今年5月、県警少年捜査課と宝塚署は、水道汚染と建造物侵入容疑で、同県伊丹市や宝塚市などの16〜17歳の少年4人を逮捕した。
逮捕容疑は、事件の発覚からさらに1年近く前の平成24年7〜8月、月見ガ丘配水池に侵入し、貯水槽にゴムボートを浮かべた上、泳ぐなどし、水道水を汚したとしている。
4人は県内の同じ中学を卒業した遊び仲間といい、県警は、4人がこの施設に繰り返し侵入した疑いがあるとみて調べている。
関係者によると、現場は少年らの「秘密の遊び場」になっていたという。少年らが見晴らしのよさを気に入って侵入し、キャンプをしたり、軽い気持ちで貯水槽の中に入ったりして遊んでいたらしい。
■テロ対策のマニュアルも
市は事件後、「テロによる水道水汚染事案にも繋がる重大な事態」として、昨年8月、発生時の通報や連絡手順、水道の緊急停止措置などを盛り込んだ「水道施設侵入事案等対応マニュアル」を作成するなど、防犯強化策に追われた。
対策には約1200万円を投入。市内47カ所の配水池と、浄水場から配水池に水を送るための加圧所29カ所全てに防犯カメラの設置を進めている。
少年らに破壊された点検口の南京錠は、真鍮(しんちゅう)製から、より固く切断しにくいステンレス製に交換した。ふたを留めるボルトも専用の道具がないと開かない特殊な形状に取り換えた。
さらに、約20カ所の配水池には防犯灯を設置したり草刈りしたりし、「秘密の遊び場」にならないよう目立たせた。警備会社の防犯システムも導入した。…
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