妙なタイトルのなのはわざとだ。
実際には、シーズン料金を導入することで利益を上げている。
混雑する人気のコンテンツがあることを十分に意識して仕組みを考えた結果だ。
Yahoo!より、
イオン買収のテーマパークが奇跡の復活…「値上げ」したのに客増加
12/3(火) 8:10配信
BUSINESS INSIDER JAPAN
https://news.yahoo.co.jp/articles/26879f834c8f74f0a0bf901d1124cd70411c03ac
記事より、
「ディズニーランドみたいな値上げができるのは、それはそれがディズニーランドだから。うちが値上げしたら客がこなくなる」(テーマパーク関係者)
コメント
カンドゥーが成功した要因は、単に値上げをしたからではなく、予約システムの変更とシーズン料金の導入による戦略的な取り組みが大きな役割を果たしています。値上げが話題になりがちですが、実際にはシーズン料金を設定することで、来場者のピークを分散させ、過剰な混雑を避けることができました。これにより、顧客満足度も向上し、ビジネスとしても黒字転換を果たしました。
また、値上げによる入場者数の増加は、価格改定の影響に加えて、より効率的な運営や顧客層のターゲティングが成功した結果であり、単なる価格の引き上げだけではないことがわかります。このような複合的な戦略の成功例として、他のテーマパークにも参考になるかもしれません。
English:
The success of Kandu is not merely due to the price increase, but rather the strategic changes implemented, such as the introduction of a reservation system and seasonal pricing. While the price hike has garnered attention, the real key to success lies in how the seasonal pricing helped distribute visitor peaks and reduce overcrowding. This not only improved customer satisfaction but also turned the business from a chronic deficit to a profitable one.
The increase in visitors after the price hike can be attributed to more than just the price adjustment; it also reflects a successful strategy in efficient operations and better targeting of customer demographics. This success story provides valuable insights that other theme parks can potentially learn from.
人件費や光熱費の高騰により、運営コストが急増するテーマパーク業界。
しかし、多くのテーマパークが「値上げ」に対し慎重な姿勢を続けている現状がある。
一方で大胆な値上げによって、客単価の上昇はもちろん、来場者の満足度、従業員の働きやすさも向上させる事例も出てきている。
親子で仕事体験が楽しめるテーマパーク「カンドゥー」もその一つだ。「値上げの攻防」の現場を取材した。
イオンが買収。その後も来場者数は低迷
「競合と比べてもまだ安すぎるのではないか」
カンドゥーの入場料はいくらが適切か──。当時、社内では激しい議論が交わされたという。
カンドゥーは2013年12月、イオンモール幕張新都心に1号店がオープンした。カンドゥーはキッザニア創業メンバーの一人、ルイス・ラレスゴイチ氏がCEOを務め、日本ではカンドゥージャパンが運営していた。
しかし赤字が続き、2016年には負債約21億円を抱え特別精算が開始され、イオンモールの100%出資会社・イオンモールキッズドリームに事業が譲渡された。
事業譲渡後は、スポンサー契約に加え一定数の入場者数を確保できたものの、スポンサーの撤退やコロナ後も入場者数の回復が思うように進まず、一時は事業打ち切りも検討されていた。
そんな崖っぷちだったカンドゥーの舵取りを任されたのが、イオンモールキッズドリーム社長の末松央行氏だ。
末松氏は「来場者も低迷するなか、値上げは避けて通れないとわかっていたものの、値上げ慎重論は根強かった」と言う。
「私達にとっては来場者が減ること、そしてスポンサー企業が離れることを何よりも危惧していました」(末松氏)
さらに学校などの団体客向けの平日割引価格を1400円から、70%値上げし2400円に設定した。
値上げで過去最高の来場者数に
値上げがもたらした効果は絶大だった。
値上げ後は逆に入場者数が増え、夏休み期間は開業当初並みを記録、さらに秋以降は過去最高を更新する月もあった。
「値上げ後には慢性的な赤字体質が黒字に転じました。加えて来場者のピークが分散するようになったことで、顧客満足度もあがり、三方よしの結果になった」(末松氏)
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