本来、まちの真ん中に戸建住宅は立地しえない。
なぜなら高価な土地であり、戸建てというような低利用では土地利用としてあまりにもったいないからだ。
しかし、既得権的にそうしたものが多くまちなかに残っているのが大都市の状況。
この記事にもあるように、戸建てのままであれば文句はでないのだろうが、高層ビルに建て替え、その中に入ってくれということは通常ハードルがとても高い。
都市を有効に使うには、中心部は江戸時代でいう、長屋建て、農村部はゆったりとという形で、都市と農村の住み分けをしなければならないだろう。
せめて、中心部で電車+徒歩で生活できるエリアは高層住宅も含めて商店街とセットで歩けるまちを形成するために密度高く住むということが常識、とならないだろうか?
yahooより。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131127-00000017-kana-l14
再開発進む武蔵小杉、移住迫られる住民の悲痛/川崎
カナロコ by 神奈川新聞 11月27日(水)12時0分配信
超高層ビルの建設が予定されている小杉町3丁目東地区。道路の両側が再開発エリアに含まれ、建物は取り壊される
川崎市中原区の武蔵小杉駅周辺で進む再開発事業に、当該区域の一部住民が反発を強めている。計画がこのまま進めば、建設される高層マンションへの入居か、他の土地へ移住するかの二者択一を迫られるためだ。「長年住み慣れた家から追い出されてしまう」−。住民からはそんな悲痛な叫びも聞こえてくる。
再開発の区域は、同駅近くに位置する小杉町3丁目東地区の約1・1ヘクタール。520戸の住宅や商業施設、公的施設(市総合自治会館と小杉こども文化センター)が入る44階建てビル(約160メートル)が2018年度までに建設される。
施工者は、地元の権利者で今後設立される再開発組合になる見込み。区域内には旧中原図書館や小杉こども文化センターなどの市施設もあり、市も権利者の一員として名を連ねる。
権利者の女性が、自宅が区域内に組み込まれていることを知ったのはことし4月だった。この地に60年以上も住んでいる女性は大型犬も飼っており、マンションへの入居は不可能という。愛着もあり、「あまりに急な話で驚いた。この地を離れるつもりはないのに…」と困惑する。
同じく権利者の女性2人も再開発に反対する。ともに90代の義母と実母と同居。環境の様変わりする高層マンションでの暮らしに不安を募らせている。
市街地再開発事業には2種類あり、今回は権利変換方式を採用。区域内に土地と建物を所有する人は、資産の評価に見合う再開発ビルの床を受け取るか、補償をもらって区域外に転出するか選択する。たとえ現状の暮らしを望む住民がいても、権利者の3分の2以上の同意があれば組合は設立でき、強制的な事業推進が問題となった事例も全国ではある。
・・・自宅が区域内に組み込まれるのを知ったのがごく最近というのは嘘だろう。そうした情報は広報やホームページに提示されているはずだ。その計画をまさか自分も関係あるとは思わなかった、というなら分かる。こうした、個人の意見は適当なもの、思い込みによるもの、わざと批判的にいうものなど様々な背景があるので、本来、よく精査をして書かないと、さも本当のように多くの人に思われてしまう。
また、強制的な仕組みがなければ少数の反対者で何ともならないことがある。反対の人は一旦入ってもらって、移転補償費で郊外、あるいは、地区外に土地を求めるという選択肢もありうる。
全員合意など現実的には難しく、いつまでも反対者のために何もできない地権者が現れたりするというのも違う面からでの見方である。
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