東大と京大の学者の意見の違い、といった様相。
しかし、実際、日向灘の地震はこれまで久しく地震がなかったところが揺れた、ということではないのだから、いわば、いつもの地震。
ルールとしてマグニチュード7.0以上などの形式的な要件に当てはまったから、今回、巨大地震注意を出したのだろう。
肝心の、出した、平田教授なども普通の生活をしてほしいと言っているので、少なくともすぐに南海トラフ地震が発生するとはほとんど思っていないのだろう。
ただし、地震学者はこれまで巨大地震の発生日を当てたことがないので、日々、注意するしかないというのが日本で生活する者のすべきことだ。
Yahoo!より、
巨大地震発生の可能性は?割れる見解 “水の動き”や能登地震に注目する専門家も
8/10(土) 23:30配信
テレビ朝日系(ANN)
https://news.yahoo.co.jp/articles/8411c1b26418c70c305058a312f58624e4cbf217
記事より、
8日に宮崎県沖で起きた地震により、気象庁は、南海トラフ巨大地震が発生する可能性が「平時より数倍高まった」としています。はたして、これをどう捉えればいいのか。専門家と検証しました。(8月10日OA「サタデーステーション」)
■「平時より数倍可能性高い」なぜ?
8日に発生した宮崎県沖の日向灘を震源とするM7.1の地震。気象庁は10日、地震以降、高知県と愛媛県にある3カ所の「ひずみ観測点」では、地震後に通常見られる変化以外に異常は見られないと明らかにしました。そのうえで「地震活動は依然活発で、収まっているとは言えない」とし、引き続き巨大地震への注意を呼び掛けました。
南海トラフ地震評価検討会 平田直会長(8日の会見)
「今後マグニチュード8を超える、あるいは9に近いような大きな地震が起きる可能性が高い。マグニチュード7クラスの地震が起きると普段よりも数倍起きる可能性は高くなる」
東京大学地震研究所 笠原順三名誉教授
「南海トラフで起こる地震は主としてプレート境界で起こる地震です」
南海トラフの巨大地震とは、今回震源となった、九州の日向灘から静岡県の駿河湾にかけての広大なプレートの境界で発生が想定される、マグニチュード8から9の地震です。そして、今回起きた地震も同じくプレートの境界で起きたもので、震源域の西端で「一部割れ」が起きたといわれています。
一方、今回の地震が南海トラフ地震に与える影響は限定的だという見方もあります。
京都大学防災研究所 西村卓也教授
「今回マグニチュード7の地震っていうのが起こりましたけど、(今回の震源付近では)過去にも同じような地震は何度も起こっております」
日向灘ではM7クラスの地震はほぼ30年周期で発生しているといい、前回起きたのは28年前でした。
京都大学防災研究所 西村卓也教授
「過去にも同じような地震があって、それは南海トラフ地震には繋がっていないという事実はあります。南海トラフの想定震源域というのも、2012年、東日本大震災の後に見直されてるんですね。それまでは、南海トラフ地震っていうのは実は西は四国の沖合までだったんですけれども、それを日向灘まで広げました。この変更で、想定震源域はおよそ2倍に拡大されました」
今回の地震は、まさに12年前に拡大された西の端で起きたものでした。そして、今回の震源域について、巨大地震の発生域とみられる、特にひずみが溜まってるところからは離れているため、それほど影響しないのではないかといいます。
京都大学防災研究所 西村卓也教授
「相対的には危険性は高まってることは間違いないんですけれども、非常に南海トラフ地震が切迫してるとか、そういう風に捉えてはないです」
◇
高島彩キャスター
「いつ起きても不思議ではないと言われてきた南海トラフ地震ですが、今回気象庁から気になる発言がありました」
コメント
日向灘で発生した地震と南海トラフ地震への関連性について、専門家の見解が分かれていることが紹介されています。日向灘はこれまで地震が多発している地域であり、今回の地震も「いつもの地震」と捉えることができると考えられます。
東京大学と京都大学の専門家が示すように、南海トラフ地震の想定震源域は2012年の東日本大震災後に見直され、日向灘まで拡大されました。このため、今回の地震が南海トラフ地震に直接結びつくと断定するのは難しいとの意見もあります。特に、京都大学の西村教授が指摘するように、過去に同様の地震が南海トラフ地震に繋がらなかった事実があるため、今回の地震が直ちに南海トラフ地震の発生を意味するわけではないという見方も重要です。
一方で、気象庁は「平時より数倍高まった」とし、注意を呼びかけていますが、これはあくまで形式的な要件に基づく措置と言えるでしょう。地震学者の間でも見解が分かれる中、平田教授が「普通の生活をしてほしい」と述べていることからも、直ちに南海トラフ地震が発生するとは考えていないようです。
しかしながら、地震学者がこれまで巨大地震の発生日を正確に予測できたことはなく、日々注意を怠らずに生活することが、我々にできる最善の準備であることは確かです。日本は地震大国であり、どこでいつ大きな地震が発生するかわからないため、冷静に情報を受け止め、備えることが大切です。
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