ただ、違うのは、巨大地震注意は1週間と決められていること。
これは科学で決めたのではなく、経済と社会を考えて決めたもの。
1週間は様子を見て、何もなければ、しばらく注意は出されない仕組み。
本当にそうなるかはともかく、そこまで決めてられている。
そもそも地震はいつ起きるか分からない。
まさに、
今は“ぜひ来てください”と言える立場にはない
というのが今の状況。その通り。
どんな時でも大丈夫な宿泊施設でゲストを迎えることができるのであれば、しっかりアピールするのがいい。
また、なんでも税金で面倒を見てくれというのは違うと思う。
Yahoo!より、
予約キャンセルで損失50万円…南海トラフ地震の注意情報による“旅行控え”にホテル経営者「コロナ禍の“不要不急を控えて下さい”に似ている。経済のことも考えてほしい」
8/11(日) 16:24配信
ABEMA TIMES
https://news.yahoo.co.jp/articles/1ec454dae422b354f0bf7a33e5da32102d8ab589
記事より、
南海トラフ地震臨時情報の発表にともなう観光業界への影響が表面化している。8日の地震で震度6弱を観測した宮崎・日南市でも市内のテーマパーク「サンメッセ日南」では入場者数が減少しているほか、宿泊施設の予約キャンセルが相次いでいるという。
日南市の油津地区でホテルを経営するパークデザイン代表の鬼束準三さんはABEMA NEWSの辻歩キャスターの取材にこう話した。
「多くのお客さんをお待ちしていたが、キャンセルの電話が相次いだ。『やはり地震が心配で』という声が多かった。日南という地名や、海沿いであることから、旅行控えをしようとした方がほとんどだ。お盆の時期に入っていた30件のうち、26件はキャンセルになった」
「こういう状況なのでキャンセル料は取りにくい。無料にさせてもらったので、宿泊料が丸々入ってこない。ハイシーズンなので稼ぎ時で、料金も高めに設定させていただいた分、ダメージは大きい。保険についても調べたが、こうした場合の営業補償はなかった。コロナ禍のように、給付金などの補償があると助かる。気象庁からの発表は人命優先という意味合いだし、間違っていないと思うが、それによって出た経済的な影響についても国の方でやっていただきたいと思う」
「コロナ禍での緊急事態宣言や、“不要不急な行動を控えてほしい”という政府のお達しがあったときと似ている。ニュースや会見を最初から最後まで聞いていれば、リスクが高くないとなんとなくわかる。だけど、テレビには“巨大地震注意”と出ているので、そこだけ見ている方々の中には、こうした行動(制限)を選ぶ。今は“ぜひ来てください”と言える立場にはないが、落ち着いたらぜひ、宮崎に戻ってきてほしいと思う」
コメント
南海トラフ地震の「巨大地震注意」情報は、コロナ禍の緊急事態宣言や不要不急の外出自粛要請と非常に似ています。どちらも、社会全体に大きな不安を引き起こし、経済活動に直接的な影響を与えています。
特に、「巨大地震注意」の発表は科学的な根拠に基づくものではなく、経済や社会のバランスを考慮して1週間という期限が設けられています。しかし、地震がいつ起きるかは予測が難しいため、あくまで注意を促すための措置に過ぎません。実際に地震が発生しなければ、その注意情報は一旦解除される仕組みですが、それでも一度発表されると観光業や宿泊業などに深刻な影響を与えます。
記事中で述べられている通り、コロナ禍の際も「不要不急を控えてください」という政府からのメッセージが広く行き渡り、それにより多くのビジネスが経済的な打撃を受けました。今回も「巨大地震注意」の情報が出ると、多くの人が旅行を控える決断を下し、その結果として宿泊施設などに予約キャンセルが相次いでいます。特にハイシーズンにおいては、このようなキャンセルは大きな損失をもたらします。
こうした状況に対して、宿泊施設の経営者としては、どんな時でも安心してゲストを迎えられる体制を整え、それを積極的にアピールすることが求められます。また、すべての損失を税金で補填することを求めるのは難しいかもしれませんが、国が経済的な影響を考慮し、何らかのサポートを提供することは非常に重要です。特に、観光業は地域経済を支える大きな柱であり、その存続には適切な支援が必要です。
今後も、地震や他の自然災害に備えつつ、地域や業界全体で協力して、このような難しい状況を乗り越えていくことが大切だと感じます。
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