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マンションにまだまだある機械式駐車場。
これは廃止する必要がある。
維持費が高すぎるのだ。また、危険性も高く、もはや車を運転する人が減っているなかで台数を稼ぐための機械式駐車場は埋まらない。
埋まらない以上は、平面駐車場としてしまう選択を早くすることが大切だ。
Yahoo!より、
知られざる地雷、「マンションの駐車場」問題
1/6(土) 6:00配信　東洋経済オンライン
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180106-00203602-toyo-bus_all
記事より、
高齢化の進展でクルマを手放す住民が増える一方、若者のクルマ離れで新たに駐車場を借りる住民は減っている。このためマンション内の駐車場で空きが目立ち始めている・・・
山本さんのマンション敷地内には機械式立体駐車場が54台分設置されているが、すでにうち15台が空いている・・・
立体駐車場をリプレースする費用として約2億円弱が予定されている。一方、このマンション内の駐車料金は平均で月2万7000円。このまま手をこまぬいていれば、年間490万円近くの収入が不足する。20年間では9800万円も不足する計算だ。駐車場収入の一部は月々の管理費にも充当されているため、収入不足はそっくり将来の駐車場の更新費用不足となる・・・
山本さんのマンションでは、駐車場分だけでなく全体の修繕費が不足していた。理事会で山本さんは「将来、老朽化した配管や外壁の修理さえも満足にできなくなる」と修繕費の値上げを訴えたが、「まだ先の話」「意気込みはわかるが自分たちの代でやらなくとも……」と値上げ案は却下・・・
これがマンションの実態。
恐ろしいことに将来のことはどうでもいいという判断が多数決でされてしまうというのが現実。
このようなマンションは中古でも買ってはいけない。
何かあればすぐに１千万円単位での金が必要となるのだ。
マンションの管理には経営感覚が必要だ。
それができなくなるまで入居者が年老いてしまうのは非情に大きな問題だ。
認知症になる前に、売却や信託などしてしまうことが合意形成不能を避けるためには必要。マンションなので登記は通常されているのだが、認知症対策はまだまだこれからだ。
なお、この記事の最後では、
少なくとも過大な付置義務は早急の見直しが必要だ。・・・
とある。
しかし、本質的な問題は、附置義務駐車場の台数を満たすために無理やり狭いスペースに機械式駐車場を設けて、メンテナンス費用などでも受けようとする業者に騙されないことだ。
平面駐車場で余裕をもって取っていれば空いていてもどのようにでも使える。
一般的に機械式駐車場というのは採算性が悪いものであり、マンションでは避けた方がいい。