2015年11月16日
大掃除で活躍!重曹の10倍??セスキ炭酸ソーダとは?
セスキ炭酸ソーダ(セスキ炭酸ナトリウム)は、炭酸ナトリウム(炭酸塩)と炭酸水素ナトリウム(重曹)から出来ている復塩です。別名でアルカリウォッシュとも呼ばれています。
何のことか全く意味がわかりませんね。簡単に考えますと、炭酸塩と重曹が混ざったもので双方の性質を併せ持つことになり、重曹の親戚であるとイメージしてもらったら解りやすいかもしれませんね。
水溶液はpH9.8(炭酸ナトリウムはpH11.2、重曹はpH8.2)
セスキ炭酸ソーダの水溶液はアルカリ性です。よって油汚れ、皮脂汚れ、血液汚れなどのタンパク汚れが得意なんです。
ここで一つ疑問がありますよね。そうです、先ほどセスキ炭酸ソーダは重曹と親戚とお話ししました。重曹と親戚ならば重曹一つで掃除すればいいじゃないかな?ここでそんな疑問をもつあなたは掃除マニアの一人なのかもしれませんね(笑)。
冗談はさておき、私もこの記事を書いているときに同じような疑問がありました。なぜ、どちらかひとつだけではいけないのでしょうか?セスキ炭酸ソーダと重曹の違いについて見ていきましょう。
大きく違い挙げると次の違いがあます。
重曹はpH8.2、セスキ炭酸ソーダはpH9.8となり、セスキ炭酸ソーダのほうがアルカリ性は高いです。pHの値では約1違いですがpHが1違うと水素イオン濃度が10倍変わってくるそうです。
要するに10倍アルカリ性が高いことになり、重曹よりも油汚れなどを落とす効果が高いと言えます。
セスキ炭酸ソーダは水に非常に溶けやすいです。逆に重曹は水にやや溶けにくい性質があります。
よってスプレー水として使うならばセスキ炭酸ソーダのほうが向いています。
水に非常に溶けやすいのでクレンザーみたいな研磨力はありません。逆に重曹は水に溶けにくい性質ですので研磨力があります。
よってお鍋のコゲつきはセスキ炭酸ソーダよりも重曹が向いているといえます。
以上が大きな違いだと言えます。
●ガスコンロ、換気扇などの油が多い場所
●シンクなどのぬめり取り
●お風呂の水あか、湯あか落とし
●家中のドアノブなど、人が触れる場所(皮脂、手あか)
●洗濯
●鍋のコゲ落とし
●シンクなどの水あか取り
以上が使い分けになります。それぞれの特長を活かして掃除の内容で使い分けましょう。
セスキ炭酸ソーダを使用するとき、肌の弱い人はゴム手袋を着けたほうがいいです。変色の原因となる可能性がありますので、畳、カーペット、木製、アルミ製には使用しないほうがよいみたいです。もし白残りする場合は二度拭きしましょう。
セスキ炭酸ソーダはお手軽で使いやすいことがわかりました。しかし、セスキ炭酸ソーダには向き、不向きの場所がありますので、重曹と使い分けて家中に活用してみてはいかかですか?
セスキ炭酸ソーダのもっと詳しい活用法は別の機会に紹介したいと思っています。この記事がお役にたてば幸いです。最後まで読んでいただきありがとうございます。
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