2016年03月01日
あなたもいつか来る!老人ホームの正しい選び方とポイントとは?
今は大丈夫!
そう思っているあなたもいつか、両親や自分が老人ホームの力を借りるかもしれません。
私も30代、これからの自分の人生や両親のことについて、よく考える場面が増えました。
有料老人ホームもその中のひとつです。
最近、ニュースなどで有料老人ホームなど老人介護施設での暴力や虐待事故が多く報道されています。
厚生労働省のデータでは、高齢者向け介護施設での虐待の相談、通報の件数は
平成18年度273件に対し平成26年度は1120件とおよそ4倍にもなっているそうです。
どうしたら良い老人ホームに巡り合えるのでしょうか?
そこで私のメモも兼ねて、正しい老人ホームの選び方とポイントを紹介します。
施設面でのチェックポイント
チェックポイント@ 玄関周りの管理状態は?
まず、一番にチェックするポイントは玄関周りです。
入口は施設の顔と言われ、入るとすぐ施設の雰囲気を感じられるポイントなんだそうです。
観葉植物にホコリが溜まっていないか?や植木が枯れていないか?をチェックします。
仮に植木が枯れている状態の施設では、スタッフの気配りなど細かいところまで行き届いていないどころか、
植物を枯らしているようではとても人の世話などできる施設ではないということです。
さらに消毒液の有無などをチェックすることでその施設の意識の高さなどをはかることができます。
また、季節感のある演出(ひな飾りなど)があるなど、
求められている以上の手間をかけているかどうかも大切なポイントです。
・玄関に飾ってある観葉植物の葉っぱにホコリがたまってないか?
・植木が枯れていないか?
・消毒液が設置されているか?
・季節感の演出はされているか?
・植木が枯れていないか?
・消毒液が設置されているか?
・季節感の演出はされているか?
チェックポイントA 見学するなら「食事の時間」に!
普通に見学するときは食事の時間に見ようと思わないと思います。
しかし食事の時間こそが大切なチェックポイントです。
ここでは入居者と職員とのふれあいをしっかりと一度に見ることができるのが食事時の食道なんです。
職員と入居者がお互いに会話を交わし、そこに居る入居者が笑顔ならば信頼があり、関係は良好と考えられます。
また職員が手話を使ったり食べさせてあげたりなど
職員スキルやサービスの仕方などをチェックすることができます。
毎日食べる食事は大切です。
可能であれば施設で出されている食事を試食するのもポイントです。
その時、器に陶器を使っているかどうかをチェックします。
陶器の器は、洗うのが大変なのと買うと高い理由から使われない施設もあるようです。
あえて陶器の器を使っていることで入居者への配慮レベルを量ることができます。
・職員と入居者がお互い会話をしながら食べているか?
・食事の時間にどのようなサービスの仕方をしているのか?
・入居者が笑顔かどうか?
・可能であればホームの食事を試食する
・陶器の食器を使っているか?
・食事の時間にどのようなサービスの仕方をしているのか?
・入居者が笑顔かどうか?
・可能であればホームの食事を試食する
・陶器の食器を使っているか?
チェックポイントB 非常用備品が充実しているか?
施設の倉庫を見学させてもらい非常時のための水や食料、備品など充実しているか?をチェックします。
どれだけ非常時に備えているかを見ることで、平常時での責任感の高さを量ることができます。
また備蓄場所が地下や1階だけの場合は浸水などで使えなくなる恐れがあります。
備蓄は数か所に分けて備蓄しているか?屋上などい場所に保管しているか?
も合わせて見ると施設や経営者の実力や本気度もチェックできます。
・非常時のための水・食料・備品が充実しているか?(最低3日分)
・備蓄場所は高い所・数か所に分けて備蓄しているか?
・備蓄場所は高い所・数か所に分けて備蓄しているか?
そのほかにもペットを飼って入居者と触れ合えるスペースなど、パンフレットに載っていない、表に出ないサービスにも力を入れているかどうかもチェックすると良いです。
・表に出ない(パンフレットに載っていない)サービスにも力を入れているか?
介護職員のチェックポイント
チェックポイントC 介護職員の人数と対応は?
施設だけではなく介護職員の人数やスキルなどもチェックすることが大切です。
丁寧な介護をするには、当然人数が必要になります。
法律では入居者3人に対して介護職員が1人と、その割合を義務付けしています。
入居者の散歩のとき入居者1名に対し職員が何名付いているか?
公園のベンチに座るときなど座るまで目を離さないかどうかなどチェックします。
また食事のときに入居者の人数に対して何名が対応しているか?
すぐに食べることができない入居者にはどのように対応しているか?などチェックします。
・入居者の人数に対して職員が何人で対応しているか?
(法律では、入居者1:職員:3)
・食事時、すぐ食べれない入居者にどのような対応をしているか?
(法律では、入居者1:職員:3)
・食事時、すぐ食べれない入居者にどのような対応をしているか?
チェックポイントD 介護職員同士の連携は?
24時間体制のため昼間と夜間の交代制勤務をする
職員同士の連携は老人ホームを選ぶ上でとても大切なチェックポイントです。
施設では申し送りノートと呼ばれる引き継ぎノートがあり、
入居者の状態や介護職員同士の励ましなどが書かれていて昼夜の業務引き継ぎや連携を図っています。
しかし見学では個人情報も書いてあるので申し送りノートを見るわけにはいきません。
ではどうしたらいいのでしょうか?
実は介護職員同士の連携をチェックする方法があります。
それは、同じ質問を何人かの介護職員に投げかけてみる方法です。
複数の職員から同じ答えが返ってくるのなら、教育が行き渡っている。
つまり、介護職員同士の連携が取れているということになります。
例えば、「急に具合が悪くなったらどう対応しますか?」など質問します。
Aさんは「救急車を呼ぶ」、Bさんは「状況しだい」、Cさんは「医務室へ」など
その答えがバラバラだった場合、職員同士の連携や教育が不足していることが多いようです。
また施設職員とすれ違った時に挨拶をして、
全員から元気よく返事が返ってくるならば教育が行き届いていると言えます。
・複数の介護職員に同じ質問を投げかけて同じ答えが返ってくるかどうか?
・施設職員に挨拶をして全員から元気な挨拶が返ってくるかどうか?
・施設職員に挨拶をして全員から元気な挨拶が返ってくるかどうか?
契約時の注意点とは?
いざ契約するときにも注意点があるようです。
虐待などの危険性がある老人ホームには、契約時に2つの特長があるようです。
一つ目は、重要事項説明書など契約してからじゃないと見せない施設です。
介護施設における重要事項説明書とは、介護サービスの内容・介護職員の体制・協力医療機関などを記した書類のことです。
本来、契約する前に見せないといけない書類を見せない施設は秘密主義で信用できません。
二つ目は、見学のときなど「この部屋しか空いていないので今日中に契約してください」など、
強引な営業をする施設です。
契約をとにかく急がせるような施設は要注意です。
入居者のことより利益を重視している可能性がいので注意が必要です。
・重要事項説明書を見せない
・契約をとにかく急がせる
・契約をとにかく急がせる
さいごに
いかがでしたか?
老人ホームを選ぶポイントで多いのは、「自宅から近い距離」で選んだ人が多いそうです。
しかしそれだけで選んでしまうと教育や管理が行き届いていない施設を選んでしまい、
入居したあなたや、入居した親などに身の危険が及ぶ場合があります。
人生を頑張ってきた人だからこそご褒美と言える良い老人ホームを選びたいものです。
以上のポイントを踏まえ、少しでも参考になれば幸いです。
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最後まで読んで頂きありがとうございました。
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タグ:老人ホームの選び方
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介護の経験がないながらも細かい所をチェッされているなぁと拝見させていただきました。
介護サービス、と一口に言いましても、特養、老健、有料、サ高住(サービス付き高齢者住宅)、デイケア、ショートステイ等様々なサービスがあります。
チェックポイント2で食事について触れていますが、陶器の食器は厳しいかと思います。
理由としては、利用者さんの筋力のレベル、疾病等の程度にもよりますが、陶器の食器は重く持てない可能性もあります。
大概の施設ではメラミン食器、プラスチック食器を使っています。メラミン樹脂についてはこちらのwikiをご覧下さい。
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A1%E3%83%A9%E3%83%9F%E3%83%B3%E6%A8%B9%E8%84%82
以前勤めていた特養では陶器の食器を使っており、現在勤めているデイケアではメラミン食器を使用しています。
サービスをご利用いただく方のレベルに合わせて食器を選んであげることが「配慮」されたサービスだと思います。
最後に暴力、虐待についても書かれていましたが、確かにある事実ではあります。
が、逆に利用者から受ける暴力、セクハラ(特に女性は悩むと思います)についてはどうお考えですか?
介護に携わる経験はありませんが、将来の私自身のメモも兼ねて、
書かせていただきました。
足りない部分もあると思いますが、少しでも参考になれば幸いです。