数週間前に土曜日に休日出勤で夜間業務を終えて22時過ぎに帰宅して、疲れていたもののふとTVもみたいと思いチャンネルリレーしていました。
そしたらふと見たテレビでの一言が無意識のうちにジワジワインパクトを与えてきました。
それは
NHKのテレビアニメで現在放送中の「3月のライオン」で主人公の高校生プロ棋士、零くんが放った一言。
「恩は義で返す。それが人としての道理です。」そのシーンからの視聴開始でそもそも何のアニメかわからなかったので後で前後の話数も見てみましたが、将棋マンガのアニメ化作品のようでした。その回はひたすらシリアスな日常回という感じでしたが
主人公の零くんは両親が亡くなっていて高校生でプロ棋士をしているわけですが、近所に住むこっちも両親が他界している三姉妹の家に時々お世話になっているところ、そこの中学生の次女が学校でいじめられている友達を助けたら逆に自分がイジメの対象になってしまったということでした。次女のひなちゃんは自分も相当傷ついておりながら、涙ながらに「自分がやったこと(いじめられている子の味方でいたこと)は間違っていない」的な強い意志を持って断言しているシーンがあり、零くんもいじめられていた過去があり心が救われたということで、ひなちゃんに手を差し伸べながら恩人に大切な人に恩は義で返すと誓いをたてていました。
NHKがこんなシリアスな設定で、できすぎな気はしますが芯が強い女子中学生に、高校生らしからぬ義を通そうとする高校生を描いているのにびっくりしました。
ふと自分に置き換えたときに、典型的ですが私も小学生の頃は転校した先でいじめられた経験もありました。当然社会人になってからも・・・
でもそんな時に救いの手が全くなかったわけではなく、やはり差し伸べられた手に恩も感じていました。ただ恩を受け取るだけで返せていたのかなと思うと自信が無いというのが心情です。
最近の出来事においても私が夜間業務に疲弊し、後処理で貫徹でデスノートを書き上げていた時も女性の先輩は最後のフォローをしてくれて、最近入社した事務の娘もそっとコーヒーを出してくれたり、ベテランの人も現場帰りで電車の中で死んだように寝ている私を見て直帰を促してくれたりホントに助けられてばかりだなと感じました。
以前の私だったら負い目に感じてしまい逆に一人でなんでもこなそうとして自爆していましたが、今は感謝の気持ちを忘れず「またフォローお願いします!またおいしいコーヒー淹れてください!また現場で一緒にがんばりましょう!」と声をかけています。
甘えるわけにはいきませんが、恩を義で返すそれはやはり難しいことでこの例でいえばしっかり仕事で返していけるようにしたいなと思います。
そんな当たり前でかつ難しい人としての在り方に気付かされた一言でした・・・
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