今回は本題から入ります!
弟一家が一戸建てを買う件についての「完全決着」ということで、この話は今回で終わりになります。
結論から言うと弟が最後までゴリ押す形となって、全部手続きが終わりましたので、購入完了ということになります。東京都の一番端に近い駅から片道バス30分近くの立地。建物は注文住宅の予定で土地込み6000万円。頭金無しのローン返済時の金利は「変動金利制」になります。この時点で頭痛いけどね…なんの計画性も無いのは伺える。
うちの弟は「天才肌」なので考え無しでもなんとかなってきている。不思議なことにね。周りが何とかうまく動いてくれるとタカをくくっている節があり、今回タイトルにある通り私含む周りが動くことになった。
既婚者をディスるわけじゃないけど、これくらい能天気じゃないと家庭なんて持てないんだろうね。私は逆反面教師にして、一生独身でいいですわ…
さて、もう少し深堀して何があったのか時系列順にお話します。
まず、不動産の契約の流れを思い出してほしいのだけど、一部切り取って話をします。
@申込→A手付金入金→B契約手続き この3つのみ切り取ります。実質Aの時点でほぼ確。
★奥さん(義妹)を説得
そして今回弟が一存で物件を決めるにあたって「障壁」となったのは、奥さんと義両親。まぁ当たり前だけどね。で、当事者である弟からの自力での両者へのアプローチは全部「失敗」してた。
それをどうやってひっくり返したのかというと、末っ子気質満載でうまく周りを利用しいった。俺にはマネできんな。
まず、Aの日付前日になるのだけど、自分の奥さんについては契約話を持ってきた学生時代の体育会部のセンパイを自宅に呼んで、同席した奥さんを説得してもらったらしい。奥さんからしても旦那の人間関係を壊したくなかったのだろう。
最寄り駅から遠い上に、私が現地行った報告を受けて病院が近くに無いこと。このデメリットを奥さんは飲み込んだ。この「病院」という意味は奥さんが看護師復帰するだけの話では無くて、ベビーちゃんの緊急時の小児科通いも含まれる。それを諦めたということ。
子供の緊急事態を諦めるなんて親失格!といわれるのももっともだが、これには一つ理由ある。
不動産会社と結託して奥さんを落とす前に、甘やかすわけには行かないので、うちの親父から弟に「鉄槌」を下してた!直接会う時間ももう無いのでLINE電話で。もう予告してたので弟は「逆鱗に触れた」のは理解してたのだろう。すぐに画面越しに「じいじだよ〜」とかいってベビーちゃんを前面に出してきた。
親父がそれにキレて「孫をどけろ===」とキレて、夫婦で意見が割れているなら「反対」だ!と焚きつけた。実はその時に画面からフェードアウトした甥っ子ベビーちゃんの様子がおかしかった。
あとで聞いたら前日に「手足口病」に感染して発熱あったらしい。でも画面の奥で「キャッキャ」大笑いしながら、最近歯が生えてきたそうで、カット和梨をモシャモシャ食って完食してた…
こいつ赤ちゃんながら、多分一族の中で一番「強靭な肉体」しとるわ…まぁいい意味で自然のある環境に置いとけば小児科が近くに無くても無病息災で育つんじゃね?て結論になったわけ。
弟は相変わらず他人の話を真面目に聞かないので、「親父の本業。取り調べが始まったよ〜」とか茶化してたけど、一応は理解して奥さんの説得と、義両親の説得を自力でしようと行動した。
★マッサン及び親父から義両親を説得
おかしいでしょ?この時点で…なんで当事者が完結させないんだよ…
奥さんを説得してAの手続きを終了させた弟はBの契約時点で義両親に「報告」はしたらしい。でも当然相手は納得できず「説得」まではできなかったそう。そりゃ駅からも病院からもはるかに遠い土地で娘と孫が取り残されるならね。心中察して余りある。
でももうここまで来たら契約手続きは止まらない。そこで焦った弟は自力解決を諦め、自分の親父を頼ることにした。親父もそこまで来たらやらざるを得ないので、お相手の京都のご実家の家長である「お義父さん」と家長同士で電話でだけど話し合うことになった。
でもここで問題があるのは親父はひざの手術の後での退院明けなので、物件現地に直接行けてない。いくら私から詳細な報告を受けていたとしてもイメージが完全に湧くはずがない。次第に親父が劣勢に立たされ始めた。堪り兼ねた親父は私にバトンタッチしてきた…
もうここが本当に最後の正念場だったと思う。(部外者なのに(笑))
私が受話器を代わって、お義父さんの第一声を聞いてすぐに私が理解したのが、「怒り30%、困惑30%、呆れ30%」と言ったところか…絶妙な比率過ぎてご本人も心の整理が出来てないのだろう?
弟は天才肌ゆえに、他人の心の内情を探ることが出来ないため、そりゃ説得なんてできなかったのだろう?
お義父さんから「お義兄さん(私の事)、あなたは宅建士であり現地も見ているそうじゃないか?君から見てこの案件はどう感じているのかね?」とやや圧高めに話しかけられた。
内心「何で俺なんだよ〜(泣)」と思ってました(笑)
私からは冷静に忖度なく不動産会社からもらった資料を読み込んだ内容についての意見と、まぁ心配だろうから孫が大きくなった時に取り巻くであろう周辺環境について、ネットリサーチと現地での生の現状を伝えました。
失礼ながらお義父さんは、マスオさんなので権限自体は無い。威厳はあるけどね。本当にヤバいのは直接会っても私ですら声からも感情が読み取れなかった生粋の京都人のお義母さん。なるべく世間話だけで済むくらいまでは私の方で空気感を作ったうえで、同じ母親同士であるうちの母から最後に説得してもらった。母も私と一緒に現地見に行ってるので、主婦目線で語ってもらってね。
ある意味我が家実家三位一体になって、義両親を説得することになったね。
親父が言い負かされそうになっているの久しぶりに見たよ。現役刑事時代に散々、極道と殺りあったと思ってたけど。俺を頼るなんてよっぽどだったんだと思う。
今回は共闘したよ流石にね…
もちろんこんなことで義両親が100%納得したわけでは無いけど、ひとまずの情報は整理されたので溜飲は下げられたと思う。
お義父さんから報告はわかりやすかったと言われたけど、この家系とこれ以上かかわるのは嫌だ。あちらの親族で義兄弟以外で独身らしい女性が何人かいるらしいけどその人らが誰かと結婚してマイホーム検討するときに、俺が担ぎ出されたらどうしよう。
東京でやっても仕方ないので、京都の四条河原くらいに出向いて行って「ごめん被る!」とかいって、私自ら切腹して詫びようか?…
本当になんで私がこんな役回りばかりになるんだろう?義両親を説得したところで弟から感謝されるわけでもないし、今頃「うまくいった」とか言いながら、鼻ほじって鼻くそを子供にくっつけてるんじゃないか?
私自身色んな知識と実務経験あっても、自分のためにはなってないよね(笑)周りに使い倒されるのがオチだわ…
どんなスペック私が持ってても、チー牛、弱者男性、こどオジには変わりないからね。
契約に関しては今回で以上になりますが、余談というか後日談あるので次回に話します。
これは滅茶苦茶な例であって本来すべての合意は@の申込前に終わらせましょうね!
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