2015年06月04日
金剛界 供養会 尊像パーツ描き2(外周2)
外周 尊像パーツ描き2
供養会の尊像パーツ描き、外周の二回目。
小さくても尊像を描くのは楽しい。
今回は供養会 外周南方の五天(06〜10)です。
供養会 外周 南方五天
南方の五天06〜10のうち08は南門を守護する金剛食天は象頭人身の毘那夜迦の眷属です。
他の四天は飛行天に属し天空高く輝く日月星宿を代表する神々。
下図左は参考とした西院本曼荼羅の図で右が今回描いた尊像パーツ。
06)日天(にってん)
右手に真っ赤な太陽を持つ。穏やかな表情。
日天は創造・自由の神で、太陽神をあらわす。日天は生命の根源であり、天かける自由の象徴。
07)月天(がってん)
こちらは右手に清浄なる三日月を持つ。お顔の表情がいまいち不明。
月天は星宿の王にて太陰の神。暗い夜を照らす清涼なる光明は心を静寂の境地へと導く。
08)金剛食天(こんごうじきてん)
右手に華鬘を持つ象頭人身の毘那夜迦の眷属。手にする華鬘の形がわからん。でもそれより金剛食天という名と手に華鬘を持つことの関係がわからない・・・
金剛食天は梵名のヴァジュラ・マーラの意訳。
金剛鬘、華鬘毘那夜迦、厳髻大将とも。
南門の守衛。
09)彗星天(すいせいてん)
だいぶ剥落していて表情などが読み解けない。棍棒もほぼ見えない。もう少し大きめに描いたほうがいいかな。
彗星は七曜と異なる軌道を描くことから天体の運行を乱し天変地異を引き起こす力を持つと考えられた。この力が運命を変えることのできる大いなる力とされた。
手にする棍棒は大いなる力と彗星の象徴。
10)熒惑天(けいこくてん)
右手に火聚を載せた姿がよく分かる。
火星は光度変化の大きさや逆行する動きから惑わす熒星とされ災いの前兆と考えられた。運命を司る力を持つとされる。
手にする火聚は火星の赤い輝きの象徴。
以上、南方五天でした。
これらの天が南方五天に選ばれた理由ってなんだろう?
では、また〜ヾ(。・ω・。)ノ
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/3556450
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
この記事へのトラックバック