2015年07月06日
金剛界 微細会 尊像パーツ描き3(外周3)
外周 尊像パーツ描き3
微細会の尊像パーツ描き、外周の3回目。
外周の二十天は供養会でも描いているので少し・・・新鮮味が足りないのが物足りないけど・・・なんども描くことで絵を身体に覚えこませるという意味では楽しい。
よく考えたらブログの内容を結構端折って描いているから途中から読んだら全然意味がわからんかもしれんな。
というわけで、今回は西方の五天を描きます。
微細会 西方五天
外周西方には八護方天のうち西南(11)、西北(12)、東南(14)、北(15)の地居天に属する四天が位置する。ただし中央の13は西門を守護する毘那夜迦の眷属。
11)羅刹天(らせつてん)
色がよく残る。火焔棍棒の先端などの墨線が残っていないのが不思議。
煩悩を破壊し仏法を守護する西南の護法天。
右手に煩悩を破壊する火焔棍棒を持つ。
12)風天(ふうてん)
こちらも絵の具の剥離が著しい。持物の形などほどんど判別できない。
風天は風を司り、雨雲をさそい黒雲を吹き払う大いなる力をもつ西北の護法天。
右手に煩悩を吹き払い宝珠(菩提心)を顕わにする宝珠風幢を持つ。
13)金剛衣天(こんごうえてん)
それぞれの毘那夜迦の顔に個性が見える。自分で描いている方では個性が乏しくみな同じ毘那夜迦に見える。本画ではもっと大胆に筆を使えるようにしよう。
金剛衣天は弓箭毘那夜迦ともいう毘那夜迦の眷属。
弓箭を手に障害と戦い、また、愛欲の本性清浄をあらわす。西門の守護天。
14)火天(かてん)
絵の具の剥離や絵の損傷が激しく残念。それでも必要最低限の部分が残っているのは奇跡的。
火天は煩悩を焼き尽くしほとけの智慧を与える東南の護法天。
右手に火炎、左手に棍棒を持つ
15)毘沙門天(びしゃもんてん)
甲冑具足の色や形が細部までよく分かる。ただし、左右手の持物がほぼ不明。
毘沙門天はヴァイシュラヴァナの音訳で、多く聞く者の意から多聞天とも呼ばれる。
仏敵を打ち据える護法の宝棒を持物とする。北方の護法天。
右手に宝棒、左手に塔を持つ。
以上、西方五天でした。
では、また〜ヾ(。・ω・。)ノ
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