2015年07月26日
金剛界 微細会 尊像パーツ描き18(金剛輪7)
金剛輪の尊像パーツ描き7
今回は微細会金剛輪諸尊で最後となるC 内四供養菩薩(桃色番号:26〜29)です。
金剛界曼荼羅は上が西で、東南(26)から時計回り。
微細会 金剛輪 尊像パーツ
26)金剛嬉菩薩
金剛嬉菩薩は『密教大辞典』には「微細會の尊は左拳を腰に覆せ、右拳を仰げて腰に置き、頭を少しく左に低る。」とあるが、両手は良いとして、『西院本曼荼羅』では前を向いているように見える。ここでは前を向くことにする。
金剛嬉は梵名のヴァジュラ・ラーシーの意訳。毘盧遮那如来が遊戯・愛楽の嬉びをもって阿閦如来を供養するために出生した金剛輪東南の月輪に座す女尊。
27)金剛鬘菩薩
姿形がよく保存されている。
金剛鬘は梵名のヴァジュラ・マーラーの意訳。毘盧遮那如来が華鬘・宝鬘をもって宝生如来を荘厳し供養するために出生した金剛輪南西の月輪に座す女尊。
28)金剛歌菩薩
金剛箜篌を奏でる姿が美しい。
金剛歌は梵名のヴァジュラ・ギーターの意訳。毘盧遮那如来が歌詠偈頌をもって阿弥陀如来を供養するために出生した金剛輪南西の月輪に座す女尊。
29)金剛舞菩薩
手の形や動きがわかりやすい。
金剛舞は梵名のヴァジュラ・ヌリトヤーの意訳。毘盧遮那如来が舞踊技芸をもって不空成就如来を供養するために出生した金剛輪西北の月輪に座す女尊。
内の四供養菩薩は毘盧遮那如来が四方如来を供養するためにそれぞれ、
阿閦如来の瞋恚の炎を滅した徳を嬉びで供養し
宝生如来の一切財宝の施しの徳を宝鬘で供養し
阿弥陀如来の極楽不死の徳を歌詠偈頌で供養し
不空成就如来の精進・済度の徳を舞踊で供養している。
では、また〜ヾ(。・ω・。)ノ
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