2015年07月15日
金剛界 微細会 尊像パーツ描き10(第二重6)
第二重の尊像パーツ描き 6回目
今回の賢劫十六尊の北側の四尊(21〜24)で、微細会第二重の尊像パーツ描きの最後です。
第二重 尊像パーツ B 賢劫十六尊北(黄色番号21〜24)
21)無尽意菩薩
梵篋のほんの少しの赤が見えるだけで安心して描ける。
無尽意菩薩は無量慧菩薩ともいい、尽きることのない仏の智慧で遍く衆生に満足を与える菩薩。
梵篋(経典の意)を載せた蓮華を右手で持つ。梵篋は無尽蔵の仏智を象徴し、智慧の無限の働きを示す。
22)辯積菩薩
必要な色が少しでも残っていると分かりやすい。
辯積菩薩は文殊菩薩と同体で、辯舌を積み上げ辯説巧みに衆生を導く菩薩。
五色雲を載せた蓮華を右手で持つ。五色雲は広大無限の智慧の象徴。
23)金剛蔵菩薩
蓮華上の三昧耶形の判別が難しい。ここは『密教大辞典』の記述「御室版微細會は左掌を膝に覆せ、右手は寳珠をのせたる蓮花を持つ」と心眼で宝珠とする。
金剛蔵菩薩は金剛薩埵と同体で、金剛智を胎蔵する菩薩。
宝珠を載せた蓮華を右手で持つ。宝珠は無尽蔵の智慧の象徴。
24)普賢菩薩
この尊は利剣を立てて右手に持つ像が明らか。
普賢菩薩は普く二徳が行き渡るにことにより衆生を救う賢者の意を表す菩薩。
金剛剣を右手に持つ。金剛剣は悪鬼・煩悩を滅する大いなる智慧の働きを象徴する。
これで微細会第二重の尊像パーツ描きを終え、金剛輪の中の尊格へ進みます。
では、また〜ヾ(。・ω・。)ノ
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