2015年06月13日
金剛界 供養会 尊像パーツ描き9(第二重5)
第二重の尊像パーツ描き 5回目
供養会第二重の尊像パーツ描きをしています。
今回は賢劫十六尊のうち西側の四尊(17〜20)です。
第二重 尊像パーツ B 賢劫十六尊西(黄色番号17〜20)
17)無量光菩薩
色、形とも細部までよく保存されている。上衣の赤い色が鮮やか。剥離の全くない鮮やかな図像を見たい。
無量光菩薩は無量の智慧の光によってあまねく十方世界を照らす菩薩。
光明を載せた蓮華を両手で捧げ持つ。無量光明は無量の智慧の光を象徴する。
18)賢護菩薩
これも、蓮華上の三昧耶形に至るまで形がよく保存されている。千年の時を経ているとすればやはり奇跡的とおもう。
賢護菩薩の衆生救済を固く誓願し、魔性・煩悩から衆生を賢く護る菩薩。
賢瓶を載せた蓮華を両手で捧げ持つ。賢瓶の中には煩悩を滅する智慧が入っている。
19)光網菩薩
ここも細部の形がよくわかる。
光網菩薩は網明菩薩ともいい、苦海に溺れる衆生を智慧の光の網で救うことを誓願した菩薩。
羅網(宝珠を連ねた光り輝く網)を載せた蓮華を両手で捧げ持つ。羅網は衆生救済の方便の網である。
20)月光菩薩
蓮華座の花びらの色も着衣の色との兼ね合いで決まっているところがあるよう。
月光菩薩は暗夜の月の光のように衆生の迷闇を照らし菩提心の円満を導く菩薩。
三日月を載せた蓮華を両手で捧げ持つ。月光は清涼なる光にて煩悩炎を滅する境地へと導く。
以上です。
では、また〜ヾ(。・ω・。)ノ
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/3556490
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
この記事へのトラックバック