08月12日
Parallels 16:Apple Silicon(M1)上でWindows10はサポートされるの?
Parallels Desktop 16が発表されました。今後発売されるMacのCPUは、Apple Silicon [ M1 ] (ARM)とIntel(x86)どちらかを採用したモデルが発売される事がアナウンスされています。
Intel CPU採用のMacでは今まで通りWindows10はサポートされます。
Intel CPU採用のMacでは今まで通りWindows10はサポートされます。
Apple Silicon(M1)採用のMacでWindows10は動くの? Parallels 16では動きません、サポートされません。将来のバージョンでサポートに向け開発中のようです。(2020年11月17日時点)
Parallels 16でWindows10(Intel 64bit版)がサポートされる見込みは?
Parallels16ではサポートされません。アーキテクチャーの異なるIntel版の対応は望み薄です。
parallels.com:Apple M1 チップを搭載した Mac への Parallels Desktop 対応状況について
Windows11正式リリースで状況が変わってくる見込みです。
Windows11('21年11月下旬頃)ではARMが正式にサポート。
Windows 11 の開発の初日から、マイクロソフトは、ソフトウェアとハードウェアのシームレスな連携に向け、ハードウェアおよびシリコン パートナーと緊密に連携してきました。この共同開発は、シリコンチップのイノベーションから始まります。AMD の Ryzenプロセッサーがもたらす驚異的グラフィックス、卓越したパフォーマンスを誇るインテルの第 11 世代と Evo プロセッサー、クアルコムの AI 関連能力、5G、Arm のサポートといった、シリコンパートナーのイノベーションにより、Windows 11 の最高の機能と世界最大のハードウェア エコシステムが融合します。
https://news.microsoft.com/ja-jp/2021/06/25/210625-introducing-windows-11/
Windows10 21H2('21年後半)でもサポートされるのでは?という噂です。
こちらの記事(pc.watch.impress.co.jp:Armにとって劇的転換点となるWindows 11)でどのような方法でサポートするのかが見えてきます。また32ビット、64ビットどちらのIntel 向けアプリでもWindows ARM版で動作できる環境になることがわかります。ドライバー関係はどうなの?っていうところがイマイチわかりません。
つまり、M1 Macでも普通にWindows11が動くということになります。この状況になった際、BootCampでサポートされるのかはわかりません(おそらく非対応の線が濃厚です)が、Parallels 17(2021/8/10発表)はMonterey、Windows11に対応しています(公式サイト)。またVMware Fusionも対応予定です(公式ブログ)。
Parallels以外でM1 MacでWindowsを動作させる代替の手段は?
確実な手段はありません(2020年11月22日時点)。
CODE WEAVERSの「Cross Over」バージョン20はWindowsアプリを動作させることが可能です。
(Wine系?なんでしょうか・・)WindowsバイナリをエミュレートするWineの有料ソフトです(https://japanese.engadget.com/applesilicon-mac-crossover-windowsapps-041559933.html)。
この方法で動作させるWindowsアプリは基本的にサポート対象外になるかと思います。
VMware Fusion 12、Oracle VirtualBox
VMware Fusion 12、Oracle VirtualBoxどちらもApple Silicon(M1)上でWindows10は動作しません。
VMwareは将来のバージョンでサポートを約束しています(公式ブログ)。
現状Parallels以外ではApple Silicon(M1)上でWindows10を動かすことはできません
- Apple Silicon(M1)上で正式リリース版のWindows10 OSを動かす方法はありません。
- Parallels/VMWare Fusionでは、Insider-preview版のWindows10(ARM)を動作させることが可能です。
- ParallelsはM1 macに正式対応した製品版(16.5、17)を発表しています。VMWare Fusionはプレビュー版です。(2021.8.10時点)
- CODE WEAVERSは、Windowsアプリを動作させることに成功しているですが、Windows10 OS自体を動かす方法ではありません。
まとめ
Windows11が2021年11月頃にリリースされます。Windows11でM1 macのWindows環境は大幅に改善されることがわかりました。
現状をまとめると、M1 MacはBootCamp非対応です。WindowsをMacで動かすためには仮想化アプリが必須です。
Parallels 16はM1 Mac非対応、Windows10(x86_64)が動きません。
Parallels 16.5はM1 macに対応し、Windows10(ARM版)が動作します。Windows10(x86_64)は動きません。
Parallels 17はM1 macに対応し、Windows11(ARM版)、Windows10(ARM版)が動作します。Windows(IntelCPU版)は動作しません。
Intel CPU向けのWindowsは、M1 Macで動きません。
ARM CPU向けのWIndowsはM1 Macで動作させる環境があります。
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