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MacBook Pro Retina Late2016の競合KabylakeノートPCをチェック

KabyLakeノートPC登場してますね!
macOS Sierra、TouchBarに惹かれ、悩んでいる方はMacBook Pro Retina Late2016以外選択肢がありません。

USB3.1 Type-Cや、Thunderbolt3ポートなど高速最新規格目的でMacBook Pro Retina Late2016を検討中なら、MacBook以外にも選択肢があります。

MacBook Pro Retina 13インチ、15インチのLate2016は、インテル第6世代のSkylakeを採用しています。今ちょうど切り替え時期で、Skylakeと最新の第7世代のKabyLakeを採用したノートPCが入り乱れて新製品として登場しています。

SkylakeとKabyLakeの違い


KabyLakeとSKylakeで比較的新しいCPUの違いは表面上ほぼないです。
2コアのCorei7でKabyLakeのCore i7-7500UとSKyLakeのCore i7-6660Uを比較
 KabyLakeSkyLake
CPUi7-7500Ui7-6660U
プロセス14nm+14nm
定格2.7GHz2.4GHz
ターボ3.5GHz3.4GHz
グラフィックスHD Graphics 620Iris540


KabyLake Core i5 7200UのPassMark値は、4538です。
KabyLake Core i7 7500UのPassMark値は、4809です。

13インチ Late2016 で採用されている、選べるSkyLake Core i5/Core i7のPassMark値
2.0GHz/3.1GHz i5 6360U 3780
2.4GHz/3.4GHz i7 6660U ???
2.9GHz/3.3GHz i5 6267U 4735
3.1GHz/3.5GHz i5 6287U 5042
3.3GHz/3.6GHz i7 6567U 4739
http://www.cpu-monkey.com/en/cpu_family-intel_core_i5-5


15インチ Late2016で採用されている、選べるSkyLake Core i7は、4コア8スレッドのHQモデルです。
KabyLakeのHQモデルはまだ登場していません。

SkylakeのHQモデル PassMark値
2.6GHz/3.5GHz i7 6700HQ 7975
2.7GHz/3.6GHz i7 6820HQ 8236
2.9GHz/3.8GHz i7 6920HQ 8757
http://www.cpu-monkey.com/en/cpu_family-intel_core_i7-7


SKyLake発表と同時期に登場したCPUやBroadWellのCPUと比較するとターボブースト時のクロック数が向上しています。
新しいKabyLakeは、マルチメディアが向上していたり、消費電力が少なくなって発熱が少なかったりなどのメリットが期待できます。

トータルの性能ではKabyLakeの方が上だと思います。ただCPUの力としては大きな違いがないことがPassMarkの値からわかります。


MacBook Pro Retina Late2016はThunderbolt3(Type-C)のみ


Late2016の13インチのタッチバーなしモデルは、Thunderbolt3が2つ、
13インチのタッチバーありモデルは、Thunderbolt3が4つ、
15インチモデルはThunderbolt3が4つあります。

旧来のUSB3.0、SDXCカードスロット、HDMIポートなどは廃止され、USB Type-CハブやUSB3.0変換コネクターを使う必要があります。

40Gbpsの高速転送速度が出せるThunderbolt3は将来性抜群です。


これはわかるんですが、現実問題としてまだ爆発的な普及に至っていないので、対応製品が少ない、USB3.0を使うために新たな投資が必要になるので・・・ちょっと不便ですよね。



KabyLakeノートPCは既存製品活用に配慮していました。


第7世代のKabyLakeノートPCをチェックした上で、
「でもやっぱりタッチバーなLate2016を選ぶ」ってなるかと思います。

MacBookだけに絞ってしまうと視野が狭くなりがちなので、KabylakeノートPCと比較してみてください。

以下にあげるKabyLakeノートPCは比較しやすいようにUSB3.1 Type-C、またはThunderbolt3ポートが搭載されているものを選んでいます。


さすがにTouchBarはAppleでしか発売していないですが、PCIe接続/NVMe接続のSSDはWindowsノートでも採用されています。

軽さで選ぶなら910gのASUS ZenBook3とMacBook(Retina)の比較


kabylake-asus-zenbook3.jpg
Type-Cポート1つと思い切ったZenBook3の競合は、MacBook 12インチ、MacBook Pro Retina 13インチ Late2016です。 拡張性、重さの競合はMacBook 12インチです。

軽さ+性能を考えると魅力的なZenBook3です。
注意するポイント「ZenBook3はThunderbolt3ポート未搭載モデルです。」ってことです。

Thuderbolt3ポートが絶対欲しい方は、Late2016かこの下の2製品を確認してみてください。
2台以上のディスプレイで4K出力したいならThunderbolt3搭載している製品を選ぶのが間違い無いです。

ZenBook3には、ASUS Miniドック(USB3.0x1、HDMIx1、充電用Type-C x1)が付属しています。

外付け4Kモニターとか接続しない、CPU性能重視だ!って方は、
Core m5(Core M-5Y71)のCPUMark値で約1.6倍性能がいいZenBook3 512GBが魅力的に見えてきます。

ZenBook3 512GBモデルは、16GBのメモリーで、MacBook Pro Retina 13インチ Late2016 TouhBarモデルの512GBより安く購入できます。
モデル重さ価格(税込)
MacBook 12インチ Early2016 Core m3 1.1GHz 8GB 256GBモデル(PCIe)920g139,104円
KabyLake ZenBook3 UX390UA 12.5インチ i5-7200U 2.5GHz 8GB 256GB SSD910g151,000円
MacBook 12インチ Early2016 Core m5 1.2GHz 8GB 512GBモデル(PCIe)920g171,504円
MacBook Pro Retina 13インチ Late2016 2.0GHz Corei5 8GB 256GB(PCIe)1.37Kg160,704円
MacBook Pro Retina 13インチ Late2016 TouhBarモデル 2.9GHz Corei5 8GB 256GB(PCIe)1.37Kg193,104円
KabyLake ZenBook3 UX390UA 12.5インチ i7-7500U 2.7GHz 16GB 512GB SSD(PCI Express 3.0x4接続)910g199,600円
MacBook Pro Retina 13インチ Late2016 TouhBarモデル 2.9GHz Corei5 8GB 512GB(PCIe)1.37Kg214,704円


ZenBook3魅力的って思っちゃった
直販ショップでZenBook3を確認できます。



QHDタッチパネルならNew XPS 13とMacBook(Retina)の比較


kabylake-dell-xps.png
13インチでQHD(3200x1800)表示、しかもタッチ可能です。
13インチでQHD表示が実用レベルなのかは、実物確認したいところです。
ビックカメラ系列やヨドバシカメラで見ることができるかもしれません。


旧資産への配慮は抜群です。SDXCカードスロット、USB3.0ポートが2つ、さらにUSB3.1(Thunderbolt3)ポートが1つあります。

SSDはPCIe接続で高速です。


MacBook Pro Retina 13インチ Late2016 TouhBarモデル 256GBの値段で、16GBメモリ、512GB PCIe SSDのプラチナハイエンドが購入可能なので、価格設定が絶妙なXPS13です。

モデル重さ価格(税込)
KabyLake DELL XPS 13 プレミアム 13.3インチ i5-7200U 8GB 256GB SSD(PCIe)1.2Kg134,980円
MacBook Pro Retina 13インチ Late2016 2.0GHz Corei5 8GB 256GB(PCIe)1.37Kg160,704円
KabyLake DELL XPS 13 プラチナ 13.3インチQHD i7-7500U 8GB 256GB SSD(PCIe)1.29Kg174,980円
MacBook Pro Retina 13インチ Late2016 TouhBarモデル 2.9GHz Corei5 8GB 256GB(PCIe)1.37Kg193,104円
KabyLake DELL XPS 13 プラチナハイエンド 13.3インチQHD i7-7500U 16GB 512GB SSD(PCIe)1.29Kg194,980円
MacBook Pro Retina 13インチ Late2016 TouhBarモデル 2.9GHz Corei5 8GB 512GB(PCIe)1.37Kg214,704円



New XPS13 プラチナハイエンド コスパが良い
と気づきました?

Thunderbolt3ポートは1つでも、Thunderbolt規格ならデイジーチェーンで複数の機器を数珠繋ぎにつないでいくことができます。

規格が異なるThunderbolt機器が複数ある場合は、Thunderbolt3 > Thunderbolt2 > Thunderbolt1という順番にスペックの高いものから接続する必要があります。

また、Thunderbolt3とUSB3.1Type-Cのポートを同時に接続して使いたい場合が出てくると思います。
この際は、別途ドッキングステーションなどでポート数を増やす必要があります。

ちょっと面倒くさそうって匂いを感じてしまったら、次のHP SectreはThunderbolt3ポートが増えます。
その代わり失うものもあります。

USB3.1ポートが3つ必要ならHP Sectre 13とMacBook(Retina)の比較


kabylake-hp.jpg
HP Sectre 13 v180TU/v170TUは、USB3.1 Type-C ポートが3つ、そのうち2つはThunderbolt3対応です。
USB3.0ポートを利用するためには、別途USBハブ、変換が必要です。

HP Sectre 13はオンボード8GBのメモリーでカスタマイズ不可でした。
ほぼ同スペックのMacBook Pro Retina 13インチ Late2016を購入するより、1、2万円安く買える価格設定です。

純粋なThunderbolt3ポート数だと、13インチ Late2016 2.0GHzモデルと同一です。
USB3.1Type-Cがもう一つ繋げる分、HP Sectre 13の方が優れています。

Thunderbolt3ポート数が4つある13インチ Late2016 TouhBarモデルの方が多いです。価格的にはHP Sectre 13の方がお求めやすい価格になっています。


モデル重さ価格(税込)
KabyLake HP Sectre 13 v170TU i5-7200U 8GB 256GB SSD(NVMe)1.11Kg150,984円
MacBook Pro Retina 13インチ Late2016 2.0GHz Corei5 8GB 256GB(PCIe)1.37Kg160,704円
KabyLake HP Sectre 13 v180TU i7-7500U 8GB 512GB SSD(NVMe)1.11Kg172,584円
MacBook Pro Retina 13インチ Late2016 TouhBarモデル 2.9GHz Corei5 8GB 256GB(PCIe)1.37Kg193,104円
MacBook Pro Retina 13インチ Late2016 TouhBarモデル 2.9GHz Corei5 8GB 512GB(PCIe)1.37Kg214,704円


HP公式オンラインストア


重量が比較的軽めのHPです。


まとめ


ここまで、最近発売されたIntel第7世代KabyLakeを採用しているハイスペックなノートPCをご紹介してきました。
価格面では若干Mac割高に感じてしまうかもしれません。

MacBook Pro Retinaでも、KabylakeハイスペックノートPCでも、どれ選んでもきっと満足すると思います。
贔屓目に見ても速そうです。ノートPCからの買い替えならこれで満足できないってことはありえないと思います。

持ち運びを考えると10インチから13インチ、ディスプレイの可読性を考えると11、12、13あたりが候補になりますよね。

このクラスのノートPCに40GbpsのThunderbolt3ポートや10GbpsのUSB3.1Type-Cが搭載されているってことだけで、すごいことだと思います。

いずれも薄さと軽さを求めているので、代わりに配置できるスペースが限られます。
Thunderbolt3も、USB3.0も、SDXCカードスロットも、HDMIも全部入りはスペース面からも難しそうです。


つなぐ予定の周辺機器の数と、ポート数が一致しないって方は、USBハブやドッキングステーションなどで増やす必要が出てきます。

こうやって考えると、MacBook Pro Retina Late2016でもいいんじゃない?って感じてきます。


またMacBook Pro Retinaと競合となりえるWindowsノートPCは、意外とMacと同じような制約がありました。
メモリーがオンボードで自分で拡張するのが難しいという点です。
今回マニュアル等は確認していないので、ひょっとするとSSDも自分で交換するのは難しい可能性もあります。




PCIe接続のSSDで、CPUパフォーマンスも同じようなスペック、価格も大きく違わないんだなって感じてもらえたかと思います。

買う前からこんなことを言うのもなんですが・・
AppleのMacはポンポン新製品が出てきません。一方WIndowsノートはたくさんメーカーが作っています。モデルチェンジも激しいです。
Windowsノートの価格は、今後下がる可能性が高いです。MacBook Pro (Retina)は下がりにくいです。



将来中古で売ろうかなぁって考えているなら、価格下落が小さいMacBook Pro、
予算が合うならThunderbolt3ポートが4つで、CPUのスペックが上がるTouchBarありモデルを選びたいですね!

P.S.
Parallelsなどの仮想化ソフトを使うことでWindows10サクサク動きますよ。
その分SSD容量的に厳しくなります。

悲しい事実なんですが、
SandyBridgeのデスクトップ版Core i7+Intel SSDよりも
MacBook Pro Retina で仮想化+Windows10の方がサクサク動いています。

ディスク性能って重要なファクターですね・・・



タグ:Late2016

 

 

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