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最近twitterでのネット右翼といいますか、なんか人をだまして、政治的発言をしようとする人間が増えた。
特に腹が立ったのはURLにanimationと書いてあって「緊急です。現状をしってください」というリツートがあって、「ああ、現代の蟹工船といわれるアニメーターの悲惨さを描いたブログだな」と思ってみてみると、宮崎の牛問題を利用して、本当は民主党叩きたいですブログだった。それはアニメにも今苦しんでいる宮崎の方にも失礼だ馬鹿と思わず切れたくなった。
お前はアニメから何を学んでいるんだよと。
だから自分は政治的な発言はしないようにする。
読み物として面白かったかどうかという点でレビューをしていくつもりだ。

今回紹介する本は堀江貴文のカンタン!儲かる会社の作り方と徹底抗戦




儲かる会社の作り方はライブドア全盛期に出された本、徹底抗戦はライブドア事件の後、拘置所に拘留され、釈放された後に執筆された本だ。

どちらが読み物として面白かったかといえば、儲かる会社の作り方だ。はっきりって、これをみたからといって儲かる会社は作る事はできないだろう。ぜんぜん簡単な訳が無いw

ただ、彼の理念であったり人に対する接し方やお金に対する考え方、成長のスピードなどが分かって面白い。
オンザエッジからライブドアになるまでの話がかなり綴られている。
面白いのは前のエントリーと同じように出来ないかどうかわからない仕事は取りあえず出来るといってなんとかするところw

技術に関しては小飼弾の力をかなり頼っていた部分もあるが、ベンチャーが生きていく為にはそれくらいの度胸が必要なのだろう。
また、上場すると決定してからのオンザエッジのちょっとした混乱は読み応えがある。その時の忙しさもベンチャー特有のものだろう。
というか、労働時間がホリエモンを含め、常識を超えている。
短い期間で1000人を雇う会社に成長した理由も良く分かる。


この本で一番面白かったのは、最後の方に実際の社員の意見を聞いてみよう的なものがあるのだけれど、もう通販の経験談だw
あの部分のおかげで、今までのエピソードが全部うそ臭くなるという駄目な問題があるw
面白いのだが、おそらくやらないほうが良かっただろうw

私はライブドアでこうされたお陰でこうなりました(個人の感想です)的なw

最後に読者プレゼントでライブドアの株をプレゼントする等とても面白い事をやっている。そういう試みを当時に行っていたことに思わずうなる。

徹底抗戦は勧善懲悪の物語だ。検察を悪という構図で書いている(検察の是非に関しては私は言及しない)。拘置所に長い間拘留され、孤独を感じるホリエモンの精神状態だ。文章では多少感情的ながらも淡々と描いている。しかし、文章に書かれている異常の精神的苦痛を味わったはずだ。

個人的に面白かったのは拘置所でのマスターベーションの話だ。厳しい監視の中行う一人オナニーの話は笑える。

ただ、読み物としては若干分かりにくい。株やお金に関してあんまり深くは知らない私にとっては文字の説明だと少し頭が疲れる印象があった。

図をつかってチャート式にホリエモンの主張を文章の中盤にはさんだりといったような配慮を読者にすればもっと面白くなったと思う。

後スカイプにも投資を行ったり、ソニーの回収目的等を見るにライブドアが実態の無い会社というのは風評以外の何者でも無いだろう(追記)

この2冊を読んで思ったのが、宮内氏に対するホリエモンの考えだ。儲かる会社の作り方では宮内氏が死ぬほど出てくる。はっきり言って、宮内氏が書いた本か?というくらいだ。しかし、それはそれだけ同時のライブドアに置いて宮内氏に信頼を置いていたかというのが分かる。

徹底抗戦ではその信頼が裏切られてしまった後の話だ。少しずつホリエモンの人とのかかわりに対する考え方が変わるのが分かる。

現在のホリエモンを見るに悪者ぶる部分が減り、かなり印象が変わった。ホリエモンの主張している事は儲かる会社の作り方からそんなに変化はしていない。でも、伝え方のニュアンスはかなり変わったと思う。

前回の社長失格でもそうだが、ベンチャー企業の人は素直すぎる部分があると思う。
そこが二人とも仇になっている。日本というのは閉鎖的な環境の国だ。彼らの人付き合いに対する考え方は中々理解されない。それを分かりつつも彼らはあえて、そのキャラを突き通したわけだが。。。

どうせ読むならこの二冊を両方共呼んでみてほしい
ただ、文章はあまりうまく無いので、そこは目をつぶる必要があるかもしれないが。


さて、次のエントリーではアニメに戻るとします。

今まで紹介した作品のまとめ





格安エプソン互換インクカートリッジのインク革命.com

溜め込んでいた本を読んでいる最中で、またその本がアニメには全く関係ないのだけれど、あまりにも面白かったので紹介します。

社長失格



この本は第一次ネットブームの時にベンチャー企業を立ち上げ、ナスダック上場一歩手前、そして、あのビル・ゲイツにも興味示された会社の元社長板倉雄一郎氏が書いた本だ。

名前からも分かるとおり現在この会社は無い。すでに倒産してしまっている会社だ。しかし、先述したとおり、輝かしい経歴を持っている。それなのにこの会社は何故倒産したのか、その失敗について、元社長自ら当時を振り返って書いている。

この本はまさに栄光と絶望の縮図とも言える。著者の生活水準がどんどん上がっていき、そしてどんどん下がっていく。

どこかで歯車が回らなくなっているのだ。原因は1つだけではない。板倉氏のビジネスを立ち上げる能力はとても優秀でも経営の力が無かった事であったり、人間関係の歯車であったり、社会情勢から来る資金繰りの悪化、早すぎたビジネスモデル、運の無さ。
様々な歯車が微妙にずれ始めて、途中からどん底に落ちていく。

また、著者の文章の能力が非常に高い。事実を語る際にも当時の風景や心情をしっかりと描写することでどんどん引き込まれていく、著者が新しいアイディアを思いついた時の興奮がまるで自分の事のように伝わり、思わず気分が高揚していく。

逆に言うと最後の方は作者の絶望が伝わり、自分自身のテンションを下がっていってしまうのだが。
著者の文章の上手さは日常の描写にある。成功している時の車や家、恋人を生活のランクの表現として設定している。
その変化を見ていくだけで、この人の波乱万丈な生き方を読み解く事ができるくらいだ。

私は最大の問題は人だったと思う。著者の人脈は素晴しかった。そういう人間を集める力があったのだろう。しかし、人心把握であったり、ビジネスと友人関係に線引きが出来ない部分もあった。

ある意味素直すぎた部分もある。特に途中から浮き彫りになる人的資産の流出は非常に痛いと思った。

また、今ある利益よりも未来を見続けてしまった事も大きい。

次のエントリーではホリエモンのライブドア時代の著書を紹介しようと思う。これには上に対するちょっとした答えがあるのだ(これもアニメと関係ないぞ。どうする富野信者!!)

人的資産の話でいくと、アニメ界でもそうで、優秀な制作進行は優秀なアニメーターやスタッフを集める事ができる事と説くなんてのもあるので、人というのは本当に重要なのだと思う(無理にアニメにつなげるのは良くない)。

しかし、この会社は成功の歯車になるはずだったものが、失敗の歯車に裏返ったというのが何個もあるので、単純に人の問題とも言い切れない。

本当に著者は全てを失う。失ったからこそ再出発ができるのかもしれないが、それでも彼には罪悪感が残ってしまっているのだ。

読後感は非常に重たい気持ちになる。

正直にどんよりとした気持ちをぬぐい隠せない。

ただ、成功から失敗までの様々な要因が本書には記されている。

単純に読み物としても素晴しい作品なので、世界の中心で愛を叫んだスイートなアレをみるより、数倍面白いという事は約束できる。

あまりにも面白すぎて、一日で読み終えてしまったぐらいの作品なのだ。

追記;今まで紹介した商品をまとめたサイト


気分が落ち込んでも大丈夫という方や失敗の謎解きをしてみたい人にはオススメの一冊だ。

格安エプソン互換インクカートリッジのインク革命.com

映像快楽

先週からフェイスブックをやっている。アニメ系で海外の友達を増やしているのだが、その中のドイツ人から、この日本語の表現ってどんな感じ?と質問された単語すべてがシモネタだったりするもので、なんてアニメを見ているんだこいつはと思いつつも。
真面目に「それはオッパイを触った時にでる日本アニメ特有の効果音だね」と英語で返答している自分がいたりして、人生とはこれでいいのかと本気で悩んでいる今日この頃。

今回紹介する作品はマクロスシリーズの中でも異色作であり、コアファンが多くいる作品
「マクロスプラス」だ。




この作品はOVAで作られ、後に劇場版も公開されている。

内容はいつものマクロス的三角関係に大人のエッセンスを足したものをライトスタッフに混ぜ込んだ作品かなと思う。もちろん歌も出てくるわけだが。

ライトスタッフのエッセンスがあるためか、どこか哀愁を感じる。OVAだからこそできるこだわりがあちらこちらに散見できる。

今回の作品で良いのは歌で戦争をおわせるとかいうVでカテジナさんが大否定したテーマではなく。歌そのものが凶器になっている様が描かれている。

どこか作品にも落ち着いた雰囲気もあり、今までのマクロスシリーズとは一線を引いている。
これは渡辺信一郎が作品関わっているからであろう。

彼はカウボーイビバップでも組んだ菅野よう子との黄金コンビで今回の作品に挑んでいる。

元のマクロスの河森監督の特徴といえば、無理のある女性像から来る男の願望や妄想の塊という部分があるが、渡辺信一郎の場合、クールでどこか大人な雰囲気を持つが、同時に青臭さも感じる作品となっている。

簡単に言うと、恐ろしくかっこいいのだが、見返すと少し格好を付けている感じに見えるのだ。
ただ、それは無粋な突っ込みなのだけれど。

戦闘シーンは板野サーカスで有名な板野一郎が担っている。このためにジェット戦闘機でブラックアウトを経験しただけあって、Gの描写が恐ろしくリアルだ。人間の皮膚の感覚が見事に表現されている。
戦闘機のドッグファイトもスピード感があるを通りこして、ありすぎて付いていけないw

コマ送りにしないと何が起こっているか良く分からないw

よく分からないがかっこいいし、菅野よう子の音も相成って、快楽と化している。

シナリオ的には、まぁ、ガルドが全部悪いんじゃね?という突っ込みがでるが心の奥にしまっておこう。というより、マクロスシリーズでシナリオに突っ込み出したらキリが無い。

何せ渡辺信一郎と菅野よう子だ。かっこよさを味わえばいいのだ。

明らかに20世紀最高の映像表現なのは間違いない。果してCGでこれを超える事なんてできるのかもわからない。おそらく無理だと思う。それぐらいの迫力を持った作品だ。
一度はみても損は無い。

とうか前にも紹介した事がありそうで怖いw。明日はアニメ関係ではないが、非常に面白かった本を紹介しようと思う。(アニメブログではなくなってきている)

今回はオススメの広告を貼る。週間ダイアモンドの定期購読のプログラムだ。このバナーから入れば、定期購読は市場の45パーセントOFFだし、送料も無料。しかも定期購読者には1999年からのバックナンバーをネットで見られる等、さすがドラッカーで調子にのっている雑誌であるといった具合のオススメの商品だ。週間ダイアモンドに興味がある人は一度検討してみてはいかがだろうか。




富野ファンとしては、やっぱり富野由悠季という人間に説教されてみたいと思う事が一度はあるはずだ。
あの独特な言い回しで説教をされて、心の中でニヤニヤしたいはずだ。

おそらくオタク批判をやってネット住民に愛される人物はこの富野監督しかいない。宮崎駿もいるが、ウッセーロリOンといってしまえば、それまでだし、お前が言うなという気持ちになったりするから、微妙だ。

しかし、普通の人間が彼から説教を受けるのは難しい。その為にアニメ界に就職?わざわざ蟹工船に乗らなくてもいいと思う。いや、冗談だけども。

そんなわけで説教受けたい人の為の本、富野に訊け



この本は雑誌アニメージュの企画で一般の読者の投稿に対し、富野監督が答えるというものがある。それをまとめた本だ。

一言でいうと、ジジイの説教である。富野監督という人間を知らなかったら、ちょっとイライラしてしまう面もあるだろう。

しかし、どんな質問にも必ず真摯に答える姿勢はすばらしい。
特にアニメ界にいきたいという人間に対してはかなり厳しい言葉をかける。

お金を貯めてからアニメの世界に入ろうとする人間に対しては、本当に才能があって、アニメ界にきたい人間はすでにやっているはずだという意見から、ここに質問すること自体が甘いといったり、高校卒業後アニメ界に入ろうとしている若者には大学に入ってからでも遅くは無い等、その世界にいるからこそいえる説教をするのだ。

岡田斗司夫が個性っていうのは、どんなにやるなといわれても絶対にやってしまう事、それが個性であり、才能であるといっていた。人間が1人1人違うのは当たり前で、それは個性とは言わないと。

確かに自分もその世界でちくちくと働いていたりもするので、よく分かる。こういう説教は重要だと思う。

あと、面白いのは富野監督がアニメと関係ない本気の悩み相談に対して、必ず頭につけるのが、こんなところに質問するんだから・・・。

自分が連載をもっている雑誌にたいして、こんな所・・・いや、意味は理解できるのだが、さすが御代である。

そのほかにも頭が禿げてきている人の相談やファッションに対しての質問にも真剣に答えている。
真剣に答えすぎて笑える。

富野ファン以外の人が読むとちょっと説教くさいと感じてしまう点があるかもしれない。また、アニメ関係の質問も沢山あるわけではないので、純粋に富野由悠季という人間に興味があったら、読んでみてほしい。

創作活動を楽しもう!アート用品のご購入は、ゆめ画材

ちゃんと今回はアニメに戻って自分が好きな作品をちょいちょいと上げていこうかなと思います。
今回紹介するアニメは機動戦士ガンダムF91



監督はもちろん富野監督。

逆シャアのかなり後の世界を描いている。

やっぱり世界は地球連邦が支配しているw
新たに出てきるのが、貴族純血主義のコスモバピロニア。彼らがコロニーに対して侵略をし始めたというのが物語の始まりだ。

とても残念なのが、当初の予定でいけば、映画の後、テレビシリーズが始めまる予定で企画された作品だったということ。

おそらく企画の途中でTVドラマの件が立ち消えた為、どうにか映画で完結しようという意識が見られる。


しかし、一番重要なテーマが解決されていない。

この作品は貴族主義という考えを如何に打破していくかという話だったはずだ。

貴族の腐敗を描きたかったはずなのだが、時間の関係でそれが出来なかった。

その為、貴族主義のいい面のみ描かれてしまったまま放置という点にある。

また、人間関係の構築が映画の為、あまりにも早すぎて展開に疑問を持ってしまうこともある。

かなり残念な点ではあるが、おそらくテレビシリーズになってしまうと、黒富野というか、人間の業が凝縮されて一般的な物にならなかった可能性ある(ファンとしてはそれも好きなのだか)

もちろんこの作品でも富野監督の親子に対するコンプレックスが詰まっていて、ヒーローとヒロイン、それぞれの親はひどく描かれている。

ターンエーの癒しを読んで分かったが、監督は親というものを信じていない。親の堕落をかなり織り込んでしまっている。

おそらくおれは自分の原体験によるものだろう。

富野監督の手癖で作られた物語といってもいいだろう。

富野ファンにおいては大変うれしいものであるが、これが多くの人に理解し、見られるというのは難しいかもしれない。

しかし、様々なSF描写には驚くばかりだ。やはり今までに無い画面設計に挑戦している。しかもそれが恐ろしくかっこいいのだ。

戦闘シーンはどうやら、ガンダム0083のスタッフがやっているだけあって、スピード感と迫力がすさまじく、映像の快楽になっている。

富野監督の映画の中でいけば、逆シャアとF91がオリジナルというか、総集編では無い映画の企画であるのだが、両方共面白い。特に逆シャアは評価が低すぎる。

できれば、富野監督が死ぬ前に映画のみの単体の企画を立ててもらいたいものである。

創作活動を楽しもう!アート用品のご購入は、ゆめ画材


このブログはアニメを中心に基本は映像作品や小説等を紹介してきたが、ちょっと今日はアニメをお休みして、真面目な本をご紹介しようと思う。

上杉隆「ジャーナリズム崩壊」




この著者はフリーのジャーナリストで、ホテルでの就職から鳩山邦夫(アルカイダの友達の友達)の秘書、そしてニューヨークタイムスと働き、その後フリーになったとう結構面白い経歴を持っている人物だ。


この本を読んでいく内に少しというか、かなり自分が恥ずかしくなった。
何故恥ずかしくなったかというと、自分が如何に無知で閉じた情報の社会にいるかを実感したからだ。

この本は日本の大手メディアが如何に閉じた世界を作り、そして慣れていってしまったかを書いている。海外の新聞社にいた人間の外からの目線だ。

最近は民主党が全部までとはいかないが、会見をオープンにするようになった。
それまでは大手マスコミから構成される記者クラブの記者以外は会見で質問したり、または会見に入れなかったりと明らかに不平等な制度が存在していた。

その悪しき制度を外の世界にいた著者が徹底的に批判している。

一番初めにおどろいたのが、海外と日本のジャーナリズムの違いだ。
私が思っていたジャーナリズムとは事実をそのまま表現し、捻じ曲げたり、自分の主張をはさまない状態で如何に速く正しい情報を送るのかだと思っていた。

しかし、この役割を担うのは時事通信や共同通信等であって、新聞社の行う役割ではないと筆者は語っている。日本のメディアのこの部分のすみわけがきっちり行われていない。または記者クラブの記者達はオリジナリティーより如何に足並みをそろえるかを重視しているという。

なんと、記者クラブの記者同士で大臣の会見の聞き取りが間違っていないか答えあわせをするというのだ。これは非常におかしいもので、競合他社に自分の情報を教えて上がるような愚かな事だと思う。

ニューヨークタイムスは記事の速さよりも各記者が時間をかけて取材をし、自分の文章を使い、様々な表現で記事を書く。何時記事を載せるかは寄稿した後に編集が判断する事なのだ。

また、自分が支持している政党を明かす。また、他の政党について厳しく指摘したりと個人がかなり重要視されているのだ。

もちろん、誰が記事を書いたのかが、すぐにわかる。それはどんな小さい記事でも必ず記者の名前を表記するからだ。

面白いのが読者投稿欄に批判意見をバシバシ載せる。自社を批判した投稿を載せるというのは日本では考えられない事だ。

また、訂正記事もしっかりと載せる。記事の訂正蘭があるのだ。

これは人間がやるからには間違いは必ずあるという考えから行っているとの事。

だからこそ、文章に個性があり、記者にもファンが付く。記者も自身の仕事に誇りを持ち日々の取材・執筆活動にいそしむのだ。

もちろん、記者は政治を動かそうとはしない。あくまでジャーナリストであり、プレイヤーでは無いからだ。その線引きがきっちりとしている。

その分、激しい競争社会であり、記者に大変なプレッシャーが掛かる。

ここが日本との大きな違いだ。日本は誰が記事を書いたか良く分からないし、公平な記事を書いているといっても、朝日は左、産経は右等といった政治的信条もしっかりある。読売のナベツネ等は政治に対して強い影響力を持ってしまっている。
また、記者クラブと政府が繋がっている為、政府に不利益な情報が流されなかったりする。記者クラブと政治の癒着は相当のものらしい。これで公平で平等な報道といえるわけが無い。

こういう文化が世界では異端である事を知らなかった自分はショック受けた。恥ずかしい事だ。

著者によれば、記者クラブという制度により、堕落した大手マスコミの記者が沢山いるそうだ。彼らは自分の意見を持たないし、仮にもったとしても組織の中で埋もれてしまう。日本にももちろん優秀な記者はいるが、日本の記者クラブから派生する悪しき風習により活躍の場が少ないのも事実とのこと。


これ以外にも様々な事例を挙げ、記者クラブを批判している。是非読んでジャーナリズムや自分達が普段接している新聞やニュースに関して考えてみて欲しい。

もちろん海外のメディアが全て素晴しいとは言わない。ただ、今までの常識が覆される事間違い無しな一冊である。

これからはアニメ以外の本についても色々書いていこうと思う。


創作活動を楽しもう!アート用品のご購入は、ゆめ画材
今回のタイトルはガンダムを代表とした作品を作る富野監督の言葉だ。

様々な作品を作り、経験を重ねた人間の言葉というものは非常に重い。

今回紹介するのは「ターンエーの癒し」





これは富野監督がターンエーガンダムを制作するにあたっての秘話やクリエイターや監督としての心構え、そして、ターンエーガンダムまでの監督の精神状態等をつづった作品である。

富野節が随所にちりばめられており、読みにくく感じてしまう部分もあるが、非常に面白い作品だ。

私が特に気に入ったのは歌舞伎や狂言に置ける型について、富野監督が語っているところだ。

富野監督がNHKの番組で、狂言師が子供に狂言を教え、ちょっとした芝居をさせる番組を見た時のエピソードなのだが、子供が狂言師に

「なんでそんなに大きな声がでるの?」と質問した際に

「同じ事を何度も小さい頃から練習していたからだよ」というような旨の返答をした時という話を例にだして、型について言及している。

要約すると、演技の世界において型というのは非常に重要なものであり、反復練習を重ねる事によって、美しさを増す。これを知らないものが何かをやっても非凡なものにはならないといった内容だ。

何故このエピソードが気になったのかといえば、それは今回のタイトルと関係する。
監督は常々、原理原則の重要性、そして、それにとらわれないことの大切さを語る場面を見る。

原理原則というと難しく感じてしまうが、私はこれを基本または基礎と考えている。
基礎や基本を蔑ろにして、新しいものを作る事はできない。基礎基本をおろそかにして、手癖で何かを行うというのは非常に怠惰な事だと思う。

何かに躓いた時は、一度物事の原理原則に返り、そこから新しい物を考えるというのが本当に重要なのだ。

富野監督はアニメの世界で毎作品、新しい試みをしてきた。
しかし、それは作品を壊さない。むしろ、重要なファクターになるのだ。

それが狂言で言えば、型である。
型にはめられた中でどうやって個性を出していくのか、それこそが重要なのではないだろうか。

富野監督は映画に対する憧れが非常に強い。

アニメを作る時も萌アニメにありがちな、手癖で作る感覚を嫌う。

アニメだって映画的なものを作れるという強い信念がアニメ界にガンダムというエポックメイキングな作品を登場させた理由であろう。

それ以外にも非常に性というか、人間の身体性やセクシャリティーへのこだわりが強い。
はっきり言って、理解はできるが、関心するよりも
「あ〜富野さん、そうだよね。そういう風な言い方しちゃうよね」
と富野ファンには堪らない文章を書いてくる。おそらく富野監督はこれを嫌うだろうが。

本の後半はターンエーという作品を作れた事への喜びや価値観の変化等が綴られ、思わず感動してしまった。

特に西城秀樹とのやり取りはすばらしい。西城秀樹という人間の持つプロフェッショナルな部分を見ることができる。


もちろん監督の言っている事が全て正しい訳ではない。しかし、アニメの世界でこれだけ、演劇や芸能、映画に強いこだわりをもった人間は殆どいないだろう。

アニメだけでなく、映像作品、集団で何かをする事について非常に勉強になる本だ。


是非手にとってもらいたい。ちなみに富野監督の奥様の気丈さには大変恐れ入るといった感想も付け加えておこう。

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人が生きるためには


今回から文体を少し真面目な物に変えようと思う。何故文体を変えるかというと、前の文体に飽きたからでたいした理由はない。しかし、気分転換にもなると思うので、挑戦して行こうと思う。

今回はイントゥ・ザ・ワイルドのレビューだ。

この映画は2007年にアメリカで公開された映画である




あらすじ

裕福な家庭に生まれ、大学を優秀な成績で卒業し、アメリカにおける上流階級にいた主人公クリスはハーバードのロウスクールに進学が内定している中、その地位やお金を捨てる旅に出る。
彼は自然と一体となり、世の中の心理を求めアラスカへと旅にでる。
その道中、様々な人と出会いや家族の苦悩、彼自身の過去の物語、そしてアラスカに到着してからの物語が同時に語られる。
構成としては、アラスカについて先の物語とアラスカに着くまでの物語が交互に出るという構成だ。
果して彼が得た真理とは一体何であろうか?


ここからはネタバレをするので注意して欲しい。
非常に考えさせれる映画だ。構成的に無駄な描写も若干あるので長く感じてしまう部分もあるが、ラストを見れば、それも気にならない。

ある意味、映画終わる事で始まる物語と言ってもいい。


映画を鑑賞した後に最初に思った事は「大切な物は無くしてから気付く」という事である。
クリスは気付きたいから、真理を得る為にアラスカに旅立だったのだが。

アラスカへの移動は歩きやヒッチハイクをする。
俗に言うバックパッカーだ。
アラスカに向かう途中に様々なタイプの人々と出会う事になる。

子供を亡くしたヒッピーの夫婦

真摯な愛を求めていた16歳の少女

犯罪を犯しながらもその贖罪の為に誰に優しくしたいと思っているバー経営者

何か驚きを求めているバカカップル。

周りの家族と離散し、1人孤独に生きる老人等

みんな何かを欠けた人達ばかりだ。

クリスは彼らのそれを埋める事のできる人間だった。

死んだ子供の名残を持ち、16歳という女性のセックスアピールを受けながらも決して手をださず、バー経営者の願いをかなえ、カップルに対して非日常的な驚きを与え、老人に本当の家族の大切さを思い出させた。

彼らはクリスに留まることを望んだ。しかし、クリスは頑としてアラスカに旅立つ事を譲らなかった。

これはクリスの家庭環境から生まれた頑固さ、偏屈さのせいだと思う。

クリスは両親を憎んでいた。お金でギリギリ保たれている家庭環境だったから。

クリスにとって両親は資本主義の権化であり、お金そのものだった。

だから、彼はお金を憎み、アラスカのジャングルの奥深くで、生きる事を望む。

アラスカのジャングルの奥深くで、不思議な廃バスを発見したクリスはそこで自給自足の生活をする事になるのだが、私は文明の益とは素晴しいと見ながら再確認してしまった。

彼が持っていったものは猟銃意外は最低限サバイバルできる装備であり、動物を狩ったり、食料を蓄えるとうのは本当に難しいなと見ながら思う。

到着から前半は体力も持ち込んだ食料もある為、非常に楽しい生活を送っているように見える。

しかし、後半になっていくにつれ、食料の確保が難しくなり、体はどんどん痩せていく。ダイレクトに死の危機が迫っていく。俳優の演技がすさまじく、極限まで体を絞っていて、非常にリアルだ。

後半彼はある事に気づき始める「人は1人では生きていけないのでは?」という事だ。
そこで、彼は一度家に戻ろうと決意するのだが、河の氾濫で道が塞がれてしまった事、その後に食べた野草が毒性の高い物で、麻痺や嘔吐などの症状を引き起こし、解毒しなければ、死に陥るという状態になってしまったという事。

クリスは段々と死の恐怖を味わっていく、発狂しながらも体はいう事を聞かず、どんどん衰弱していく。

彼はとうとうその日を迎える。
動かない体に鞭を打ち、自分が「発見」されても恥ずかしく無いようにしっかりと服を着る。そして、近くには全ての人へのメッセージを記して。

彼は死んでしまうのだ。

彼は死という代償でやっと誰かと生きる大切や孤独では生きていけない事を学んだ。

本当はバックパックの旅で学べていた事だった。彼が殆どお金なしで、アラスカへいけたのは先述した人達との奇跡の出会いによるものだった。

1人で自然と闘い、1人で生きることを望んだ彼が、その条件にたつ前ですら、多くの人々の触れあいや助けが無ければ、出来なかった事に彼は気付く事ができていなかった。

本当はすごい簡単な事だと思う。人間というのは誰しもが1人で生きているという状況には無い。人と共存しなければ、生きていけないのだ。
こうやってブログを書いている事も、ご飯を食べたりしている事も至極当たり前の話だ。1人で生きている気になる事はできても、実際はそんな事は無い。

クリスは当たり前の事に疑問を持ってしまった。それは重要な事だけど、彼は何事にも真摯過ぎるため、本当の孤独を求めてしまった。



無理矢理無くしてやっと気付けた。

途中でクリスの両親もクリスがいなくなった事で家族の大切さを理解するのだが。

ちなみにこの映画の語りはクリスの妹だ。クリスと同様の環境をすごし、最大の理解者である彼女が物語を語る形式することで、映画を見ている人間の感情の置き所が定まるようになっている。
妹がクリスほど愚直な行動を行わないのは、クリスは妹を守る立場で守られた事(与えられた事)が無かったから、妹はクリスに守られ与えられて来た立場で既にクリスが求める答えを知っていたからだ。

中盤までは少し物語りが進行が遅く感じる部分がある。しかし、後半になって行くと役者のすばらしい演技の力もあり画面に引き込まれていく。


クリスはクリスを本当に求める人と出会いながらも、ともに生きるチャンスを自ら捨てていく。

逆にアラスカでの生活は本当の孤独に近づいていく。

この二律背反の構成があるからこそ、この物語は非常に説得力のあるものになっているのだ。

人間は1人では生きていけない。簡単で当たり前な事だが、本当の意味でそれを知る為には彼ほどの行動をしなければ、いけないのかもしれない。

しかし、この映画をみれば、クリス程ではないが、それを知る事ができると私は思っている。

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血の流れはおぞましや

という訳で二本目はゼア・ウィル・ビー・ブラッド






監督は前のエントリーのマグノリアでも紹介した。ポール・トーマス・アンダーソン

今回はね。もう映像から監督の情念が伝わるくらいの意欲作品だったよ。

多分にもれず長かったけど(3時間近い)

今回のエントリはかなりネタバレ的になるから見る人は気をつけてください。

この作品はアメリカ開拓時代に置ける、石油を掘り当てた男の話。

その男はある場所で石油を掘り当てるんだ。そして、彼はいつの間にか大実業家になる。

舞台の中心はある田舎町。土地がやせていて、小麦が取れない場所だね。

そこにいる農家の息子から石油があることを教えられるんだ。

物語の中心人物は4人、主人公、主人公が石油を掘っている間に死んだ仲間の息子(子供をぬすんじゃったんだ)、そして田舎町のカルト宗教の教祖、主人公の弟だという者。

この物語は血がテーマになっている家族の血、どろどろとした血のイメージを持つ石油、血の繋がっていない二人の血、宗教に置ける神の血

そして、主人公が生涯を掛けて、この血の呪縛から解かれる話でもある。

彼はお金を中心に考えてしまう人間だ。だから、多くの者を利用するし、犠牲にもするでも血の呪縛から逃れられない。

人の子を盗んで育てたのも子供を利用して、油田を掘り出す際に必要な地域住民の同情を買う為だった。

でも、人間だから情が湧いてしまうんだ。油田の事故で彼の義理の息子(H・Wって名前ね)は耳が聞こえなくなってしまう。彼は2度息子を捨てるんだ。
一度は耳が完治しないと分かった時、2度目はその息子が成長して自分と同じ商売をした時。
どちらも彼にとっては苦しいことだった。でも、彼は石油という血が最大の絆だったんだ。
息子も彼のそういう部分も知りながらも情を持っていたけどね。
途中で彼の弟だという人間が現れる。そいつも血のつながりという呪縛から一緒に仕事をするようになるんだ(彼が相棒になったから、H・Wを捨てたんだ)
でも、そいつは偽者で主人公が殺す事になる。(だからH・Wを自分の下に戻した)
油田があると情報を教えた農家の息子の弟は自分を教祖としているカルト宗教の親分だ。
彼は事あるごとに主人公を宗教に入れようとする。初めは主人公は拒否していたし、逆に利用していた。
でも、中盤で息子を捨ててしまって、偽者の弟にもだまされた時に一旦心を許してしまうんだ。
そして、みんなの前で息子を捨ててしまった事を懺悔する代わりにその宗教に形だけ、入信してしまうんだ。
時はすぎて、その教祖は違う町に不況をしに行くと旅立つ。
主人公は長い間、神の血の呪縛からは逃れられなかった。

でも最後、息子と本当に縁を切った後に教祖はやってきた。時代はアメリカの大恐慌時代。その教祖は投資に失敗して、お金を得るために主人公をゆすろうとしたんだ。
もちろん主人公はお金に関しては目ざとい。教祖の考えなんて、とっくにつぶされているんだね。

怒りで我を忘れた主人公はそいつを殺してしまうんだ。(でも実は兄と弟は双子だって事が示唆されていたり)

その後呆然と主人公が死体の横で座っているところに秘書がきて「旦那様?」とたずねる。
そして、主人公の一言(内容は見てのお楽しみ)そこで映画は終わりだ。
この終わったにはいろいろな意味があって面白い。
彼は家族、血の繋がらない息子、神、そして、最後まで持っていた地位・金=石油までの繋がりを断ってしまうんだ。
彼が本当に解放されたからこそ言えてしまう一言は圧巻だよ。


クラッシックの音楽と圧倒的な映像美、監督の情念すら感じる演出、鬼気迫る役者の演技が絡みあった作品だ。是非見てほしい。

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今日から三日間は映画をみた感想を書こうと思う。ゴールデンウィークだったし、映画を良く見たからね。

というわけで、ハリウッド版ドラゴンボール




いやさ、一回見て腹たって途中でみるのやめちゃったんだけどさ、今回はちゃんと見ようと思ってさ。

やっぱりどれだけつまらないかを見る映画じゃない?
どれだけ原作をボコボコにしているんだろうと期待する映画だと思うんだよ。

もちろん原作レイプといわれてもおかしくない作品なんだ。

でも、ドラゴンボールの設定をちゃんと知っている人は「なるほど、この表現はこれをこう誤解して、こうやって表現してしまったんだな。うんアメリカン〜」

と思えるはず。で、まぁまぁ見れちゃうんだよこれが。

チチがあんなにアバズレな最低女な分けないとかいろいろあるよ。
ってか、チチだって牛魔王の娘だからいなかっぺでしょ?とかさ。

なんかゴクウ打たれたよ。へ〜カメハメ波ってザオリクの役目もするんだとか。

ってか、原作どおりの名前って外人が言うと恥ずかしいとか

浜崎あゆみ?誰それ?となるわけなんだけど。その他もろもろあるんだけど。

つまらなくは無い。見れる。娯楽映画として、まぁまぁ、見れる

ハムナプトラってB級映画も内容あんなもんじゃん?

でも、日本人以外誰も期待していない企画なんだからさ、もう少し日本人の事考えてもいいかなとは思った。

初期のドラゴンボールってギャグ漫画的な要素が強かったから、確かにおちゃらけてはいるけど、もう少しふざけても良かったと思う。

ヤムチャの狼牙風々拳は見たかったな。プーアルもみたかった。

なんかいろんな人の苦労とか絶望が見えて、すごい楽しい映画だよ。

穿った目線で見れば、取りあえず楽しめる映画ですw。特にラストのカメハメ波には爆笑ですw
という訳で一本目、明日とあさってはすごいまともな映画を紹介しま〜す。

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