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posted by fanblog
アニメの状況は大きく変わって来た。今までのアニメ史を振り返ると、アニメの常識を変えて来たのはSFだった。
地球の危機や謎の生物の来襲、人間同士の戦争、ロボットであったり、サイバーテクノロジーを活用したSF的要素の強いアニメがアニメの歴史を動かして来た。

代表されるのが宇宙戦艦ヤマト、機動戦士ガンダム、新世紀エヴァンゲリオン。

ウルトラマンを代表をする特撮の流れを汲んだ作品と言える。

マクロスもこのカテゴリーに入るだろう。

アニメ史に代表される作品を見るに、90年代までのアニメはSFファンによって支えられたという認識で間違い無いと思う。ジブリ作品、特に宮崎駿に置いても兵器やメカといったSF要素がふんだんに盛り込まれており、SFファンにとって文字から映像への転換が行われた時期といっていいと思う。

逆に言えば、SF小説はアニメによって死んだとも言える。

こういう状況の中でアニメ界に新たなシフトが起きた。それはエヴァンゲリオンの登場だ。
私にとって、エヴァはSFロボットアニメとして見るとすばらしい作品に思えるし、幼い頃に見ていたウルトラマンや仮面ライダーの懐かしさを感じられる作品だと思う

しかし、今のエヴァの売り上げを支えているのは、ガンダムやマクロスといって、SFアニメファンでは無い。むしろ、キャラクターを中心とした物語に興味を持っているファンが多いと言える。

エヴァンゲリオン後無口で謎の多い所謂綾波レイ的なキャラクターがたくさん生み出された。

その内にSF要素は薄まり、キャラクター同士の物語が重視されるようになっていった。

ここで昔ながらのアニメファンは現在のアニメの流れに大いに落胆を覚える中、エヴァ以降の新しいファンは萌えという武器を手にして、どんどん勢力を拡大していった。

特にフジテレビで電車男が放映されたのも一般にオタクが認知される大きな理由となった。

電車男に登場するオタク像は昔ながらのSFアニメオタクでは無く、むしろ現在の萌えを主体としたオタクである。これによりオタクというのがアイデンティティーの一つとなり、アニメ業界のマーケティングも大きく変わった。

涼宮ハルヒの憂鬱等はまさに典型的な変化と言える。この作品は明らかにうる星やつらの系譜の作品であると私は思うが(エンドレスレイトの事だけをさしていってる訳ではないよ)

うる星やつらがSFアニメファンのメタ的な作品であるのら、涼宮ハルヒは萌えアニメファンにとってのメタ的な作品だと思う。

そしてよりSF要素が消え、クラナド等のギャルゲーのガジェットを利用した作品が多数製作されるようになった。メディアミックスも今までの作品よりも容易くできる。特にゲームにするのが非常に容易になった。

学園物であり、主人公がたくさんの女性と出会いながら、生活を送るというギャルゲースタイルが萌えアニメ界の主流作品である事は間違いない。
例えば、トラどら等もその流れに存在する作品であるし、化物語もまた然りだ。

この萌えアニメにさらに新しい流れをもたらしたのがけいおんである。

男性のキャラを一切介在させない女性だけが登場する作品だ。

世界はより狭くなり、SF作品でもなくった高校の部活の中だけで行われる物語である。

最近の萌え作品はかなり世界を小さくしている。

大正野球娘もそうだったが、世界を一部分だけ切り取り、その世界だけで物語が進行するという形が多い。

今は登場するキャラがいかに可愛く、新しい萌えを提供するかが重要なファクターになっている。
デュラララ!!にしてもキャラクター萌え作品だ。

富野監督が細田守監督が時をかける少女でメディア芸術賞を受賞した際に時かけと性風俗について。それと当時にアニメ夜話でも岡田斗司夫が指摘した世界の狭さが現在の萌えアニメの作り方に置いて非常に重要なファクターになっている。

90年代までのアニメが好きな自分としては非常に残念な現在のアニメの流れではある。

という訳で、ただの愚痴でした。

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