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2015年10月14日

腸内細菌は体内で水素ガスを生産してくれている!

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水素水の効能はいろんなところで研究され、様々な疾患の実験モデルや臨床試験で有効性が報告されています。私も実際に水素水のトラストウォーターを試してみて、即効で「おどろくほどの快便」(笑)という変化を体感しています。

それで、この水素に体内で活躍してもらうには、水素水を飲んだり水素風呂に入ったりして外部から摂取するしかないとばかり思っていたのですが、

実は私たちは自分の体内で水素ガスを生産しているんですって!

水素ガスを生産してくれているのは腸内細菌。腸内細菌が糖質を分解発酵するときに水素が発生するそうです。この場合の糖質とは難消化性デンプン、難消化性オリゴ糖・糖アルコール、食物繊維などの『難消化吸収性糖質』です。

ではどんな食品に難消化吸収性糖質が含まれているのでしょうか。

難消化吸収性糖質を含む食品例

水溶性食物繊維オリゴ糖
ごぼう、切り干し大根、オクラ、ニンジン、さつまいも、菜の花、春菊、大麦、オートミール、ライ麦パン、納豆、大豆、いんげん豆 玉ねぎ、サトウキビ、キャベツ、ゴボウ、アスパラガス、ジャガイモ、ニンニク、トウモロコシ、大豆
(参考:からだカルテ

ここに挙げたような水溶性食物繊維を多く摂ると、体内での水素発生量が増えるんだそうですよ。

あとはバナナ!
バナナは水溶性食物繊維とオリゴ糖どちらも豊富に含まれています。

腸内細菌が作り出すもの

食事内容や個人差はありますが、体内で腸内細菌が生産する水素ガスの量は一日に1リットル程度と言われてます。1リットルの水素ガスに含まれる水素量は約90mg。

一方、水素水の飽和水素の量は「0.8mM(1.6ppm)」。つまり水素を充填した水を1リットル飲んでも摂取できる水素の量は1.6mgにすぎないということになります。

腸内細菌がエサを分解するときに作り出すのは水素だけではありません。ビタミンやミネラルも作ります。そして私たちの身体は、体外から得た栄養よりも、腸内細菌が作り出した栄養を優先して使用するそうです。

ということは、何らかの効果を期待して出来合いの酵素ドリンクや酵素サプリを摂ってもあまり意味が無いんじゃなかろうかと思えてきました。それよりもまずは腸内環境を整えることが先決。そして腸内細菌のエサになる食材を積極的に食べることが大切になってきますね。

次の記事『腸内環境のバランスを整えるには』に続きます。

【関連記事】乳酸菌は「生きたまま」腸に届かなくても良いんだって!
【参考】癌と食養☆自然療法による癌治療

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