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プロフィール

Koozy(コージー)
ヒプノセラピー、心理カウンセリング等、各種心理療法に加え、気功などを用いたセラピー、ヒーリングの分野で修業してます / メンタルケア&ボディケアの両面から、「再生」を行っていける、ヒーラー&セラピストとして、2011年に東京都内にてサロンを開業予定 / また元々プロのカメラマンと、小さなレコード会社在籍の作詞家をやってましたが、現在も『Koozy』の名で作品制作、発表をしてます/ テーマは、「街」「日常」「混沌」「愛あるモノ」「アジア」/ 海外1人旅(アジア中心)をこよなく愛していて、アジアで作品撮りもしています/ また写真と短編詞(作詞)をコラボした作品も制作してます/2010年3月に東京・池袋にて、初の個展「写真詞集展"Heart"」を開催/今後も個展開催、作品発表を行っていきます/ そんな好奇心旺盛ながら、実はちょっぴりシャイ私です。。 ※より詳しい情報は、以下の「プロフィールを見る」へ。
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2008年12月17日
バンコクからの生還(その7<最終話>)
<11/27 バンコク足止め・2日目>

もし空港が早々に解放されたら、早朝に空港へバスで送ってもらえる
話であったが、 当然それもなし。

幸いホテルの部屋はNHK・BSが映る。当面はそれで情報収集する
しかない。
しかし見ている限り、デモは長期化する模様…。

デモの原因となったソムチャーイ首相(当時)も、

『反政府団体には、断固として屈しない』

とか言っている。


「…おいおい。それじゃいつまでも空港が…(T T)」


何となくバンコク脱出がヤバイ状況…。ここまで連れてきたタイ航空も
全く情報をくれない。
これは自力で何とかするしかないかも。。

独自で情報収集開始。考えられる手段は、別の都市ないし、国に
移動して、そこから成田に帰る。

…しかし、タイ国内の他の国際空港(チェンマイ、プーケット)は乗客が
殺到していて、全く予約が取れない状況。

隣国に出てとなると、カンボジアかラオスかミャンマーかマレーシア…。
どこも陸路での移動となるが、カンボジア・ラオス・ミャンマーへの陸路
移動は、自殺行為です(ゲリラや山賊に遭う危険性あり…)落ち込み
しかもどこからも日本への直行便は出ていません。

…となると、マレーシアですが、日本直行便のあるクアラルンプール
までは 陸路で1700kmくらい。

ちなみに日本への航空運賃は、正規料金での購入ですので、10数万円。

…ありえない(;^^

改めてバンコクは空路が絶たれると、陸の孤島となる事を実感しました。

何かいい手段はないか、旅行代理店や多くの航空会社と相談しながら
試行錯誤しましたが、今1つ見付かりません困った

そうこうしているうちに、顔見知りになっていた同じ境遇の日本人旅行者
から、とある情報が。

今日の深夜、パタヤ(バンコクから150km近く離れたリゾート地)の空港
から成田行きへの臨時便が出るらしい。それが正式発表されるのは、
本日18時との事。

これは思わぬ朗報電球

「これで無事に日本に帰れる」

と安心し、とりあえずは夕方を待ちました。


…しかし、ガセネタでした。もう噂が交錯していて、正確な情報が取れません。

結局この日は、何も進展なく終了。



<11/28・バンコク足止め・3日目>

今朝も全く空港は解放される気配もなく。朝ホテル近くのネットカフェに行き、
情報収集。
パタヤ近くの海軍基地(ウタパオ空港)が、代替空港となっている事を
知りました。
しかし今のところ、日本への便は飛んでいないらしいです。

韓国は早々に飛ばしているのに…落ち込み

その後、同じホテルに泊まっていて、知り合いになった日本人旅行客と
一緒に日本大使館へ。
現在の状況を報告し、これからどうすれば良いかを相談。
また代替便の情報を逐一、連絡くれる様にお願いしました。

この頃になってくると、動かない状況にさすがに焦りを感じます…。

既に3泊となっている宿泊費はどうなるのだろう? 無理矢理連れて
こられ、泊まっているこのホテルはかなり高い高級ホテルであるが…。

あと手持ちの資金も既に底をついている。手持ちのカードを使い、ATM
からお金を下ろしている状況。

…かなり不安です汗

夕方近くにホテルに戻り、いつもの様に航空会社や旅行代理店に電話
していた時、 一筋の光が見えてきましたキラキラ

元々の帰国便の某航空会社に問い合わせすると、シンガポール発・12/1の
早朝便なら無料で振替可能との事です。
シンガポールからのフライトもバンコクの影響で、予約がかなり埋まっている
状況の中でのこの情報。
残りも3席のみと聞いていたので、迷わず予約しました。

しかし問題は、12/1の早朝便までの時間に、シンガポールに辿り着けるか
どうかです。
予約の変更は1度だけ可能なので、もう後には戻れません。

ちなみに陸路だけで行くと、物理的にタイムオーバーとなります。
マレーシアのどこかから空路でシンガポールまで移動せねば。

その手段を探して、色々相談してみたところ、1つだけ見つかりました電球

マレーシア北部のリゾート地「ペナン島」の空港からシンガポールへと行く
方法です。


11/30のペナン島〜シンガポールへの最終便も空きがありました。
これも迷わず予約。

…とは言え、ペナン島までもバンコクから陸路で1500km。かなり綱渡りな
時間との戦いになります。


でも残された唯一の手段。私たちはこれに賭けてみる事にしました。


壮大な(?)バンコクからの脱出の幕開けですロケット


※話の時系列が異なっておりますが、この続きは、以前の記事
(バンコクからの生還 その1〜)に続きます。



…完

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