本日は快晴強風
風が強くて花粉も大飛び
新芽の緑も目にまばゆい季節となりました
13周年を迎えた三味線と小物の店「音福」
元気に営業中です
「今日は三味線が良く鳴ると思うよ〜」
昨日ずっと降っていた雨の湿気を吸った三味線、
今朝からの晴天で一気に乾燥して皮が張っているところ
前日が雨の場合、次の日の二時〜三時頃が一番いい音がするのだそうです
(ということは今、私の稽古の時間帯)
本日の稽古
1.「春風がそよそよと」
前回は全体が把握出来ず、超下手だった曲
練習していった甲斐があってだいぶマシになりました
消し手が肝心の曲
00・30・40 50、50を消す(指を離す→薬指もしくは薬指と中指両方でも良い)
・ 2 ・1 0、最初の2を消す
4 4n 4n ちん、りん、りんのハジキはハッキリと
9 9V 10、10を浮かせてしっかり消す
楽譜にない、目に見えない細かいテクニックが必要です
先生はもう無意識にやっているレベル
少しつっかえつっかえですので、もう少し練習が必要です
前回たくさん楽譜をいただきましたので、
本日はもう一曲
俗曲二上がり
「猫じゃ猫じゃ」
猫と言われれば、やってみたい曲
見本に弾いてくれる先生は楽譜を逆さまに見ながらスラスラと弾きます
よく逆さまに見ながら出来ますね〜と言われるそうですが、
もう慣れてしまって、自分の方を向けると間違えてしまう時があるんだそうです
久しぶりに弾く曲らしい・・・
6、8の坪が出てくる長調、田舎節と言います
それに対して5、7が出てくるのは都節(みやこぶし)と言います
はずんでいるような、はずまない曲
猫じゃ猫じゃと おっしゃいますが
猫が猫が 下駄履いて
絞りの浴衣で来るものか
オッチョコチョイノ チョイ
オッチョコチョイノ チョイ
蝶やとんぼや きりぎりす
山で山で さえずるのは
松虫 鈴虫 くつわ虫
竹に雀は 仲良いけれど
切れりゃ切れりゃ 仇の
切れりゃ仇の えさし竿
一里二里なら 天まで通う
五里と五里と 離れりゃ
五里と離れりゃ 風便り
語句の説明
絞りの浴衣→鳴海の浴衣のこと 鳴海絞りは有名です(私は有松絞りを持ってます)
えさし竿って分かる?もちろんです〜雀を捕るときの鳥もちのついた長い棒です
とりあえず最後まで通しで稽古しました
唄ははずみ気味、三味線ははずまない、という難しいテンポの曲
はずんで弾くと、いかにもって感じになってしまってつまらない
ズレ感を楽しむんだそうです
とんだオッチョコチョイ弾きになってしまったので、次回まで要練習
乗りの良い曲なのでだんだん早くなりがち
早くなるって事は、バチが振れなくなってくるってこと
早くならないように気をつけます
意外に弾きにくい曲です
「っていうか、滅多にやらない曲だよ〜、こんなのよく見つけたね」
いえいえ、猫好きは見つけるのです・・・
そして次は
「ちゃっきり節」
変わった手が出てくる、難しい曲です
静岡県の民謡として親しまれている有名な曲
北原白秋作詞、町田佳聲(かしょう)作曲の比較的新しい曲
滅多に出てこない「外押さえ」という手が出てきます
本手と替え手がありますが、まずは本手から
見本を弾いてもらいましたが、とても難しそうです
この後は、何曲かを平行して練習して行くことになりました
頑張ります〜
Copyright (C)Harue Takamori All rights reserved.
2020年04月02日
猫じゃじゃ
posted by konomezuki at 19:59
| 三味線関連&稽古日記