このまま秋に突入して欲しいです
蔦の勢いもやや衰えて来た、山の上ホテルのタワーパーキング
山の上ホテルは現在、全館リニューアルのため休館中です
オープンは今年の11月末日の予定
![20190912-1.jpg](/konomezukisha/file/20190912-1.jpg)
稽古場では発表会用の曲選びが進んでいます
誰が何をやるか少しずつ固まってきました
私は、4曲やることになりました(予定)
端唄は短いので、2曲組み合わせて弾くことが多いです
・並木駒形(1番と3番)〜深川節(1番と2番)
・奴さん(1番)〜花魁三分二朱(奴さんの替え歌)
・こきりこ節
たぶん、出番は3回
3人くらいのグループで、一人3〜4曲くらいやるようになっています
各曲、何番と何番を組み合わせるか決めました
2曲繋げて弾く場合、1曲目と2曲めのつなぎ方というのがあります
「ここで終わって、掛け声で切り替える」みたいな感じです
並木駒形は、実際はかなり早く弾きます
次に続く深川節がゆっくりなので、対比を出すためです
今まで弾いていた速度の倍くらいの速さ
早すぎてついていけませんでした・・・
少しゆっくりめにしてもらってもついていけませんでした・・・
意表を突かれました
こんなに早く弾く練習はしていなかった・・・
次回までに早く弾ける練習をします
↓そして、件のこきりこ節
![20190912-2.jpg](/konomezukisha/file/20190912-2.jpg)
越中おわら節、麦屋節(むぎやぶし)と並び、富山県の三大民謡です
こきりこの竹は七寸五分じゃ 長いは袖のカナカイじゃ
まどのサンサもデデレコデン
はれのサンサもデデレコデン
有名な一節ですね
こきりこというのは竹の棒の楽器、サイズは七寸五分(約23cm)
それ以上長いと袖の邪魔(袖に引っかかる)になる、と唄っておられます
まど=窓、はれ=晴れ、などと訳されることが多いです
「サンサ」というのは囃子詞だと解釈されています
サンサ踊り、さんさ時雨、などサンサのつくものが他にも見られることから
なにがしかの意味があるようにいわれていますが、謎とされています
これもまた気になりますので、自分なりによくよく考えてみます
私は、
まど→間戸(柱と柱の間のこと、柱と柱の間に戸を立てること)
はれ→はり(梁)
サンサ→さん(桟)
のことを言っているのではないかと思いました
デデレコデンは、太鼓の音、または太鼓のことを言っているのに違いないと思います
↓そこで、仕上がった訳はこちらです
こきりこの竹は 七寸五分じゃ
それ以上長いと、袖の邪魔だし役に立たぬ(このサイズが踊りの肝心じゃ)
間戸の桟サも デデレコデン(間戸の桟、お前さんたちゃ、太鼓のバチ役じゃ)
梁の桟サも デデレコデン(梁の桟、お前さんたちゃ、太鼓のバチ役じゃ)
※勝手な自己解釈です
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こきりこ節は本調子です
並木駒形と深川は三下がり、奴さんは二上がりなので、
三下がり→本調子→二上がり、または、
二上がり→本調子→三下がり、の順番で調子を変えながら効率よく練習できます
こきりこ節は、曲パートのリピートが多く複雑です
A(前奏)、B、C、D、coda(後奏)と5パートあります
それを、A→B→B→C→C→D→B→codaという順番で弾きます
複雑すぎるやん・・・
楽譜ぱっと見では、頭の悪い私には理解できません
楽譜ぱっと見では、視力が悪い私には見えません
ので、楽譜にパートごとの色分けを施して分かりやすくしてみました
ついでに並木駒形と深川節の楽譜も、
一枚の紙に納まるよう、若干レイアウトをいじって、
同じく、奴さんと花魁三分二朱も一枚の紙に納まるようちょっといじって、
さーこれでようやく練習の準備完了!!
奴さんは、奴さんの1番のみと花魁三分二朱(1番しかない)を続け、
実質奴さんを2番まで弾く、に変更になりました
当初は奴さんの1番と2番を唄うことになっていたのですが、
私が思っていたとおり、3番分までとなると長い、ということになったらしく
ラッキーでした
稽古場のショップコーナーに
無地紬の端切れがあったので、迷わずもらいました
こりゃあ、スズメにちょうどいいわえ
![20190912-3.jpg](/konomezukisha/file/20190912-3.jpg)
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