湿気で髪がまとまらず
短いボブをどうにかこうにか結んで出掛けました
<本日の稽古>
先週もらった新しい曲「並木駒形」の稽古
いきなりすごい早さで弾き始める先生
ヤバッついていくのに必死です
冷や汗〜
指使いに慣れないところがあり、間違えると次に続かなくなってしまいます
間違えるところはいつも一緒
要注意です
並木駒形は、最初ゆっくりでだんだん早くなり、
途中でまたゆっくりになり、また早くなったりします
速度の事は全く考えずに練習していたので、つい出だしが早くなってしまいます
出だしは、大川に出る舟が綱を外して滑り出るように
静かに、ゆっくりと
スーーーー・・・ッ・・・
スルスルスル〜〜
すすスイスイスイスイ〜ッ
とだんだん早くなります
この速度を変えるというのは、
もちろん大川にだんだんと漕ぎ出した舟の速度を表している・・・ということもありますが
これから吉原に繰り出す客の、うきうきソワソワの気持ちを表しているのです
(その説明をするときの先生は、客になりきっている)
ところで、並木駒形の楽譜に今までなかったマークを発見
□で囲んだ、志の字
これは本條秀志という先生の一文字を取った先生のマーク
先生オリジナルの楽譜という印
やはり本條流の三味線歴の中で、自分的にはこの方がいいといった工夫を加えているのだそうです
正規の楽譜と区別するのに、最初は名前を入れていたのですが
大げさでこれ見よがしなので小さなマークにしたそうです
なかなか粋ですな・・・
![20190822-1.jpg](/konomezukisha/file/20190822-1.jpg)
並木駒形は短いので、他の曲と組み合わせて弾くことが多いのですが、
今回初めて、続けて深川を弾いてみます
(先生は替え手)
すごいスピードでサラサラと二曲続け・・・
「どう?盛り上がってきたでしょ」
(先生、早すぎます・・・)
でもって
「次の曲まだ何もなかったっけ?」
早速次の曲もらいました
二上がり 俗曲 「奴さん」
![20190822-2.jpg](/konomezukisha/file/20190822-2.jpg)
↓奴さん
![20190822-3.jpg](/konomezukisha/file/20190822-3.jpg)
大津絵のかわいい奴さんがいたので楽譜にプリント
奴=武士が出掛けるときの荷物持ちで、中間(ちゅうげん)や折助(おりすけ)なと呼ばれていた。
身分は軽く、農民や町人の次男三男などが多かった。
釘抜紋(大きな四角形)のはんてんを着ていたので、食材を大きめの立方体に切ることを「奴に切る」、
と表現するようになった。豆腐の「冷奴」はそこから名がついたもの。
奴凧(やっこだこ)は、この奴の姿を模したものである。
これも端唄の定番です(知ってる曲が続いて嬉しい)
が、これがなかなか難しい曲なのです
指運びが簡単ではありません
しかも、私の苦手な「はずんで」がついている曲
さて、練習しなければ!
並木駒形と深川も併せて練習します
というのも、来年2月23日の発表会に出ることになりました
深川節と並木駒形セット(まずはこの曲、という定番中の定番)をやることになりました
まだあと半年あるので、他にやりたい曲があったら考えてくるように、とのこと
発表会ではだいたい一人2〜3曲をやります(グループ演奏)
やりたい曲かぁ・・・
あまりの蒸し暑さに
アイスコーヒーフロート!
冷えました
帰りは弱冷房の車両にします
![20190822-4.jpg](/konomezukisha/file/20190822-4.jpg)
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