湯島天神からほど近い春日通り沿いの和菓子の老舗「壺屋総本店」の壺型最中です。
花の形などはよく見ますが、壺っていうところが粋ですね。
白い方がこしあん、茶色の方がつぶあんです。
壺屋総本店は寛永年間(詳細年は不明、約380年前)に町民が開いた最初の『江戸根元』菓子店。
江戸根元というのは、それまで菓子は関西から来た人の店で占められており、
江戸の町民が開いた店としては最初、という意味なのだそうです。
清水徳川家や一橋家などの大名を相手に、とても繁盛していたそうです。
↓個別包装はこんな感じ
↓立たせてみる。
↓立たせてみる。
明治維新の際には、大店が次々と姿を消す中、
勝海舟に「市民が壺屋の菓子を食べたいと言っているから続けるように」と説得され、
存続することになったのだとか・・・。
↓こちらは、壺型の懐中汁粉。
最中より一回り大きくてずっしり。
割ってお湯を注ぐと、お汁粉になります。
こちらはディティールが凝っていて、壺の表面のところどころが凹んでいて、
いびつで素朴な壺の感じが表現されています。(芸が細かい)
寒〜い日には、この壺汁粉で暖まりましょうかね〜
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