バチを手拭いだけでサクッと上手く包めるといいなぁ、
と、常日頃から思っていました
バチ全体を手拭いで包むという方法はありますが、
開きから才尻のくびれている部分に布がフィットせず、
両脇がたぷたぷ余る感じが、私的にはどうも好きではない
コンパクトにバチ先だけキュッと包む方法
滑り止めに膝に巻く縦折りの手拭いでそのまま包む、というやり方です
(もしかしたら、昔からあったかもしれない)
(もう誰かがやっているかも知れないけど)
↓考えてみたのがコレです
(※端唄・長唄用サイズのバチです)
(※最近、手にとても汗をかくようになってしまい、持ち手に滑り止めを付けています)
三味線では、三味線胴の滑り止めに手拭いを使います
特に、椅子で弾く場合、正座するより三味線の安定が悪いので、
手拭いを縦に細長く半分に折り、ぐるっと膝周りに巻いて、
巻いた両端を椅子と膝裏の間に挟み込んでおきます
自分の体重で押さえられるのでズレないし、
そうすると滑りません
その、縦に折ったままの手拭いをそのまま使います
↓まず、縦に細長く半分に折った手拭いを、
↓横に半分に折ります
(※折り山の上下左右、耳の向きはどの向きでも良いです)
(※柄物の場合、模様がきれいに出る向きに折るとよいです)
↓図のようにバチ鞘を付けたバチを乗せます
(※バチの右端が中央より少し左になるくらいのところ)
↓上半分を折ってかぶせます
↓左側をバチの三角に沿って向こう側に折ります
↓手前に折って、開きにかぶせます
↓残っているほうを、手前から上に折り上げます
↓背中にぐるりと巻きます
↓正面に戻ってきて
↓端の余りを背中に巻き込んで、後ろの隙間にはさみます(※写真は後ろから見たところ)
↓出来上がり!(※正面)
↓出来上がり(後ろ)
↓指かけも挟めます
↓もう少し深く包みたいときは、こんなふうに折ります
↓手拭いのサイズは一定でないので、幅と長さは下記のところを調節するとよいです
最後のはさみ代の長さや、包み方の深さなどお好きなように調節してみて下さい
バチを取り出して、包んである手拭いで膝も巻く!
稽古が終わってバチを仕舞うときは、膝に巻いた手拭いを外して包む!
合理的でスマート!
バチケースより粋な感じがしますね
特に、男性がこれをやるとカッコいいと思います〜
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2022年05月24日
三味線バチの包み方
posted by konomezuki at 17:01
| 三味線関連&稽古日記