直方体が緑に覆われる季節です
クラスが変わり曜日と時間帯が変わり、稽古場では津軽三味線が聞こえます
上級者の会話が乱れ飛んでます
津軽三味線はチンプンカンプン
長唄もチンプンカンプン
今日の先生は、粋な格子柄の着物で登場
着物いっぱい持ってるんだなぁ〜
ちゃんと着るってところがすごい
せっかく持ってるんだから、月に一回着物で稽古に行くとか決めれば?
と、人に言われたことがある
確かにそうですね
さて、長唄初心者の私は練習曲にも四苦八苦する状態
私ってこんなに下手だったっけ?という有様
練習曲は形式を修練するためのもの
わざと、とても弾きにくく出来てるんだそうです
通常は、この行程を念入りに稽古していくのだろうと思いますが、
端唄から始めた私は、割といきなり曲から入って、こうした行程が省かれている
「練習曲ばっかり弾いていても面白くもなんともないからねー」と
簡単な曲を弾きながら覚えていく、というスタイル
しかし、出囃子は長唄がちゃんと出来ないと弾けません
バチも変わって、指使いも端唄とは少し違います
念のために、基礎から順番にやっています
今日は、二上がりの練習曲と唱歌『日の丸』を弾きました
練習曲はやはり指使いを間違えてしまう
今までは中指で弾いていた音を薬指で弾かなければならない
これが、クセでうっかり中指が出てしまう(端唄では割と中指を使う)
「やりやすい方でいいよ〜」と指使いに関してはあまり決まりはなかったので結構適当だった
しかし、長唄となるとそうはいかない
黒紋付で非毛氈にビシッと座り、一糸乱れず同じ動きをしなければならない
指使いが適当でみんなバラバラというわけにはいかないのだ
4-5、10-11などは人差し指と中指セットで動いて、
5と11は2本一緒に押さえてしまう、というのにもなかなか慣れない
これは練習するしかあるまい・・・
<反省点>
・基本的なことだが、糸を押さえる時は第一関節をしっかり立てる
(特に薬指で一の糸の3を押さえるとき)
上級者は前から見ると、どこを押さえているのか分からない
・2-3はパターンなので、3へ行くときは場所を動かさない
私は、うっかりウロウロ動かしてしまうときがある
『日の丸』は、白地に赤く〜日の丸染めて〜ああ美しや日本の旗は〜♪
という唱歌です
私は、童謡や唱歌はあまり学校でも歌わなかったので、有名な曲も意外に知らなかったりする
「蛍の光」とかも卒業式で一度も歌ったことがない
「ほーたーるのー、ひーかーあり、まーどーの、ゆーうーきー」ので出だししか知らない
いやー、しかし日本の国旗は究極にシンプルで美しいと思いますね
三味線の初歩には、短い唱歌などがよく出てくるのです
ところで、この日の丸を先生は、
「では、自分の好きなようにアレンジを加えて弾いてみて下さい♪」
こういう練習は初体験
先生のキーボードの伴奏付きで弾きました
先生はマルチ系で鍵盤楽器もこなされます
三味線とキーボードはミスマッチのようですが、三味線は洋楽器にもよく合います
三味線でロックを弾いてみたい、と思わなくもない私には面白体験でした
特に、初心者には分かりやすくて盛り上がる趣向
クリスマスには、クリスマスソングも弾いたりするのだとか
今度は教科書があるので、頑張ってどんどん予習します!
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