今まで使っていた胴掛けを外したら、
巻きゴムの外側、腕が当たるところが結構汚れていた
白っぽい色の胴掛けは汚れが目立っちゃうね
ちょっと剥がしてみると布も脈がなくなっていることが分かる
そして中はプラ芯だー
やったー、貼り直せる!!
芯が経木だと紙が剥がれないので使えないのだ
胴掛けに用いる生地は、薄すぎず厚すぎずがよい
古布は色が落ちるのでNG
音緒や胴掛け紐は正絹なので、やはり絹地が合う
絹独特の美しい光沢があるので、綿や化繊は合わないのだ
手持ちのものにはちょうど良いものがない
そういえば・・・そっくりな色の袴用の正絹無地はぎれがあったな
思い切って無地を貼ってみた
↓よっしゃあ、ドンピシャな色!!( ̄∇ ̄)
無地コーデの場合は寸分色が違っちゃいけないのだ
日本の伝統色「濃色(こき)」という色
深い深い、高貴な紫色
私はこの色が大好き
無地の胴掛けもシンプルで良い
見習いの弟子っぽくていい
この場合、胴掛けゴムの色が唯一のアクセントになる(色数も少なくあまりいい色はないが・・・)
裏側は、長唄「高砂」の歌詞が書いてある和紙
お経じゃないよ
昔は胴掛けを作るのに経木に新聞紙を貼って補強していた
経木でカーブを作るのはさぞ大変なことだったろう
裏貼りは、やはり古い教本を使ったりしたんだろうな
いくつあっても嬉しい胴掛け
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2021年09月06日
無地の胴掛け
posted by konomezuki at 15:16
| 三味線関連&稽古日記