7月にしては涼しい一日でした
先週欠席してしまったので、二週間ぶりの稽古です
3曲を平行して練習しています
今日はいつもの稽古用三味線が変わっており・・・
先生「いつものがパンクしちゃってさ〜」
弾いててポコポコ変な音がすると思っていたら、裏側の皮のキワが破けていたそうです
天候、湿気や温度の影響を受けやすい三味線
糸を変えた直後や、伸ばし加減などによって音が変わってしまう三味線
駒の位置などによって微妙すぎる音を調整します
録音した音では微妙な音の違いが出てしまうんだそう
先生は昔、先生(先生の先生)の三味線の音と一生懸命同じになるように調整し、
全く同じような音が出た時は、「よっしゃー!!」と思ったそうです
さすが過ぎる・・・
ピンチヒッターの三味線で練習を始めるも、
4、6、9、10など主要な点印だけで
譜尺が貼ってない(゚Д゚;)
その間の、2、3,8,が上手く弾けない
しかも、2、3、8、がかなりの頻度で出てくる曲を稽古中
勘所が押さえられず、自分でも呆れるほど下手だった
8というのは、ただでさえ押さえにくい
このように譜尺になれてしまうと数字を目で探して弾くようになってしまうので、
なるべく数字の譜尺は貼らずに練習したほうが良いのだ
少し慣れてくると、譜尺がないほうがいいらしい
譜尺があると余計な数字が目に入ってしまい、かえって間違えてしまうんだとか
先生曰く、
鉛筆で印を付けておけばよい
鉛筆で主要なところにだけ小さな目盛りのように印を付けておく
鉛筆は舞台の上で光ってよく見えるのだそうだ(しかも、後から消せる)
そういえば勘所に、竹の鯨尺の印みたいに十文字を彫って赤色を塗っているようなのも見たことがある
そうかぁ・・・
もうそろそろ譜尺は剥がしたほうがいいのかも知れない
私の稽古の後、たまたま先生が他の先生と曲を弾いていました
熟練者師範レベル同士のやりとりにしばらく聞き入ってしまった・・・
上手すぎて羨ましすぎた(ToT)
↓旧文化学院の素敵な建物
帰りの道のりで、譜尺を剥がすかどうか真剣に悩む
ところで私は、左手の薬指で糸を押さえる時のフォームが悪いので直すことになりました
↓正しくは糸に直角に、爪の真ん中が当たらなければならない
↓私のは、斜めになって爪の端の方が当たっている
爪の当たり方だけではなくて、薬指の開き方が悪いとも言える
持ち方の角度も、微妙に受け手になってしまっているような気がする
そうすると力が入ってしまい、動きがぎこちなくなってしまうし、動かすのが大変になってしまう
手の甲も反り気味
手の形が反り気味になり指が開くのはピアノのくせなんだそう
しかしこれは・・・私の場合ピアノではないと気づく
パソコンのキーボード
右手はマウスをほぼ持ちっぱなしなので、
キーボードの一番左にあるシフトキー、コマンドキー、オプションキー
このどれかを必ず左手の薬指で押しながら、人差し指で離れた他のキーを押している
特に、
command+C(コピー)
command+X(カット)
command+V(ペースト)
command+G(オブジェクトのグループ)
これを四六時中酷使しているため、クセが付いていると見た
三味線の糸を押さえるほうの左手の形は、ピアノやパソコンと正反対の形と動き
軽く丸く握り、指は離れず、動くときは開いたり立てたりせず、決して大げさな動きはしてはいけない
出来るだけちんまりと小さく見るようでなければならない
このクセを直すのは容易ではないが・・・
たぶんイメージ的には
↓コレ
猫は手首を捻って受け手になったりしない
指はあまり開けない
猫の手のイメトレで行こう
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2020年07月16日
譜尺&薬指のフォーム
posted by konomezuki at 22:22
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