今日は日傘必須、梅雨の晴れ間の暑い一日でした
稽古場に向かう道のり、木陰の下はホッとします
トチの木通りは、トチノキの花が散り始めて細かい雪が降ってくるようです
本日の稽古
今日はいつもと違う部屋で始まりました
何となくイスの高さがいつもより高い
それだけで何となく勝手が違ってしまうものです
ちゃっきり節の復習
私が本手、先生が替手を弾きます
今まで逆パターンはあったけど、先生の替手が上手いので聞き入ってしまう
そうすると、つられてしまう
本手はリードする側なので結構難しいということが分かった
・今日は三味線の胴を置く位置が変だったので修正
・左手薬指の角度がイマイチ悪い→ちゃんと糸に直角に当たるようにする
ちゃっきり節は、三味線の曲的にはイレギュラーな曲なので、
「これを本気で練習するよりも、こういうのもあるってことで覚えといて」
と、さっさと新しい楽譜を取り出す先生
もう、あらかじめ用意してあったみたいだ
新しい曲は、三重県桑名市に伝わる民謡でお座敷唄です
「桑名の殿様」
静岡の次は三重・・・東海道を上ってる?
殿様というのは、藩主や城主のお殿様という意味ではなく、
お金持ちの恰幅のいい旦那、お大尽、といった意味合い
桑名の殿さん、時雨で茶漬け(桑名名物ハマグリのしぐれ煮で茶漬け)
薩摩の殿さん、お芋でお茶漬け(薩摩芋入りの茶漬け)
松前殿さん、鰊でお茶漬け(松前漬けでお茶漬け)
尾張の殿さん、大根でぶぶ漬け(尾張大根の漬物で茶漬け)
いわゆるご当地グルメソング
桑名の焼きハマグリと言えば、「その手は桑名の焼き蛤」という地口が真っ先に浮かびますが、
いいなあ、金持ちは旅の先々で美味しいものを食べて、という皮肉が込められています
「桑名の殿様」は、「はずんで」弾くようになってますが、かなり独特な弾み方します
どんなふうに弾むかって言うと、溜めが強い弾み方とでも言ったら良いのか、
左右にゆっさゆっさ、お相撲さんが歩いてるみたいなイメージ
要は、金持ちで贅沢三昧の食い道楽旅行しているメタボおやじが歩いてるところ?
なるほど分かりやすい・・・
↓楽譜にいたずらシリーズ
桑名の焼きハマグリを買う弥次さん喜多さんの絵と、時雨蛤の古いラベル画像を入れてみた
時雨煮(しぐれに)とは佃煮のこと
当時、特に名前がなかった桑名名物「たまり煮はまぐり」を、
時雨煮って言った方がお洒落じゃね?と松尾芭蕉の門人が名付けたのが始まりなんだとか
※諸説あります
食べたくなっちゃったじゃん
・・・ってか練習しないとね
今日、ちょっと弾いてみたら全くつっかえつっかえで下手過ぎだった
一週間でどこまで出来るか?
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2020年07月02日
桑名の殿様
posted by konomezuki at 20:17
| 三味線関連&稽古日記