カンベリ修理の二週間ほどの間、練習が出来ないと困ります
一年少々でカンベリが気になるのはちょっとストレス
また、発表会の直前に三味線の皮が破れたらどうしよう・・・などと
いらぬ心配の種がないに越したことはないので、
思い切って二本目の三味線を導入しました
(ちなみに三味線の単位は、二挺という)
紅木でも堅さがあるようで、堅いのは少し重いけど、私のには堅い方がいいというススメで
堅めの紅木にしてもらいました
三味線を新規に買う場合、棹を決めてから糸巻きの穴などを加工するので一ヶ月くらいはかかります
棹の形、糸巻きの形などもいろいろあります
中棹(鳩胸)
糸巻き:面取り
並綾と呼ばれる、オーソドックスな綾杉胴(胴の中の模様)
金ホゾ(三分割のホゾ穴の金コーティング)なし
トチ(高級とされるシマシマのトラ模様)なし
ピカピカです!!
とりあえず臙脂色の五献上に胴掛けゴムは黒
↓音福オリジナル「すべらない糸巻き」という仕様にしてもらいました
通常、糸巻きは酒だるの栓みたいに押し込んであるだけです
結構力を入れて押し込まないと止まりません
コツが要ります
調子を直そうとして糸巻きに触れた途端、キュルキュルッと緩んでしまったり、
スルスルスル〜っとほどけて糸巻きが抜けて落ちてしまうことさえあります
金属と糸巻きが乾燥などによって影響を受けやすいです
これは糸巻きにネジが付いており、抜け落ちや緩み防止に効果を発揮します
回すだけで、ピタッと(ネトッと)止まります
脂肪腫摘出で左腕内側を切って以来、左腕にあまり力が入りません
左手で回しながら締め込むという動作が上手く出来ないので、これは大助かりです
でも持ち帰ってから気がついた
譜尺シール貼ってない・・・
今さら買ったら怒られそう
試し弾きしたら、やはり新品だけあって棹がずっしり太く感じられる
特に棹の直径の高さがあり、駒が低く感じる
いつものより糸と三味線が近く感じます
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2019年11月08日
新しい三味線
posted by konomezuki at 15:14
| 三味線関連&稽古日記