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2016年05月12日

「光琳とその後継者たち」 畠山記念館

畠山記念館では、 「尾形光琳没後300年記念 光琳とその後継者たち」が開催中です。館蔵の琳派作品をまとめて公開しています。本年は、琳派の大成者であり、後世の芸術家に多大な影響を与えた尾形光琳(1658〜1716)の没後300年にあたります。本展では、光琳周辺で活躍した弟乾山と渡辺始興をはじめ、19世紀初頭に江戸文化圏で光琳顕彰活動を行った酒井抱一の絵画や工芸品も展示されています。

渡辺始興は京都に生まれ、晩年には光琳に師事したとも言われています。
作品は「四季花木図屏風」でした。右に松と桜。左には紅葉に白菊。菊は胡粉を盛って立体的に示す一方、松の幹や岩はたらし込みを用いて瑞々しく描いています。元は原三渓の旧蔵品だったそうです。
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乾山の優品が目を引きました。斬新なデザインはとても現代的で、宗達にも匹敵するのではないかと思います。
ギャラリー内に茶室・茶庭を設け、茶の湯の道具取合わせ的ハーモニーを意識しながら展示を行なうというのも、畠山記念館の魅力ですね。
新緑の庭園も美しかったです。
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「尾形光琳没後300年記念 光琳とその後継者たち」 畠山記念館
会期:4月2日(土)〜6月12日(日)
休館:月曜日、 5月6日(金)。
時間:10:00〜17:00(入館は16時半まで)
料金:一般700(600)円、学生500(300)円、中学生以下無料。
 *( )内は20名以上の団体料金。
住所:港区白金台2-20-12
交通:都営浅草線高輪台駅A2出口より徒歩5分。東京メトロ南北線・都営三田線白金台駅1番出口より徒歩10分。
posted by はまやん at 21:30| アート

2016年05月08日

フランスの風景 樹をめぐる物語 −コローからモネ、ピサロ、マティスまで−

東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館は、“樹木”というモチーフを通して、フランス風景画の変遷をたどる展覧会「樹をめぐる物語」を4月16日から6月26日(日)まで開催中です。
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本展は、フランスのパリ近郊にあるポントワーズ美術館(カミーユ・ピサロ美術館、タヴェ・ドラクール美術館)館長、クリストフ・デュヴィヴィエ氏が監修を務めた。フランスを中心に国内外の美術館、ならびに個人所蔵作品から油彩を中心に、素描や版画など、自然や樹木に対する画家たちの想いが込められた作品約110点を展示しています。バルビゾン派、印象派周辺の「樹」「木」モチーフ作品を集めた展示です。

神々や人間の姿を描いた歴史画が絵画の頂点とされていた時代、自然を描いた風景画の地位は低く、風景はあくまで背景として描かれることがほとんどでした。やがて19世紀になり近代化が進むと、レジャーの発展に伴う田園生活への憧れから、徐々に風景画を描く画家が登場するようになります。バルビゾン派を代表する画家、シャルル・フランソワ・ドービニーは、風景画家だった父から絵の手ほどきを受け、アトリエ船「ボタン号」でセーヌ河やオワーズ河流域の水辺の風景を好んで描きました。

自然を前にしてスケッチを描き、最終的な仕上げは屋内のアトリエで行っていたバルビゾン派に対し、刻々と変化する自然の形態を両面に留めるため、屋外で作品を仕上げるようになったのが印象派の画家たち。
バルビゾン派に多大な影響を受けたカミーユ・ピサロは、「マトゥランの丘にて、ポントワーズ」において、パリ近郊の穏やかな田園風景やそこで働く農民の姿を、明るく透明感のある色彩と軽やかなタッチで描きました。
19世紀後半から20世紀に入ると、樹木は場所や種を特定し、自然の光や動きを示唆するものではなく、描かれた形態や色彩、タッチを自律的にとらえるためのモチーフとなります。

ロマン派からバルビゾン派、印象派、新印象派、ポスト印象派、象徴派、フォーヴまで、フランス近代風景画が展開する過程において“樹木”というモチーフがどのような役割を果たしてきたのかがたどれるこの展覧会。
カミーユ・コローやギュスターヴ・カイユボット、クロード・モネ、そしてモーリス・ドニにアンリ・マティス、フェリックス・ヴァロットン。その他初めて知った画家の絵がたくさんありました。そのためか、各作品や画家に対しての説明書きが多めに掲載され、どんな人が描いたのがわかるので参考になりました。


構成は以下の通り。
•第1章:戸外制作の画家たち
•第2章:印象派の画家たちと同時代の風景画
•第3章:ポスト印象主義と20世紀前衛芸術への試み
ロベール・アントワーヌ・パンション「道、雪の効果」1905年
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クロード・モネ「ヴェトゥイユの河岸からの眺め、ラヴァクール《夕暮れの効果》」 1880年頃
夕方の光をピンクとオレンジで表現。
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カミーユ・コロー「エトルタ近くの風景」
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カミーユ・コロー「マトゥランの丘にて、ポントワーズ]
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ギュスターヴ・カイユボット「セーヌ河岸、プティ・ジュヌヴィリエ」1870年頃
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フェリックス・ヴァロットン「オンフルールの眺め、朝」1912年
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シャルル=フランソワ・ドービニー ヴァルモンドワの下草
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ジュール・バスティアン=ルパージュ ダンヴィエの村
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エミール・イーゼンバール ルシエの泉
エミリオ・ボッジオ 開花  ベネズエラの画家。桜でしょうか?なども良かったです。


静かな空間で鑑賞しているとだんだんと森の中の小道を歩いているような、そんな気分にさせられました。外はまさに新緑がきらめいていて街路樹も緑が眩しい季節。作品群観ていると森のざわめき、水音が聞こえてきそうな気分にもなります。まさにこの季節に観るべき美術展ですね。
バルビゾン派と印象派の風景画が好きな方には特にオススメです。

【開催概要】
フランスの風景『樹をめぐる物語』-コローからモネ、ピサロ、マティスまで-
会期:2016年4月16日(土)〜6月26日(日)
※月曜休館
会場:東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館
住所:東京都新宿区西新宿1-26-1 損保ジャパン日本興亜ビル42F
開館時間:10:00〜18:00
※金曜は20:00まで。入館は閉館30分前まで。
posted by はまやん at 06:13| アート

2016年05月07日

頴川美術館の名品@渋谷区立松濤美術館

頴川(えがわ)美術館は、江戸時代から廻船業、山林業をいとなみ、長崎や上方文化の発展に寄与した大阪の商家頴川家の四代目頴川徳助(1899−1976)が設立しました。頴川徳助は家業を継ぐ中で歴代家蔵の美術品を通して審美眼を養いましたが、伝来の名品は戦災により灰燼に帰してしまいました。戦後、家業の復興に尽力するかたわら、美術品の収集に努め、美術品は本来個人に属すべきものではないとして、1973年に兵庫県西宮市に美術館を開館しました。
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長次郎赤楽茶碗の代表作で松平不昧所持の中興名物として知られる名碗「無一物」(重要文化財)、織田信長所持で本能寺の変の災からからくも逃れたと伝えられる大名物肩衝茶入「勢高(せいたか) 」(重要美術品)などの茶道具の名品、そして、近世後期の文人趣味の元で流行した煎茶具や文房具、さらに、伝 能阿弥筆「三保松原図」(重要文化財)をはじめとする室町絵画、池大雅・円山応挙・谷文晁などの近世絵画の収集で知られています。
室町期のやまと絵、水墨画・漢画から江戸期の南画、写生画、そして近代絵画まで、日本美術史を概観しつつ数々の逸品を静かな展示室でじっくり堪能できて、前期後期通してたいへん素晴らしかった。後期は南画と写生画が充実。

江戸期までの絵画は地下の展示室一室にまとめられ、一点一点を落ち着いて観賞できます。

後期展示は、色がきれいな阿弥陀曼荼羅図(12世紀:平安〜鎌倉期)や、室町期の塩田の様子がわかる山王霊験記(15世紀:室町期)、光琳の款のある、川面の波の表現が見事な2双屏風の群鶴図(18世紀:江戸期)、池大雅による理想郷のような3福の松竹梅図(18世紀:江戸期)など、見ごたえのある作品が並びます。
光琳の業平東下り図 も佳作です。
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雨中桜五匹猿図 森狙仙筆 江戸時代 18-19世紀
猿のふわふわな毛が丁寧に描かれていて、見入ってしまった。
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近代絵画も速水御舟、竹内栖鳳、小林古径の三者三様の美しさ。御舟の小春日の猫の毛並みと古径の梅の立体感に感動。

また工芸も長次郎の赤楽茶碗「無一物」や織田信長や古田織部が所有していた茶入「勢高肩衝」など見ごたえがあります。
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★その他お気に入り★
望月・須磨・明石図 狩野養信 江戸時代 19世紀 紙本着色
商山四皓・蓮に白鷺・岩上の鵜図 中林竹洞 嘉永元年(1848) 紙本墨画
柳桃黄鳥図 山本梅逸 天保8年(1837) 絹本着色 山本梅逸 の作品はすべて良かった。
秋景山水図 春木南溟 明治3年(1870) 絹本着色
桜・雪牡丹図 岡本秋暉 安政4年(1857) 絹本着色
人物図呉春 柴田義董江戸時代 19世紀 絖本着色


会期:2016年4月5日(火)〜5月15日(日)
開館時間:午前10時〜午後6時(入館は5時30分まで)
※金曜日は午後7時閉館
休館日:4月11日(月)、18日(月)、25日(月)、5月9日(月)
会場:渋谷区立松濤美術館

2016年05月05日

「ねこづくし」 横浜そごう美術館

猫の浮世絵が140点集結!「あそぶ浮世絵 ねこづくし」そごう美術館にて開催中です。
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2016年4月2日(土)から開催中の「あそぶ浮世絵 ねこづくし」には、日本でも指折りの浮世絵コレクション「平木浮世絵財団」の所蔵品の中から、猫が登場する作品が約140点展示されています。それも歌川国芳、歌川広重、月岡芳年らが手掛けた名品も含む、貴重なものばかり。かわいい猫から、ユーモラスな猫まで、まさに猫づくしの企画です。
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もともと、猫は浮世絵に女性にじゃれる脇役やペットとして描かれていましたが、歌川国芳の猫を擬人化した作品が一躍人気となり、主役のモチーフとして親しまれるようになりました。

擬人化された猫たちは着物を付け、人のような生活していて、当時はその姿に自分たちの日常を重ねて楽しんでいました。幕末から明治時代にかけては、今でいう絵本のような児童向けの浮世絵、おもちゃ絵にも猫たちは登場していたんだそう。新板ねこづくしのシリーズでは、猫を通して、江戸や明治の人々の暮らしが見えて面白かったです。

猫は、平安時代から貴族にペットとしてかわいがられていましたが、江戸時代には庶民にも広く飼われるようになりました。歌川国芳もは大の愛猫家で有名ですが、猫が愛される様子は、今も昔も変わりませんね。

思わず笑える作品もたくさんです。家族で猫たちの浮世絵に、癒されてみてはいかがでしょうか?

猫と浮世絵、どちらも楽しめるこの機会をお見逃しなく!

歌川国貞≪誂染美女の新形 猫と美人≫
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歌川広重≪にゃん喰渡り≫
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■あそぶ浮世絵 ねこづくし
会期:2016年4月2日(土)〜5月8日(日)会期中無休
開館時間:午前10時〜午後8時
会場:そごう美術館(横浜市西区高島2-18-1 そごう横浜店6階)
料金:大人1000円、大学・高校生800円、中学生以下無料
posted by はまやん at 09:40| アート

2016年05月04日

みどりの日  無料施設公開にて

さて、ゴールデンウィークの5月4日みどりの日、5月5日こどもの日は、全国各地の動物園・公園・水族館、美術館などが無料開放をしたり、子どもの入園料が無料になったりするところがたくさんあります!

都内で5月4日(みどりの日)に入場無料になる施設は次の通りです。
上野動物園
多摩動物公園
井の頭自然文化園
葛西臨海水族園
神代植物公園
夢の島熱帯植物館
新宿御苑
旧岩崎邸庭園
旧芝離宮恩賜庭園
旧古河庭園
清澄庭園
小石川後楽園
殿ヶ谷戸庭園
浜離宮恩賜庭園
向島百花園
六義園

東京都建設局HPより
http://www.kensetsu.metro.tokyo.jp/jigyo/park/kouenannai/muryounyuuen.html

今日は旧岩崎邸庭園、小石川後楽園に行ってきました。
旧岩崎邸庭園洋館から。サイトより「洋館は、ジョサイア・コンドルの設計により、1896年(明治29)年に完成した。17世紀の英国ジャコビアン様式の見事な装飾が随所に見られ、イギリス・ルネサンス様式やイスラーム風のモティーフなどが採り入れられている 和館は、書院造りを基調にしている。完成当時は建坪550坪に及び、洋館を遥かにしのぐ規模を誇っていた。現在は、洋館同様冠婚葬祭などに使われた大広間の1棟だけが残っている。施行は大工棟粱として、政財界の大立者たちの屋敷を数多く手がけた大河喜十郎と伝えられている。 床の間や襖には、橋本雅邦が下絵を描いたと伝えられる日本画など障壁画が残っている。」
杉戸絵にも注目!
ホテルカリフォルニアのジャケットのような洋館
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小石川後楽園
サイトより「江戸時代初期、寛永6年(1629年)に水戸徳川家の祖である頼房が、江戸の中屋敷(後に上屋敷となる。)の庭として造ったもので、二代藩主の光圀の代に 完成した庭園です。光圀は作庭に際し、明の儒学者である朱舜水の意見をとり入れ、中国の教え「(士はまさに)天下の憂いに先だって憂い、天下の楽しみに後 れて楽しむ」から「後楽園」と名づけられました。
庭園は池を中心にした「回遊式築山泉水庭園」になっており、随所に中国の名所の名前をつけた景観を配し、中国趣味豊かなものになっています。また、当園の特徴として各地の景勝を模した湖・山・川・田園などの景観が巧みに表現されています。」

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とても広くて全部は回れませんでした。今度は隣接の涵徳亭で食事もしてみたいなと思います。
posted by はまやん at 17:16| 旅行
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